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【7/6 鹿島戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-07-06 前節の川崎フロンターレ戦に続き、上位対決となった今節。セレッソ大阪は、2位の鹿島アントラーズのホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第20節に挑んだ。先発は、川崎戦から1人変更。ブルーノ メンデスに代わり、アダム タガートが2トップの一角に入った。「声出し応援の段階的導入」の運営検証試合となった今節。アップに向かう選手たちへ、スタンドの一角をピンクに染めたサポーターからチャントが送られた。試合後、ジェアン パトリッキは、「選手全員、力になりました。サポーターの応援は僕らに力を与えてくれます」と加入後、初めて聞く声援の感想を語った。
立ち上がり、セレッソは鹿島の攻勢を受けるが、鳥海晃司の好カバーなどで慌てずしのぐと、15分あたりからボールを持ち始め、敵陣に入っていく。 17分には、鈴木徳真、松田陸、山田寛人とつなぎ、山田がドリブルからシュート。25分にも、松田のパスを受けた山田がターンしてパス。アダム タガートが裏に抜けてチャンスを狙った。すると、35分、思わぬ形でセレッソが先制に成功した。奥埜博亮が相手GKへプレスをかけ、キックミスを誘うと、カットした毎熊晟矢が奥埜へつなぎ、奥埜が前線のアダム タガートへ縦パス。背番号9がトラップして前を向いた瞬間、相手DFのバックパスがゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。
ここままリードで終えたい前半だったが、アディショナルタイムに失点。FKのセカンドボールを拾われ、クロスを上げられると、アルトゥール カイキにヘディングを決められた。 後半も立ち上がりは鹿島の攻勢に遭うと、52分に失点。サイドからのクロスを鈴木優磨にうまく収められ、シュートを決められた。鹿島のエースによるゴラッソにスタジアムの空気は鹿島に染められる。その後、55分、65分、68分と立て続けにピンチを招いたが、キム ジンヒョンの好セーブや松田陸の懸命なカバーもあり、3失点目を防ぐと、交代を機に守備のバランスが崩れた鹿島の隙を見逃さず、セレッソの途中出場の選手たちが牙をむく。
70分、相手のクリアをピッチ中央でカットした奥埜がダイレクトで前線へスルーパス。CBの背後を取った加藤陸次樹が持ち込むと、DFに体を寄せられ、体勢を崩しながらもシュート。「自分のミスから失点し、より自分のゴールで勝たせたい思いが強くなった。気持ちで押し込めた」と見事ゴールにねじ込み、同点に追いついた。
77分、今度はマテイ ヨニッチのクリア気味のパスを収めた上門知樹がドリブルで持ち運び、背後へ走ったジェアン パトリッキへスルーパス。これをジェアン パトリッキがつま先で押し込み、ネットを揺らした。電光石火の2得点で逆転に成功したセレッソ。ここから試合を締めるべく、小菊昭雄監督は最後の交代カードとして西尾隆矢を右サイドバックへ投入。逃げ切り態勢を敷いた。危なげなく時計の針を進めていたセレッソだが、89分、一瞬の隙を突かれて失点。相手のスローインからのロングボールに対し、マテイ ヨニッチが鈴木優磨に競り負けると、セカンドボールに対応した西尾も弾き返せず、エヴェラウドに豪快なバイシクルシュートを決められた。土壇場で追い付かれたセレッソだが、最後まで諦めない。後半アディショナルタイムには、上門がクロスバーに当たるヘディングを放てば、中原もカットインからシュートを狙うなど、懸命に4点目を目指したが、無念のタイムアップ。点の取り合いとなった激闘は3-3で終了した。
川崎戦に続く逆転勝ちでの連勝にあと一歩まで迫っただけに、勝ち切りたいゲームではあったが、「逆転されてから、逆転し返したことは、途中出場の選手の力もありましたし、チームとして、これからさらにいい競争が生まれていくと思います」と、キャプテンマークを巻いて奮闘した奥埜も前向きに振り返った。2位の相手から敵地で奪った勝点1をプラスに捉え、次節、セレッソはホームに首位、横浜F・マリノスを迎える大一番に挑む。

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