Match Preview

≪リーグ戦ラスト5試合の初戦。「声出し応援適応試合」にて、スタジアム全体で勝利を目指す≫

9月の7連戦ラスト、敵地で迎えた浦和レッズとのJリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第2戦に4-0で勝利し、2年連続でルヴァンカップ決勝進出を決めたセレッソ大阪。その興奮も冷めやらぬ中、再びリーグ戦に舞台を移し、ここからラスト5試合に挑む。その初戦となる今節の湘南ベルマーレ戦は、今季の目標である「勝点60、3位以内」へ向け、勝利のみが求められる一戦だ。

浦和戦後、チームはオフを挟み、練習を再開させた。7連戦を戦い抜いた選手たちの中には、蓄積された疲労が残っている選手もいただろう。ただし、「ファイナルの舞台に立つ」という新たな目標も生まれたことで、チーム全体に活気が漲り、新たな競争も生まれている。「ルヴァンカップのファイナル進出を決めたことによって、さらに、どのポジションでも競争が激しくなり、いい雰囲気でやれています」と小菊昭雄監督もチームの様子を伝える。オーストラリア代表からアダム タガート、U-21日本代表から西尾隆矢も戻り、ここから再びチーム一丸となり、今季の目標に向かってラストスパートをかける。

「ここまで一つ一つ積み上げてきて、集大成の時期にきました。内容、結果、両方にこだわって戦いたい」と指揮官もシーズン最後の1ヶ月に懸ける思いを力強く話す。

リーグ戦ラスト5試合の初戦、湘南には、今季はカップ戦も含めて3戦3勝と結果を残している。ただし、最初の2試合はいずれも競った展開であり、勝敗は紙一重な部分も大きかった。「攻守にバランスの取れた、規律の取れた、強いチーム」(小菊監督)「サボる選手がいなくて、球際も厳しいチーム」(毎熊晟矢)である相手に対し、まずはハードワークする部分で負けないことが重要だ。その上で、攻撃ではしっかりボールを動かし、得点を奪い、守備では中を堅く閉じて、無失点を目指していきたい。「ACL圏内に入るという目標は1年間ブレずにやっていますが、1戦1戦、目の前の相手としっかり戦うことも、チームの方向性でもあるので、明日の試合に勝ちたい」と毎熊。内容に加えて結果にも強くこだわり、今季の集大成となる10月の戦いをスタートさせたい。

今シーズン、残すところヨドコウ桜スタジアムでの試合は今節も含めてあと2試合。2試合とも「声出し応援適用試合」として開催される。「残りリーグ戦5試合と、ルヴァンカップのファイナル。しびれる試合が続きます。その中で、選手もチームも成長する大切な時間だと思いますので、1試合、1試合を大切にしていきたい」と小菊監督。そのスタートとなる今節。チーム、選手、そしてサポーターが一体となった素晴らしい空間の中で、試合後に全員で勝利の喜びを分かち合いたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:舞台が再びリーグ戦に移ります。改めて、残りのリーグ戦に懸ける思いについて
「ルヴァンカップのファイナルは少し先の話になります。そこは一旦、置いておいて、ACLが懸かった大一番が続きます。ラスト5試合、その目標に向けて、チーム一丸となって戦い抜きたいと思っています。明日はとにかく勝ちたいゲームです」

Q:チームの様子について。9月の7連戦を戦った選手の中には蓄積疲労がある選手がいるかも知れません。その一方で、決勝に進出したことで、新たな目標も生まれ、チーム全体のメンタル面はいいと思います。そのあたりのバランス、今週の様子はいかがでしたか?
「確かに連戦が続いて、選手たちにも若干、疲労の色も見えていましたが、今週の練習の強度はうまく調整できました。久しぶりに1週間、しっかりと準備ができました。何より、ルヴァンカップのファイナル進出を決めたことによって、さらに、どのポジションでも競争が激しくなり、いい雰囲気でやれています。明日の試合に向けてもいい準備ができましたので、内容が伴った勝利を収めて、リーグ戦をいい形でスタートしたいと思います」

Q:代表での活動から戻ってきたアダム タガート選手と西尾隆矢選手の状態について
「タギは、戻ってきて少し時間の余裕もあったので、しっかりと練習することができました。コンディションも全く問題ない状況です。代表とチームと、いいコンディションの中で、いいパフォーマンスも発揮しているので、メンタル的にも充実した様子です。西尾については、最近、帰ってきたばかりなので、昨日は時差調整も含めたコンディション調整をして、今日の全体練習には、元気に参加することができました」

