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【7/10 横浜FM戦】Match Preview

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≪“トップ3”との3連戦ラスト。首位を相手に勇猛果敢に戦い、開幕戦からの成長を示す勝利を目指す≫

川崎フロンターレ、鹿島アントラーズと続いた“トップ3”との3連戦。そのラストとなる今節。セレッソ大阪は、ホームに戻り、6連勝で首位を走る横浜F・マリノスと激突する。まさに真夏の大一番。目標の3位以内へ、さらには、その先の優勝争いへ加わっていくために、何としても勝利を掴みたい一戦だ。

鹿島のホームに乗り込んだ前節。セレッソは、2度のリードを守り切れず、3-3の引き分けに終わった。上位からの連勝は惜しくもあと一歩で逃したが、1-2の状況から一度は3-2にひっくり返すなど、粘り強い戦いを披露。同点ゴールを決めた加藤陸次樹、一時は逆転となる3点目を決めたジェアン パトリッキ、その得点をアシストした上門知樹と、途中出場の選手の活躍がチームにもたらした影響は大きく、この試合ではキャプテンマークを巻いてプレーした奥埜博亮も、「チームとして、これからさらにいい競争が生まれていくと思います」と前向きに振り返った。試合後に勝点1の受け止めを問われた小菊昭雄監督も、「試合の流れ的には勝ち切りたかったゲームではあるのですが」と前置きしつつ、「次の横浜FM戦につなげていける勝点1になったと思います」と力強く語った。

1勝1分で迎えた3連戦のラスト。相手の横浜FMは、前節もサンフレッチェ広島に3-0で勝利するなど、その勢いはとどまることを知らない。セレッソとしても、横浜FMと対峙した開幕戦では、その攻撃力に後半は圧倒され、瞬く間に2点を奪われた。まさにその強さを、身を持って体感した格好となったが、それでも試合終了間際にCKから同点に追い付き、敵地で勝点1を獲得した。今節も勝利するチャンスは必ずある。ここ数年、“ハイライン・ハイプレス”を志向する横浜FMに対し、セレッソもシンプルに背後を突く攻撃で得点を重ねてきた。特にホームでは、2011年の敗戦を最後に6勝2分と負けなし。直近では3連勝中と相性の良さも光る。「相手のストロング、ウィークは、逆に分かりやすい部分もある。準備はしっかりできた」と指揮官も今節に向けて自信を覗かせた。

今節、クラブは『CEREVOLUTION』と銘打った夏の一大イベントを実施する。プロ野球チーム北海道日本ハムファイターズの「ファイターズガール」がスペシャルゲストとして登場し、試合前には、話題沸騰中の「きつねダンス」を披露するなど様々な企画も用意されている。そうした「夏祭り」を最高潮に盛り上げるのは勝利しかない。『CEREVOLUTION』には、「REVOLUTION=変革」と「EVOLUTION=進化」の言葉が入っており、セレッソ大阪の象徴でもある狼のように、「覚醒し、強く進化していく」という思いが込められている。「横浜FMとの開幕戦を振り返ると、かなり押し込まれて、結果は2-2だったのですが、内容的には圧倒されたゲームでした。あの試合では、少し相手をリスペクトし過ぎて、ゴールを守る守備の時間が多かったと思います。明日は、今まで大切にしてきた、ボールを奪いにいく、積極的にゴールを奪いにいく、そうしたアグレッシブなサッカーを展開したい」と小菊監督も試合へ向けた意気込みを話す。首位チームを迎え撃つ今節。勇猛果敢に戦い、開幕戦から成長した姿をピッチで表現したい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:前節の勝点1について、チームとはどのように共有された?
「試合展開を考えると、勝ち切りたかったゲームではあるのですが、アウェイの地で、難敵相手に逆転して、チームとしても一体感のあるゲームができたと思っています。『この勝点1を次につなげていくために、明日の試合は大事になる』という話を共有しました」

Q:明日の横浜FM戦で選手に求めたいこと、表現したいことは?
「横浜FMとの開幕戦を振り返ると、かなり押し込まれて、結果は2-2だったのですが、内容的には圧倒されたゲームでした。あの試合では、少し相手をリスペクトし過ぎて、ゴールを守る守備の時間が多かったと思います。明日は、今まで大切にしてきた、ボールを奪いにいく、積極的にゴールを奪いにいく、そうしたアグレッシブなサッカーをどれだけ展開できるか、粘り強く戦えるか。そこが大きなポイントになると思っています」

Q:現在の横浜FMをどう見ていますか?
「本当に強いチームだと思っています。ただ、“ハイライン・ハイプレス”という特長もハッキリしているチームですので、相手のストロング、ウィークは、逆に分かりやすい部分もあります。準備はしっかりできたと思っています」

