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Match Preview

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≪今季の目標達成へ向けて「必勝」の一戦。ホームで敗れた借りを敵地で返したい≫

10月の初戦となった前節の湘南ベルマーレ戦から中6日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、柏レイソルとの明治安田生命J1リーグ第32節に挑む。両チームの勝点差は3。上位に位置するセレッソとしては、目下のライバルを叩き、目標の3位以内へ向け、前進したい一戦となる。

直近の公式戦は3勝3分と負けなしが続いているセレッソだが、直近のリーグ戦では2試合連続で引き分け。3位のサンフレッチェ広島より消化試合は1試合少ないが、ACL出場圏内と勝点差が5に開く結果となった。リーグ戦での目標達成へ向け、今節は正念場の一戦だ。「我々は『勝点60以上』『再びアジアへ』という目標を掲げて今シーズンをスタートしました。その目標を達成するためには、明日は必ず勝たないといけない試合です」と小菊昭雄監督も今節の重要性を話す。柏には、ホームでの対戦時は0-1で敗れた。押し込みながらも1点が遠く、カウンター1発に沈んだだけに、「ダブルを食らわないように、今回は勝ちたい」と古巣戦となる山中亮輔も力強い決意を述べた。

柏は現在、リーグ戦で7試合未勝利だが、前節は8試合ぶりに無失点を達成。主力選手が戻ったことで、守備での安定感が増した。前節、湘南の5バックをこじ開けることに苦労したセレッソとしては、今節も守備時は5枚で並ぶ柏の守備をどう崩すか。前節からの修正が求められる。また、柏の前線には、ドウグラス、細谷真大ら強力な選手が並ぶ。カウンターにも迫力があり、中盤で不用意な失い方をすれば、一気にゴール前まで運ばれる危険はあるだけに、ゲームコントロールという部分も重要になる。また、システムのかみ合わせとしてはミスマッチになるサイドの攻防も、今節のポイント。まずは主導権を握ることを目指しながら、守備でのスライドも丹念に行い、相手のサイド攻撃に対処していきたい。人に対して強い守備も柏の特長なだけに、球際の攻防で負けないことも勝利には欠かせない。

今季も残すはリーグ戦の4試合とJリーグYBCルヴァンカップ決勝のみとなり、シーズンも大詰めを迎えている。ここからは、一戦一戦が今季の成果に直結する重要な試合の連続だ。「ここまで80点、90点のシーズンは送れています。ただ、それで終わるのではなく、100点満点で終わりたい。そのために、目標達成に向かって最後まで全員でシーズンを駆け抜けたい」と小菊監督。リーグ戦の目標達成へ向けても、そして、ルヴァンカップ決勝へ続く道と考えても、極めて重要な今節。チーム一丸で戦い抜き、大きな一勝を掴み取りたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:順位の近い柏レイソルとの今節。試合に向かう意気込みについて
「我々は『勝点60以上』『再びアジアへ』という目標を掲げて今シーズンをスタートしました。その目標を達成するためには、明日は必ず勝たないといけない試合です。相手もアジアに向けて負けられない試合だと思いますので、非常にタフな好ゲームになると思います」

Q:改めて、柏の強みと、試合のポイントについて
「柏は強度の高いディフェンスを武器に、前線も個の力、グループと、少人数でもゴールを奪い切る力があります。堅守速攻の特長が強いチームだと思います。1人、2人でもゴールを取れる選手が前線にはいますので、我々としては、ボールを握りながら、いかにファイナルゾーンでシュートまでいけるか(が大事)。奪われ方が悪いと、一気に失点というシーンにもなりかねません。安定して運びながらも、いかにゴールを奪うか。そういったところは今週、しっかりと共有できましたので、チーム全員でのゲームコントロールも、明日は重要なポイントになると思っています」

Q:ここから残りの試合、清武選手の起用法について
「大きなケガから復帰して、コンディションが100%に上がり切っていない中でも、本人もモチベーション高く、日々のトレーニングにも取り組んでくれています。我々にとってはスペシャルな選手ですので、コンディションを100%に戻すことは、彼とも共有しながら取り組んでいます。今はコンディションも良くなってきて、先発から使える状況にありますので、まず明日、先発からいけるところまで。そして、その時間を伸ばしていく。残りのラストスパート、彼が100%に戻ることによって、我々の目標にも一気に近づくと思いますので、そういった思いは共有していきたいと思います」

Q:清武選手には彼の良さがあ��中で、チームとしてのやり方が変わる部分も出てくる?
「キヨが持つスペシャルな部分は、攻撃のところ、ゲームコントロールのところ、そのあたりは彼の素晴らしい特長の一つだと思っています。彼の良さを生かしながら、チームをさらにレベルアップさせていきたい。もちろん、守備のところも含めて、今週はチーム全体で確認してきました。明日、彼が入った中で、新たなセレッソの色もお見せできると思いますので、私も大きな期待を寄せています」

Q:ボランチについて
「奥埜が少しケガをした中で、今週も素晴らしい競争がありました。若手の喜田やネルソンは、セレッソの将来を担わないといけない選手です。新たな力がチームに加わることによって、チーム力はさらに高くなると思いますので、新しい力にも大きな期待を寄せています」

■山中亮輔

Q:リーグ戦では「3位以内」という目標に向かって戦ってきた今シーズン。一戦必勝の試合が続く残りのリーグ戦に懸ける思いは?
「ACLにつながる試合が続きます。広島さんが天皇杯で決勝に行きましたので、リーグ戦の立ち位置としては、4位も現実的に考えないといけない。チームの目標として、ACL出場権獲得と勝点60を目標にしてやってきました。残り4試合、全部勝たないと60には到達できないので、そこは意識してやっていきたいです」

Q:何度も戦ってきた古巣戦ですが、セレッソの選手としては初めて柏のホームで戦います。やはり日立台は特別な思いがありますか?
「そうですね。ピッチと観客席の距離も近いので、ダイレクトに応援も伝わりますし、素晴らしいスタジアムなので、非常に楽しみにしています。僕にとっては、僕を育ててくれたクラブ。なかなか活躍することはできなかったですが、成長した姿を見せたいと思っています。いいプレーを見せて、セレッソの勝利に貢献できればいいなと思います」

Q:柏は、攻撃時は両ウィングバックが高い位置で幅を取る。サイドの攻防について
「(柏は攻撃時には)前が5枚並ぶので、(セレッソの後ろ)4枚でのスライドは大変な作業にはなりますが、まずはどっちがボールを握るかも大事になってくる。ウチとしては、握りながら攻めたい。主導権の握り合いはポイントだと思うので、その部分は大事にしたいです」

Q:こちらがボールを握れば、サイドバックがフリーになりやすく、相手のプレッシャーもかかりにくい?
「そうですね。サイドバックが(ビルドアップの)出口になると思います。相手が[5-3-2]なのか[5-4-1]なのかでも、変わってきます。どの選手が僕にジャンプ(プレス)してくるのか見極めながら、立ち位置も取りたいと思います」

Q:柏はリーグ戦7試合勝利がない状況ですが、そうした相手の状況は、試合に臨む上で気になりますか?
「柏もACLの出場を狙っていると思いますし、順位が近いチーム同士の試合なので、特に相手が勝てていないことは意識せず、僕たちは僕たちのやることをしっかり表現することが勝利につながると思います。ホームでは負けているので、ダブルを食らわないように、今回は勝ちたいと思います」

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