• X
  • LINE
  • Facebook

【5/18 大分戦】Match Review

  • チーム
■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-05-18/ JリーグYBCルヴァンカップグループステージ最終節となった第6節。ここまで3勝1分1敗、勝点10を積み上げたセレッソ大阪は、Aグループの2位以上が確定。すでにグループステージ突破は決めたが、「当初の目標にしていた勝点12」(小菊昭雄監督)を達成すべく、大分トリニータのホームに乗り込んだ。中2日でリーグ戦の次節が控えているとあって、先発は直近のリーグ戦から10人変更。山下達也、喜田陽が今季初出場を果たした。
開始4分、相手GKからボランチに出たパスに対し、加藤陸次樹が体を寄せてカット。奪ったボールを素早くロングループシュートで狙うと、これが見事ネットに収まり、セレッソが先制に成功した。直後の5分にも、北野颯太がプレスでボールを奪い、加藤のパスから北野がシュート。このシーンも決定的だったが、ゴールに入る手前でDFにクリアされた。
狙いとしていた高い位置からのプレスがハマり、良い入りを見せたセレッソだったが、次第に大分にプレスをはがされ、前にボールを運ばれるシーンも作られる。22分、クロスから失点を許すと、ここから大分の攻撃に押し込まれる時間帯が続く。再三、決定機を作られながらもGK清水圭介の好セーブなどで防いでいたが、前半アディショナルタイム、CKの混戦から押し込まれ、逆転されて前半を折り返すことになった。
修正が求められた後半。小菊監督は、鈴木徳真に代えて岡澤昂星をボランチに投入。さらに、ボールを保持した場面では、この試合は右サイドバックで先発していた鳥海晃司が中に絞り、山下達也、舩木翔と3バックを形成。丸橋祐介を高い位置へ上げ、前線も加藤、北野、為田大貴と1トップ2シャドーのような形でゴールに迫った。攻撃時の距離感が改善されたセレッソは、後半開始早々、鳥海、岡澤、加藤、岡澤とつなぎ、岡澤のパスを受けた北野が相手DFをかわしてGKとの1対1を作る。シュートはGKに当ててしまったが、跳ね返りを拾った為田が巧みなループシュートをニアへ決め、セレッソが同点に追い付いた。
その後も加藤が背後を取ってチャンスを作ると、60分、逆転に成功。GK清水のキックを加藤が収めて中原輝へ落とすと、中原のパスに、右サイドのスペースへ抜け出した岡澤が狙い澄まして中へクロス。飛び込んできた北野がダイレクトで合わせ、ネットを揺らした。
後半は、「ボランチを基準にしっかりと前進していく。いい距離感で前進して、カウンタープレスを行う。奪われても、高い位置で奪い返す」(小菊監督)といった狙いをピッチで表現したセレッソ。77分に再び同点に追い付かれ、勝利を奪うことはできなかったが、過密日程の中、チーム全員の力で勝点1を積み上げ、勝点11の2位でグループステージを突破。来月4日と11日に行われるプレーオフステージの相手は湘南ベルマーレに決まった。「チームとして一体感を持って、全員で高い競争の中で向かっていきたい」(小菊監督)。次なる目標へ、その視線は向けられた。

TOP > ニュース一覧 > 【5/18 大分戦】Match Review