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Match Review

  • 2/25 福岡戦

上門知樹にゴラッソも、勝利には結びつかず。終盤の失点で今季初の敗戦を喫する

■試合データ(スタッツ/試合レポート)
https://www.cerezo.jp/matches/result/2023022504/

今季初のアウェイゲームとなった今節。セレッソ大阪は、今季初勝利を目指し、アビスパ福岡との明治安田生命J1リーグ第2節に臨んだ。先発は、開幕戦から2人変更。上門知樹が2トップの一角に、舩木翔が左サイドバックに入った。



序盤、ボールを握ったのはセレッソ。8分、原川力のパスを上門が落とし、為田大貴がファーストシュートを放つと、23分にはビッグチャンス。西尾隆矢の縦パスをスイッチに為田が起点となり、舩木のパスに抜け出した上門が相手DFをかわして左足でシュートも、かつてセレッソでもプレーしたGK永石拓海に止められた。その直後にも左サイドからチャンス。舩木のパスから左サイドの奥を取った原川のクロスにレオ セアラが飛び込んだが、シュート直前、DFにクリアされた。


その後は次第にビルドアップが停滞し、試合のペースは福岡に。38分には、左サイドを崩されて決定的なピンチも招いたが、相手のシュートが枠を外れて事なきを得た。すると40分、セレッソに決定機。為田を起点に最後は舩木のクロスにレオ セアラがヘディングで合わせたが、ネットを揺らすことはできなかった。


選手交代も含め、さらにギアを上げていきたい後半だったが、開始早々、自陣でのビルドアップのミスを突かれて失点。一瞬、イヤな空気が流れたが、セレッソもすぐさま反撃に出る。53分、レオ セアラが自ら持ち運んで強烈なシュートを放つと、1分後には、奥埜博亮がポスト直撃のシュート。勢いそのままに、59分、同点に追い付く。開幕戦に続きこの試合でも右サイドバックで先発した毎熊晟矢がドリブルで中へ入り、中央の上門へラストパス。上門が相手DFをうまくかわして左足での強烈なシュートを放つと、これが見事ゴール左上に突き刺さった。


ここからセレッソの攻撃はさらに活性化。開幕戦と同様、鈴木徳真、香川真司が投入されて以降の時間帯は中盤でも試合を支配。77分には、香川を起点に右サイドでパスをつなぐと、最後は毎熊のクロスに再び香川が入り、ワントラップから巧みなシュート。決定機に近い形だったが、惜しくもGKの好守に防がれた。失点後は、カウンターから何度かゴールを脅かされながらもしのいでいた守備陣だが、88分、クロスから失点。試合後、「自分たちのいい流れの時間帯に失点したことは残念」と小菊昭雄監督と香川が声を揃えたように、試合展開としては逆転に持ち込めそうな流れだっただけに、悔いの残る失点となった。


このまま試合は終了。今季初勝利を目指して臨んだ一戦だったが、逆に今季初の敗戦を喫する結果に終わった。ビルドアップを含め、少し立ち位置の課題も目立った前半だが、開幕戦と同様、後半に立て直して試合の流れを掴んだことは収穫。現在は“生みの苦しみ”の過程を踏んでいるが、開幕戦、そして今節と得た収穫と課題を精査し、次節こそ勝点3につなげていきたい。

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