「セレッソ大阪堺レディース WEリーグ参入記者会見」レポート

2022年9月15日(木)にセレッソ大阪堺レディース WEリーグ参入記者会見が行われました。


■山田耕一郎代表理事
今までセレッソ大阪堺レディースを支えて頂きましたパートナー企業様、サポーターの皆様、サッカー協会の皆様、保護者の皆様、温かく、多大なるお力添えを頂きありがとうございます。昨日、WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)への入会が決定致しました。
ここから、大阪市、堺市のホームタウン、地域の皆様、パートナー企業の皆様、サポーターの皆様と協力し、女子プロサッカー選手として新しい職業の確立とともに、お力添えを頂きます皆様に、ワクワクするサッカーをお届けして参ります。引き続き、ご支援、お力添えを頂きますよう、よろしくお願い致します。

セレッソ大阪堺レディースは、WEリーグ発足1年目の参入を、登録選手の大半が学生であること、組織体制が構築されていなかったことにより、参入申請を見送ることに致しました。しかし、当時、主力で活躍してくれていた10名の選手が、より高いレベルで成長できる環境を求めて、海外、もしくはWEリーグのクラブへ移籍してしまいました。
移籍した選手が、東京2020オリンピック競技大会で、なでしこジャパンのメンバーとして3名選出されたこと、また、移籍したWEリーグでの活躍は、誇らしく、嬉しく感じていました。その反面、昨年、2021年シーズン当初は、セレッソ大阪堺レディースが若い選手を主体としたチーム編成になることで、正直、不安の中でスタートしました。しかし、選手たちは大きく成長、躍進し、2021プレナスなでしこリーグ1部で3位、皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会でベスト4の結果を残すことができました。
2022プレナスなでしこリーグ1部でも、現在、上位争いをしております。

このような経験をし、また、WEリーグ参入に対する環境が整い、セレッソ大阪として、微力ながら女子サッカー界を盛り上げ、WEリーグの理念である「夢や生き方への多様性に溢れ、一人一人が輝く社会の実現、発展に貢献」を一緒に実現すべく、2023-24シーズンからの参入を目指すことと致しました。
セレッソ大阪は、男女ともにプロリーグに属するチームになり、大阪のシンボルとして、アジア、世界に咲き誇るクラブになっていくことはもちろん、WEリーグが目指す、女性活躍社会をけん引すべく、サッカーを通して表現していきたいと考えております。
今後とも、ご支援、ご指導をよろしくお願い致します。


■一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ レディース事業部長 佐伯 真道
昨年の10月に、プロ化推進室長に就任して以来、多くの方々にご協力を頂き、昨日、セレッソ大阪堺レディースのWEリーグ加盟が決定したことを非常に喜んでおります。
今後は、WEリーグ、他クラブと連係して、女子サッカーを盛り上げていきたいと思っております。今後の体制につきましては、選手、スタッフ、フロントともに、現状をベースにして、プロ化に対応できる人材を内外から募集させて頂き、WEリーグが掲げております、女性活躍社会をけん引できる組織の構築を進めていきたいと考えています。

女子チームのビジョン、ミッション、WEリーグ参入意義ですが、ビジョン、ミッションに関しては、セレッソ大阪グループの一員として、男子トップチームと共通のものになります。また、今回の参入意義に関しては、4つあります。
1つは、女性活躍社会のけん引。
2つめは、大阪に女性プロスポーツを根付かせる。
3つめは、セレッソから世界に羽ばたく選手を継続して輩出する。
4つめが、選手の夢の実現。
4つめについては、現状の選手だけではなく、レディースを立ち上げてから12年、多くの方々にレディース事業に関わって頂きました。多くの苦労、問題もあったかと思いますが、素晴らしいチームを作ってくれています。その方々の想いに応えるべく、参入3年後の、2025-26シーズンの優勝を掲げて活動していきたいと思っております。
現状は、育成組織の選手のみの構成となっておりますが、引き続き、推進していきたいと思っております。そのためには、さらなる育成組織の充実が課題になりますが、若い世代も着実に育っております。今後も育成活動を継続していきたいと考えております。今後とも、色々な問題、ハードルがあると思いますが、WEリーグの理念をしっかりと踏襲しつつ、セレッソ大阪堺レディース独自の、育成をキーワードにして、WEリーグを席巻していきたいと考えております。


■筒井 梨香選手
キャプテンの筒井梨香です。率直な感想としては、私自身、セレッソに入団して今年で11年目ということで、ずっとセレッソでサッカーをしてきて、そのチームでプロになれることを嬉しく思っています。意気込みとしては、リーグが始まるまで1年あります。まず、今、戦っているなでしこリーグ1部で、いい順位で終えることを目指し、今を大事に頑張りたいと思います。皇后杯は、優勝を目標に頑張ります。皇后杯でいい成績を残してWEリーグに挑戦する形になるよう、頑張っていきたいと思っています。

