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【6/22 仙台戦】Match Preview

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≪再スタートの一戦。直近の敗戦から立て直し、天皇杯ラウンド16進出を目指す≫

明治安田生命J1リーグ第17節・サンフレッチェ広島戦から中3日。舞台を天皇杯に移し、セレッソ大阪はベガルタ仙台との3回戦に臨む。会場は仙台のホーム、ユアテックスタジアム仙台。時間は19時キックオフとなる。

直近の広島戦こそ逆転負けを喫したセレッソだが、それまでは公式戦6連勝を達成。積み上げてきた力は確実に浸透しており、チームとして、選手個々として、自信を深めている。そうした手応えをさらに伸ばしていくためにも、仕切り直しとなる明日の試合は勝利のみが求められる。「今年の大きな目標である3つ目の星を刻む、再びアジアの舞台へ、ということを考えても、明日は必ず勝たないといけない試合」と小菊昭雄監督も語気を強める。3-1で勝利した関西大学との天皇杯2回戦では、後半、好セーブでチームを救った清水圭介も、「守る時は全員で粘り強く守り、攻撃では複数の選手が絡み、チャンスをモノにする。そうしたサッカーはできている」と現在のチームについて語り、「ブレずに再スタートしたい。最後まで集中してプレーしたい」と明日の一戦へ向けた意気込みを述べた。

リーグ戦に挟まれた日程。多少の選手の入れ替えも予想されるが、「競争に勝ち抜いたメンバーで臨みたい」と指揮官も話すように、一戦必勝のトーナメント戦に万全を期して挑む。

対戦相手の仙台は、過去に幾多の名勝負を繰り広げてきた“ライバル”でもあり、近年では、20年に山田寛人が期限付き移籍、今季は中島元彦が育成型期限付き移籍するなど、セレッソとの縁も深いクラブ。今季はJ2を戦い、ここまで12勝4分6敗の3位に位置している。1年でのJ1復帰はもちろん、この天皇杯でも飛躍を期しており、セレッソとしても気が抜けない相手だ。中島は契約上、この試合に出場はできないが、今季の仙台には、19年、20年にセレッソでプレーしたレアンドロ デサバトも在籍している。直近のリーグ戦でプレーしているだけに出場は不透明だが、メンバー入りとなれば、対戦は初となる。「個人でもクオリティーの高い選手が多く、バランスの取れた、いいチーム」(小菊監督)である仙台。セレッソとしては、早い時間に先制点を取って試合を優位に進めることができた2回戦と同様、「受けに回��ず、自分たちから積極的にプレスをかけて、高い位置で奪って先制点を狙っていきたい」(清水)。

第97回大会以来の優勝を目指す今大会。その頂点に近づくラウンド16進出を果たすためにも、直近のリーグ戦での敗戦を払拭し、再スタートを図るためにも、勝利で飾りたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:明日の相手、ベガルタ仙台について、どう見ていますか?
「仙台とは、我々も長年、ライバルチームとして苦しい時期も切磋琢磨してきたチームです。今、(中島)元彦が頑張っていることもあり、仙台の試合も見させてもらっていますが、個人でもクオリティーの高い選手が多く、攻撃的なチームだと思っています。バランスの取れた、いいチームだと思っています」

Q:リーグ戦に挟まれた日程ということもあり、多少のメンバー変更も考えられるが、明日の試合で期待することは?
「今年の大きな目標である、3つ目の星を刻む、再びアジアの舞台へ、ということを考えても、明日は必ず勝たないといけない試合です。もちろん、ケガ明けの選手に対しての考慮、蓄積疲労のある選手への考慮はしないといけないですが、まずは勝つためのメンバー、競争に勝ち抜いたメンバーで臨みたいと思っています。いつも通り、誰が出ても、自分たちの攻守の規律を守ってプレーする準備はしてきたので、明日、出る選手たちは、100%の力を発揮して欲しいと思います」

■清水圭介

Q:明日の天皇杯3回戦では、どのような戦いを見せたい?
「残念ながら広島戦で連勝は途切れてしまったのですが、守る時は全員で粘り強く守り、攻撃では複数の選手が絡み、捕まえにくいサッカーをしてチャンスをモノにする。そうしたサッカーはできていると思うので、明日の仙台戦も引き続きやっていきたいです」

Q:前節こそ敗れてしまったが、それまでは公式戦6連勝。チームとしてやるべきこと、成熟度は増している手応えはある?
「そうですね。立ち上がりからプレスをかけながら、前から行くところ、行かないところの判断を含めて、ピッチの中の選手たちが声を掛け合いながら、できています。広島戦では最後に失点してしまいましたが、厳しい状況でも全員で我慢強く、粘り強く対応できています。自信も深め始めている状況だと思います」

Q:連勝が止まった広島戦後、監督からやチーム間ではどのような話があった?
「『やろうとしていることは間違っていない』と。それは選手の中でも、監督からも声をかけていただきました。全員で守備をしながら、攻撃のことも常に考えてプレーすることができています。いい部分を出せれば得点も増えていきますし、全員のハードワークで失点も最小限に抑えることができる。そうしたサッカーを続けていけば、どんな相手にも勝っていけると思うので、ブレずに再スタートしたいと思います」

Q:個人としては、天皇杯2回戦でも好セーブがあったが、明日の試合でも力を見せたい?
「そうですね。トレーニングからいいコンディションを保ち、アピールし続けることで、出場のチャンスをもらえることにもつながると思うので、僕自身、練習が全てだと思っています。試合はそれを出すところ。常日頃のトレーニングは大事にしています。仙台はJ2でも結果を出していますし、誰が出ても個性のある素晴らしい選手がいます。何があるか分からないので、延長戦(の可能性)も含めて、最後まで集中してプレーしたいです」

Q:いつもとは異なるカテゴリーと戦う天皇杯ならではの難しさもあると思うが、改めて、そうした試合で意識することは?
「(2回戦の)関大戦も含め、先制点が大事になると個人的にも思っていましたし、チームでもそのような話をして臨みました。明日も受けに回ると後手を踏むので、いつも通り、自分たちから積極的にプレスをかけて、圧力をかけて、高い位置で奪って先制点を狙っていきたいです。セットプレーも重要になると思うので、ファウルをせず、攻撃では生かしていきたいです」

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