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Match Preview

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≪過密日程の中、総力が求められる一戦。全員の力で3連勝を達成し、上位を追撃したい≫

14日に行われた明治安田生命J1リーグ第26節・浦和レッズ戦から中2日。セレッソ大阪は、再び敵地に乗り込み、ジュビロ磐田とのJ1第30節に挑む。直近は連勝で4位に浮上したセレッソとしては、目標の勝点60以上へ、3連勝を果たしたい一戦だ。

直近はリーグ2連勝と好調。さらに、内容と結果が伴う勝利を続けたことで、チーム全体に自信は深まっている。特に守備の安定感は特筆に値する。浦和戦では、「守備でゲームをコントロールできた」と試合後に小菊昭雄監督も語ったが、ファーストディフェンダーから始まる11人全体の守備組織が機能。プレス、プレスバック、スライドと、縦、横ともに全員が規律を守ってサボらず動き、浦和に決定機を与えない完璧な守備を見せた。浦和戦の前のJ1第29節・サガン鳥栖戦でも、1失点こそ喫したが、リーグ屈指の攻撃力を誇る相手に対し、ほぼチャンスは与えない守備を披露。攻撃面でも、毎試合、決定機は作れており、ネットを揺らすことはできている。あとは追加点のチャンスでしっかり決め切ること。選手一人一人、さらに決定力は高めていきたい。特に今節は、J1残留へ向けて後がない磐田が相手。試合終盤まで諦めない姿勢で臨んでくることは明白であり、ホームでの対戦時も、2点リードから終盤に1点を返され、最後は苦しい展開の中、何とか勝ち切った試合になった。今節も同様に、セレッソとしては終盤までに2点差以上をつけることを目指していきたい。

ここ数試合の戦いを見ても分かるように、シーズン終盤、チームとしてやるべきことは浸透してきた。もっとも、今節に関しては、7連戦の5試合目、直近の浦和戦から中2日という日程を考えると、スタメンの顔ぶれは大きく変わることが予想される。「誰が出ても強度を落とさないことは意識しないといけないですし、外から見て、すごくいい内容が続いています。自分が出ても、いいパフォーマンスをして貢献したいですし、明日は出る選手で意思疎通をして、試合に入りたい」と西尾隆矢も話すように、今節は総合力が問われる試合であり、控えに回ることが多い選手にとってはチャンスでもある。この状況で勝利すれば、さらにチームの一体感は深まることは間違いない。チームの総力を���集させ、さらに上位を追撃する1勝をつかみ取りたい。

試合のシチュエーションとしては、J1第28節の北海道コンサドーレ札幌戦にも近い。現状、最下位の磐田は、ホームで何とか流れを変えるべく、勝利を目指して必死に向かってくるだろう。まずは、そうした相手の気迫に負けないことが重要になる。メンタル面で負けず、攻守において、積み重ねてきた力を発揮すれば、自ずと勝利は近づく。「明日も全員の力で勝点3を積み重ねて、勝って帰ってきたい」と小菊監督。今季3度目の3連勝を達成し、目標の3位以内へ、加速させていく一戦にしたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:直近の浦和戦から中2日ですが、今節へ向けて選手たちと共有したことは?
「まず、この2連勝は非常に大きな連勝でした。我々は、シーズンの始めに全員で目標を共有しました。勝点60、再びアジアの舞台に、そして、3つ目の星を刻む。そういった中で、ここから大事な、大事な試合が続きます。もちろん、連戦のことも考えて、チームマネジメントもしなければいけないですし、その中で明日は大一番のゲームです。全員で3連勝を飾り、目標に向かってやっていきたいです」

Q:ジュビロ磐田はJ1残留へ後がない状況。浦和戦とはまた違った難しさもある試合になると思うが、そうした試合で勝ち切るために大事なことは?
「おっしゃる通り、明日は難しい試合になると予想しています。相手は前回の敗戦を受けて、崖っぷちの状況だと思いますし、ホームでもう一度、チームとして団結して我々に向かってくることは当然、予想されます。私たちは、連戦が続き、疲弊している選手もいる中で、どのように戦っていくのか。しっかりと、この連勝中にできていることを、誰が出ても継続すること。それが非常に大事なポイントになると思います」