Q:湘南ベルマーレの印象について
「今シーズン、3試合を戦った相手ですが、素晴らしいチームで、どの試合もどちらに結果が転んでもおかしくない内容でした。攻守にバランスの取れた、規律の取れた、強いチームだと思っています」

Q:3勝しているからこそ、注意したい点はありますか?
「3勝はしているのですが、私自身もそうですし、何よりも選手が湘南の強さは一番理解しています。その中で、湘南のストロングを消しながら、我々の良さを出していく準備もできました。明日は、ホームで内容が伴った勝利ができるように頑張りたいです」

Q:やはり、内容の伴った勝利を残りのリーグ戦で見せていきたい?
「そうですね。ここまで一つ一つ積み上げてきて、集大成のラストスパートの時期にきました。内容、結果、両方にこだわってやっていきたいと思っています」

Q:毎熊晟矢選手の成長について
「オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールともクオリティーの高い選手です。何よりもチームのために自己犠牲できて、攻守に、チームの柱の一人だと思っています。まだまだこれから色んな経験を積んで、成長していく選手だと思っています」

Q:得点にも近づいている?
「そうですね。常にチャンスを察知する能力がありますし、逆に守備のところで危ないスペースを危機管理できることも彼の良さだと思っています」

Q:毎熊選手本人は「数ヶ月、悩んでいた」ようですが、監督から言葉をもらって、自身の良さを再確認し、吹っ切れたと。悩んでいた時期の毎熊選手の様子については?
「必ず通る道、越えなければいけない壁だと思いました。グッと成長する段階で、過去、どの選手も経験してきたことです。自分自身に対してさらに、『こういうこともやりたい』と思ったり、我々も(高いレベルを)要求します。その中で、必ず壁がくる時期はあり、私としては、自然なことだと思っていました。彼も真面目な選手ですので、一生懸命、攻守のタスクを全うしながら、さらに成長する。そのトライを重ねていました。時間の経過とともにその壁を超える選手だと思っていました。まさにいま、その壁を越えて、またグッと加速する時期に差し掛かっていると思っています」

Q:選手に声をかけるタイミング、見極めについて、心掛けていることは?
「タイミングは大事だと思っています。早すぎてもダメですし、一番いいタイミングはどのタイミングなのか。選手のキャラクターによっても変わりますし、悩んでいる問題によっては、繊細に関わっていかないといけない。スタッフとのコミュニケーションも大切にしながら、選手一人一人に対して愛情を持って見守る繊細な心配りは大切にしているつもりです。愛情を持って見守ることで、気付きもあります。ちょっとした発言、表情なども見逃さないように接しているつもりです。そのタイミングが間違っていたことも、今までにはありました。そういった失敗もしながら学んできた経験を生かしていけるように、努力しているつもりです」

Q:シーズンも最終盤に差し掛かってきました。ここまでのチームの成長と、今後に向けて
「素晴らしい成長が、チームとしても、選手個々としても、たくさん見て取れます。一番大事なことは、どのようにゴールに向かって突っ走って、走り抜けることができるか。ここが一番、大事です。残りリーグ戦5試合と、ルヴァンカップのファイナル。しびれる試合が続きます。その中で、選手もチームも成長する大切な時間だと思いますので、1試合、1試合、1日1日の練習を大切に、日常を大切に、そこはブレずにやっていきたいと思っています」

■毎熊晟矢

Q:9月の7連戦を戦い抜き、疲労が残っている選手もいたかも知れません。その一方で、ルヴァンカップの決勝に進出したことで、メンタル面は充実していると思います。今週のチームの様子はいかがでしたか?
「まず、決勝に進出できたことで、みんな安心した気持ちもあると思います。7連戦の最後の試合でもあったので、いい締め括りができたと思います。今週の立ち上げは、ちょっと疲労がある選手も多くいたと思いますが、雰囲気はいい雰囲気のまま、練習できました」

