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【5/14 名古屋戦】Match Preview

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≪今季初の連勝を目指す一戦。公式戦7連戦のスタートを白星で飾りたい≫

ホームでのリーグ戦今季初勝利を掴んだ前節のジュビロ磐田戦を終え、チームは2日間のオフで鋭気を養い、トレーニングを再開。10日、11日は公開練習となった中、選手たちは活気ある雰囲気で鋭い動きを披露。今節から始まる公式戦7連戦へ向け、「全員で戦えるコンディション作りをしてきた。攻撃、守備の規律も確認し、誰が出ても、この7連戦、勝利を重ねていけるように準備しました」と小菊昭雄監督。その初戦となる今節、セレッソ大阪は、名古屋グランパスのホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第13節に挑む。

磐田戦では、第6節の川崎フロンターレ戦以来となる複数得点を記録したチームにおいて、右サイドバックの1列前でプレーした毎熊晟矢が2得点。持ち前の攻撃力を存分に発揮し、チームを活性化した。また、2得点以外にも、チームとしてチャンスを多く作れたことも収穫。今季の始動会見で小菊監督は、「今季、伸ばしていくべき課題」について、「自分たちでしっかりとボールを保持しながら前進すること、ファイナルゾーンでのチームでの崩し、個人のクオリティー向上」を挙げていたが、日々のトレーニングの中から着実に向上していることが伺える。ただし、今節の相手、名古屋グランパスは、チームとしての堅守、選手一人一人の球際の強さに特長がある。セレッソとしては、そうした相手の強い矢印をどうはがし、空いているスペースを攻略できるか。「相手にボールを触れさせないぐらいつないで、しっかり顔を出してやっていけば、相手も焦れてくると思う。その隙を突いて、1点でも多く取りたい」と松田陸は試合をイメージする。プレスの強度に加え、守備時は後ろのスペースも埋めてくる名古屋をどう打開し、フィニッシュにつなげられるかが今節のカギになる。

名古屋はここまで2勝5分5敗の15位。波に乗れていないが、「チームのポテンシャルは高い。歯車がかみ合えば、素晴らしいパフォーマンスを出してくる」と小菊監督も警戒するように、選手個々の能力は高い。タイトな守備に加え、攻撃では、カウンターとセットプレーに特長がある。中でも、前々節の京都サンガF.C.戦で直接FKを決めたマテウスが、前節の横浜F・マリノス戦でも鋭いボールを入れ続け、CKから1ア��スト。セレッソとしては、極力、相手にセットプレーの機会を与えないことも含め、中での対応が重要になる。しっかりとコースに入って跳ね返し、失点を防ぎたい。

今節は、今季初の連勝を目指す一戦でもある。「連勝することによって、今のチームの一体感や成長が一気に加速する」と小菊監督も話すように、ここからさらに上位に食い込んでいくためには、白星を重ねていくことが何より重要。試合当日は名古屋の「クラブ30周年レジェンドマッチ」も予定されており、アウェイ色の強い一戦になることも予想されるが、チームとしての強い絆、一体感を武器に、最後まで戦い抜き、勝利を掴み取りたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:前節から中7日となる今節へ向けて
「しっかりとリフレッシュする時間もあったので、連戦の疲れも取れた中で、活気ある集中力の高い、強度の高い練習ができました。今節に向けて、いい準備ができたと思います」

Q:今節から公式戦7連戦がスタートします。今週、チームとして準備したことは?
「強度の高いトレーニングをして、7連戦を全員で戦えるコンディション作りをしてきました。チームが大事にしている攻撃、守備の規律も確認して、誰が出ても、この7連戦、一つ一つ勝利を重ねていけるように準備しました」

Q:改めて、攻守の確認とコンディションの向上を図った感じですか?
「そうですね。今、特に攻撃のところでは、チームとして安定して前進していくことに手応えを感じています。そこは一つ一つ積み重ねながら、クオリティーを上げていくこと。守備のところも、全員で同じデザインを共有することを徹底しました」

Q:守備の強度が高い名古屋グランパスを相手に、今節、ポイントになるところは、どのように考えていますか?
「まずはしっかりとゲームをコントロールすることが大事だと思っています。自分たちでしっかりとボールを保持しながら、安定して前進していく。そして、攻撃の優先順位を意識しながら、ゴールを奪いにいく。その使い分け(が大事)。守備でも、ハイプレスと、少し構えた守備。自分たちで意図的にコントロールすることが大事になってきます。相手は鋭いカウンターが武器のチームだと思い���すので、そうした良さを出させないことも重要です」

Q:やはり連勝することが、上位進出には求められる?
「そうですね。連勝することによって、今のチームの一体感や成長が加速します。明日は、今季初の連勝にこだわって、全員で戦っていきたいと思います」

Q:キム ジンヒョン選手の状態について
「脳震盪からの復帰プログラムに沿って、今日もしっかりとトレーニングすることができました。肩も驚異的に回復している状態です。そうした中で、明日の試合出場に関しては、当日のギリギリまで、リバウンドがあるかないかを確認していくことになります。脳震盪、肩ともに見極めていく状況です。(清水)圭介も、いつも素晴らしい準備をしてくれています。経験も実績もある選手です。この7連戦は、フィールドプレーヤー、GKも含め、全員で戦っていきたいと思います」

■松田陸

Q:最近の試合では、ビルドアップからフィニッシュにつなげる回数も増えているが?
「前節はしっかりとビルドアップできました。ボランチがボールを触る回数も増えたので、良くなってきたと思います」

Q:前節は、前線の選手や形が変わった中での試合となったが?
「いつも通り、やることは変わりません。メンバーやフォーメーションが変わっても、しっかりと試合に入れました」

Q:始動以降、右サイドバックで競争してきた毎熊晟矢選手が、最近は1列前でプレーしています。前節は2得点も取りましたが、彼のパフォーマンスについて
「特に攻撃では、いいポテンシャルを持っていると思います。得点も取りましたし、推進力があります。縦関係になっても違和感なくやれているので、いい関係を築いていきたいです。自分がしっかり守備で支えながら、ビルドアップのところでチームを助けていきたいです」

Q:前節は、ホームでのリーグ戦今季初勝利。最後は退場者も出て1点差になり、ヒリヒリする状況だったが、あの状態で守り切って勝てたことは、守備としても自信になった?
「1失点したことは反省ですが、一人少なくなった状態でも、全員で同じビジョンを描きながら守れました。ディフェンスラインの選手だけではなく、前の選手もしっかりと頑張って走ってくれたおかげ。大きな勝利だったと思います」

Q:ファビアン ゴンザレス選手の突破を止めるシーンもあったが?
「コースにスライディングするイメージでした。コースに入れば、ジンヒョンの助けになると思ったので。その結果、タックルでうまくボールに触って止めることができたので、良かったです」

Q:対人守備に強さを発揮する選手も多い名古屋に対し、打開するために、どのようにプレーしていきたい?
「いかに自分たちがボールを支配できるか。相手にボールを触れさせないぐらいつないで、しっかり顔を出してやっていけば、相手も焦れてくると思う。その隙を突いて、1点でも多く取れたらいいなと思います」

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