Q:再び3位以内が見えてきたが、目標については、節目、節目で選手たちとも共有されている?
「目標の共有は、タイミングを見ながら常に選手たちともしてきました。その目標に向かってこの1年、キャンプからやり続け、全員で勝点を積み上げてきました。目標達成へ向けては、全員が強い思いで普段からやってくれています。明日も全員の力で勝点3を積み重ねて、勝っ���帰ってきたいです」

Q:総力戦で勝つために、出場機会が少ない選手たちの意識も高くなっていると思うが、ここ数日の練習では、どのように感じられた?
「この連戦がスケジュールとして出ている以上、選手たちは当然、どこかのタイミングでチャンスがあるのではないかと、しっかりと準備してくれています。誰が出ても、攻守に同じサッカーができるように、キャンプから積み上げてきた自負もあります。ケガのリスク管理もしなければいけないですし、次のルヴァンカップ準決勝のことも考えながら、私自身、明日は全員の力をマネジメントして、勝てるようにやっていきたいです」

Q:昨日はA代表も発表され、瀬古歩夢選手が選出されました。W杯の前に選出されたことも意味のあることだと思うが、監督としても喜ばしい?
「はい。この夏も、シーズンオフに帰ってきて、一緒にトレーニングにも参加してくれました。色んな会話をする中で、プレーヤーとしてだけではなく、人としての成長も大きく感じました。その中で、パフォーマンスも安定して、堂々とプレーしている姿を見て、『代表にならないといけない選手』だと、常々、私も彼には伝えてきました。この大事なタイミングで選ばれたことは、我々セレッソファミリーとしても嬉しいことです。攻守に、アカデミー出身の(南野)拓実と歩夢が日本を引っ張る選手になって活躍してくれることを、私自身も非常に楽しみにしています」

■西尾隆矢

Q:逆転負けが続く試合もあったが、直近は連勝です。チームとしては再び上向きですか?
「逆転された試合も、内容としてはいい内容が多かった。あとはゲームコントロール、試合の締め方を、全員でもう一度、意思疎通を図って取り組めたからこそ、最近は勝ち切れていると思います。雰囲気もいいので、明日もしっかり勝ちたいです」

Q:鳥栖戦も浦和戦も守備が素晴らしかった。かなりチームに浸透していることが伺えます。
「そうですね。監督もずっと言っていますが、『いい守備をすれば、いい攻撃につながる』と。それを全員が理解している中で、前線の選手も強度を高く守備してくれているからこそ、後ろが準備できます。チーム全員がいいパフォーマンスをできている証拠だと思います」

Q:少し出場機会からは遠ざかっているが、自身のコンディション、メンタル���ど状態は?
「僕自身は、ケガして復帰して、コンディションも上がっています。試合に出られていないからメンタルが落ちる、ということもないです。いつも言っていますが、ヨニッチも鳥くん(鳥海晃司)もいい選手なので、競争ができる環境にいることはありがたい。それは自分の成長にもつながります。日々、しっかり練習から取り組んで、自分の力を付けていければいいと思ってやっています」

Q:明日の磐田戦は、7連戦の5試合目。総力戦になると思うが、試合へ向けた意気込みについて
「最近はまた、いい流れになってきています。勝点3を積み重ねることで、リーグの順位も上がっていきますし、この後はルヴァンカップ準決勝もある。明日も勝って、ルヴァンカップ準決勝につなげていきたいと思います」

Q:目標の3位以内も射程距離ですが、そこへ向けたモチベーションはチーム全体としても高い?
「そうですね。僕自身も、その目標に向けた想いは強いですし、一つでも上の順位で終わりたい。それは選手全員が思っていることなので、だからこそ、最近はいいパフォーマンスが続いていると思います」

Q:ここ数試合、ベンチから試合を見て、どのような学びを得ていますか?
「今はいい流れですし、守備の強度も高まっています。誰が出ても、その強度を落とさないことは意識しないといけないですし、外から見て、すごくいい内容が続いています。自分が出ても、いいパフォーマンスをして貢献したいですし、明日は出る選手で意思疎通をして、試合に入りたいと思います」

Q:昨日はA代表の発表があり、瀬古歩夢選手が選ばれました。今後、A代表を目指す西尾選手にとっても、いい刺激になる選出だったのでは?
「アユムの選出は、素直に嬉しかったです。僕自身も、そこに追いついていかないといけない気持ちに改めてなりました。まだまだアユムに追い付いていない状況なので、学ぶところは学んで、吸収するところは吸収して、追い付いていけるように頑張っていきたいです」

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