Q:リーグ戦では「勝点60」がチームの目標だと思います。残り5試合、個人としての目標やテーマはありますか?
「出る試合は、毎試合、得点に関わりたい思いは持っています。それはずっと変わりません。最近、結果という部分では出せていませんが、もっと自分自身に目を向けてやっていきたいと思います。でも、それ以外に自分に求められていることもあると思う。守備の面でもサボらずハードワークすること。そういった部分を最低限やりつつ、結果にもこだわってやっていきたいです」

Q:湘南には、今季は3戦して3勝しています。その分、相手の意気込みも強いと思います。J1残留に向けても強い覚悟で向かってくると思うが、明日の試合で大切になることは何だと考えていますか?
「3試合、ウチが勝っていますが、ただ、ウチも3連敗中の広島に対して、ルヴァンカップの決勝は絶対に勝ってやるという気持ちがあります。今回、相手はそのような思いで向かってくると思います。残留も懸かっているので、本当に強い気持ちで向かってくる。湘南さんは、サボる選手がいなくて、球際も厳しいチームだという印象があります。ただ、こっちも、ハードワークは監督からもずっと言われて大切にしてきた部分。そういうベースの部分でも負けたくないですし、残留争いをしているチームにしっかり勝ち切ることが、今後の自分たちにとっても大きいと思います。しっかり結果にもこだわって戦いたいです」

Q:加入1年目の今シーズン、ここまで自身のイメージ通りに進んできましたか?
「ポジション的なことも含め、イメージとは全然違う1年だったなと感じています(笑)」

Q:やはり、松田陸選手と右サイドバックを争うイメージでしたか?
「そうですね、はい」

Q:前のポジションでのプレーについて振り返ると?
「最初に出させていただいた時期は結果も残せて充実していたのですが、そこからだいぶ得点も遠ざかって、ここ数ヶ月は悩みながらプレーしていた時期もありました。最近の自分自身のプレーは、あまり充実していないのかなと思います」

Q:最近、自問自答していたことは、どんなこと?
「試合に出始めて、色んなことができるようになって、自分自身、もっと色んなことがやりたい、もっと上を目指したいという気持ちが強くて、色んなことにチャレンジした結果、空回りして、分からなくなっていた時期もありました。まずは自分ができることをやろうと思い始め、自分の強みであるハードワークを最低限やってから、そこからまた考えようと落ち着きました」

Q:悩んでいた時期を越えて、「自分のできることをやる」という答えに至った過程で、どなたかのアドバイスで見つめ直すきっかけになったこともありましたか?
「悩んでいた時期にうまくいかない理由を考えて、腑に落ちずにモヤモヤしていたんですけど、監督に呼ばれて、さっき自分が話したようなことを言っていただき、すごく腑に落ちる気がしました。『試合に出始めて、少しずつできるようになって、もっとやりたい、という選手を今までも見てきて、壁に当たっている選手も見てきたけど、お前の良さはある』と。自分だったら、精神力や、ゴール前に入っていくところなど、『そうした良さを出しながら、サッカーを楽しんでやってもいいんじゃないか』と言っていただき、そこから考えが変わった気がします」

Q:いつぐらいだったか覚えていますか?
「1ヶ月以上は前でした。そこから考えを変えてやり始めたんですけど、最初の内はガラッとは変わらず苦しい時期もあったのですが、最近ようやく、気持ちと体が整理されてきた印象はあります」

Q:監督から呼ばれて1対1で話す機会は、今シーズン何度かあったのですか?
「そうですね。出ていない時期も呼ばれて、『こういうところがいいから、もっと伸ばしていけ』と言っていただきました。見てくれているなと感じましたし、そういった監督との1対1の会話で、出られない時期も頑張れました。有難い時間をいただいています」

Q:再び得点にも近づいていると思うが?
「そうですね。最近は気持ちも整理されてきて、得点はできていないですが、あと一歩のシーンも増えています。ルヴァンカップ準決勝の第2戦でも、自分の得点ではないですが、先制点に関わることができて、気持ち的にも少し楽になりました」

Q:リーグ戦の残り5試合に向けて
「ACL圏内に入るという目標は1年間ブレずにやっていますが、1戦1戦、目の前の相手としっかり戦うことも、チームの方向性でもあるので、明日の試合に勝ちたいです」

≪湘南ベルマーレ戦特設サイト≫


2022明治安田生命J1リーグ 第31節 湘南ベルマーレ 1 - 1 2022明治安田生命J1リーグ 第31節