 

■田畑 晴菜選手
背番号3番の田畑晴菜です。まず初めに、WEリーグ参入にあたって、クラブ関係者の皆様や、スポンサー企業の皆様など、たくさんの人が動いて下さりました。関わって下さった全ての方々に感謝しています。ずっと憧れていたWEリーグという舞台に、セレッソ大阪堺レディースとして参入できることを、大変嬉しく思います。私の同級生が、WEリーグで活躍している姿を見て、とても刺激をもらっていました。早くWEリーグでプレーしたいと思っていましたので、WEリーグでプレーできることが、待ち遠しいです。プロリーグに参戦する以上、より結果を求められると思うので、チームとしても、個人としても、結果にこだわってやっていきたいです。セレッソらしいアグレッシブなサッカーで、見ていてワクワクするようなサッカーをして、たくさんの人に応援してもらえるようなチームになれるように、チーム全員で頑張っていきます。これからも、応援よろしくお願いします。

 

■小山 史乃観選手
背番号10番、小山史乃観です。色んな方のおかげで、プロとしてサッカーができる環境を作って頂いたことに感謝しています。西日本は、WEリーグのチームが少ない中、1チーム増えたので、関西からも女子サッカーを盛り上げていきたいと思います。WEリーグを含め、女子サッカーがもっと盛り上がるように頑張ります。応援よろしくお願いします。


■質疑応答
Q:参入が決まる前、もっとも苦労したこと、悩んだことは何でしょうか?

■山田代表理事
ご多分に漏れず、資金不足というものがある中で、新しいパートナー様を色んな形で求めて、お邪魔させて頂いております。よく話に出るのが、澤穂希さんあたりの時期の話は出るのですが、昨今の女子サッカーは、なかなか話題としても出てこないと。「女子サッカーって、なでしこリーグがプロリーグなの?」「WEリーグって何なの?」という話が出てきたことも、事実でございます。そういった状況の中で、「新しく女子サッカーのプロチームを作ってWEリーグに入りたい」と、色んな場所や、色んな場面でお話させて頂きました。まだまだ知名度は薄い、少ないことに対して、今もまだ苦労しています。そういったことに、今、一番悩み、苦労しているところです。


Q:正式に参入が決まった後、選手たちには、どのように報告された?

■山田代表理事
9月13日の練習前にみんなを集めて、「WEリーグに行くぞ」と伝えました。
拍手して喜んでもらいましたが、選手は知っていたと思います。仕込みもあったかと(笑)みんなが満面の笑みで、WEリーグ参入に関して、素直な喜びを表してもらったことは、私も大変、嬉しかったです。


Q:来年からプロになるということで、今までとは意識も変わりますか?

■筒井選手
自分の目標は、なでしこジャパンで活躍することなので、目指すもの、やることは特に変わらないかなと思っています。

■田畑選手
WEリーグに行くことで、なでしこジャパンに入っている選手たちと一緒にプレーできることは、自分にとって凄く大きいと思っています。少しでも早くなでしこジャパンに入りたいと思っている以上、しっかりと食らい付いていきたい思いです。

■小山選手
プロになるということで、プロの世界は厳しいですが、その厳しさは今から求めていかないといけないと思いました。海外も視野に入れつつ、WEリーグで戦っていきたいと思います。


Q:プロサッカー選手という職業になることで、周りからの見方も変わると思います。また、集客という意味でも、内外に対して、サッカー、セレッソ大阪堺レディース、自身の素晴らしさをアピールする使命も生まれたかと思います。観客を増やすために、セレッソの魅力をアピールするために、どういったことを伝えて、どういったプレーでお客さんを魅了したいと考えていますか?

■筒井選手
まず、サッカーをやっている自分たちが楽しまないと、お客さんにも楽しんで頂けないと思います。楽しむためには、もっとサッカーがうまくならないといけないので、プレーのレベルを上げていくことが、まず自分たちがやらないといけないことだと思います。
集客に関しては、自分たちがどんどん宣伝して、地元のチームや仕事場の人たちにも、みんなに見てもらえるように、自分たちから声掛けすることもやっていかないといけないと思っています。

■田畑選手
ただ試合をこなしているだけでは応援されるチームにはならないと思うので、セレッソらしいアグレッシブなサッカーを見せたいです。やっぱりたくさん点を取るチームは見ていて楽しいと思うので、たくさん点を取って、見ていて楽しいサッカーをお見せできたらと思います。

■小山選手
女子サッカーを知るきっかけが少ないと思うので、もっと自分から宣伝をしたり、女子サッカーの魅力を伝えていけば、観客も増えると思います。その点では、練習することもそうですし、宣伝も、自分たちからしないといけないと思います。



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