Q:ここまで��み上げてきたチーム力を真っ向からぶつけられる相手だとも思うが?
「おっしゃる通りで、キャンプから積み上げてきたサッカーを、そして、開幕戦から時間も経って、どのようにチームが進歩、前進しているのか、そういったところを試す大事なゲームだと思っています」

Q:この連戦では、鈴木徳真選手の存在感も光るが?
「攻守、リスタートのキッカーとして、非常に大きな働きをしてくれています。また、リーダーとしても、チームを引っ張って、存在感のある選手に成長しています。どんどん自信も漲って、パフォーマンスにつながっていると思うので、続けて欲しいです。また、一緒に苦しい思いをしてきた選手たちも、徳真のパフォーマンスに凄く刺激を受けています。そういう意味でも、チームにとって大きな存在です」

Q:夏場の連戦であり、選手のコンディションも気になるが?
「夏の連戦は、セレッソだけではなく、どのチームもコンディション、ケガはマネジメントしないといけない部分です。今節に向けても全員がいい準備をしてくれましたので、コンディションを最重視して、明日のメンバーを選びたいと思っています。明日は、フレッシュに、ギラギラと戦える選手ではないと、首位のマリノス相手に真っ向勝負はできないと思うので、元気な選手、ギラギラしている選手を起用したいと思っています」

■ジェアン パトリッキ

Q:天皇杯3回戦での初ゴールから、直近ではリーグ戦で2試合連続ゴール。結果が出始めた要因を自身ではどう分析されますか?
「日本に来て、チームに合流して、みんなとコミュニケーションをしっかり取っていけば、いいプレーもできると思っていました。最近になって、よりコミュニケーションも取れてきたので、それが結果になって、表れてきたと思っています。点を取ることによって、チームが上にいくこともできる。チームの助けにもなるので、点を取れていることは嬉しいです」

Q:ピッチの中では、早い段階からフィットしているようにも見えたが?
「そうですね。最初からコンビネーションはある程度はできていたと思いますし、チャンスも作れていたとは思います。その上で、より選手とコミュニケーションを取ったり、監督の目指していることをさらに取り込むことを意識してやってきたので、それが得点という形にもつながってきたと思います」

Q:相手は首位で強いですが、こちらにも勝つチャンスはあると思います。さらに、横浜FMにはブラジル籍の選手も多くいて、その意味でも楽しみな一戦になるのでは?
「母国であるブラジルの選手たちが日本で活躍している姿は嬉しく思っています。ブラジルで対戦したことのある選手もいますし、そうした彼らと日本で対戦できることも嬉しいです。相手は1位で強いチームですが、自分たちにも勝つチャンスは必ずあります。試合に勝って、サポーターの皆さんを楽しませる試合をしたいと思います」

Q:「ブラジルで対戦経験のある選手」とは?
「エウベル選手です。僕と似たような選手だと思っています。そういう選手が日本で活躍していることは嬉しいですが、明日はバトルして、勝ちたいと思います」

Q:日本の暑さについては、どのように感じていますか?
「僕もブラジルのバイーアという暑いところから来ているのですが、日本の方が蒸し暑さはありますね(苦笑)。そこに適応するのに頑張っているところです。暑さに左右されずにプレーするために、特に水分はしっかり摂るようにしています」

Q:ポルトガルでは、日本代表の守田選手と同じチームでしたが、来日にあたって、どのような言葉をもらいましたか?
「仲は良かったです。彼がスポルティングへ移籍したので、電話した時に、『日本ではこうした方がいいよ』というアドバイスはもらいました。『日本はみんな助けてくれるから、ちゃんとコミュニケーションを取れれば、絶対に活躍できる』という言葉ももらったので、自分も『やれる』という気持ちが沸いてきました』

Q:セレッソに加入して、具体的に、どの選手からのどういう言葉が印象に残っていますか?
「来日してから、全員とコミュニケーションを取るようにはしていますが、中でも、清武選手は経験のある選手なので、そこで色んな話をしてくれたことは、非常に助かっています。ポジショニングの確認も、後ろの選手から言われていますし、それをしっかり守ろうと心掛けています。攻める時も同様です」

Q:チャントが好評ですが、サポーターと一緒に踊っている時の気持ちは?
「日本に来る前から、『早くおいでよ。一緒に頑張ろう』という、色んなメッセージを���らっていました。自分のためにあのようなチャントやダンスを作ってくれて嬉しいです。皆さんのサポートは力になりますし、これからもさらにゴールを決めて、チャントを聞きたいですし、一緒に踊りたいです(笑)」

≪横浜F・マリノス戦特設サイト≫

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