【4/5 柏戦】Match Preview

≪好調の柏レイソルをホームに迎える上位対決。今季初の連勝を目指し、チーム一丸で挑む≫

前節から中2日の今節、セレッソ大阪は柏レイソルをホームに迎え、明治安田生命J1リーグ第7節に挑む。今節の中では、唯一の火曜日開催の試合となる。

前節、セレッソは、J1リーグ2連覇中の王者・川崎フロンターレのホームに乗り込み、4-1で勝利。試合開始から、加藤陸次樹、山田寛人から始まる守備の強度を高く保って相手を追い込むと、奪ったボールもしっかりつないでチャンスを作り、得点を重ねた。「チャンピオンチーム相手に自分たちが準備してきた形が出せたことは自信になった」と山中亮輔も率直な思いを明かす。チームを率いる小菊昭雄監督も、「積み重ねてきた成果が徐々に出ている。結果につながっていることも嬉しく思います」とチーム作りに対する手応えを話す。その一方で、「まだまだ課題も多い。自信を持ちながらも、過信することなく、毎日のトレーニングをやり続けて成長することが大事」と引き締めることも忘れない。今後も1戦1戦、目の前の試合に対して良い準備を重ね、成長を続けていくことが重要になる。

今節の相手、柏レイソルは川崎ともまた異なる長所や性質を持つチーム。前節、セレッソが見せたような、良い守備からの鋭いカウンターに特長を持つだけに、セレッソとしては、そうした相手の守備の網にかからないボールの動かし方が求められる。それと同時に、自分たちも相手に負けない前線からの守備の強度を出して、柏のビルドアップをハメ込み、素早くゴールに迫っていきたい。前節はどちらも今季の“ベストゲーム”とも言える内容を示して勝利しただけに、今節は、どちらがその戦い方を徹底できるかの勝負になりそうだ。また、今節は前節から中2日という日程面もポイントに。互いに前節から継続する部分も多くなると思われる中で、先発、交代策も含め、両チームの指揮官の采配にも注目したい。チームの総合力が問われる試合にもなりそうだ。

現在、リーグ戦では5位につけているセレッソだが、柏はその一つ上の順位に位置する。その差を縮め、上位争いに加わっていくためにも、今節の勝点3は重要な意味を持つ。柏のアカデミーで育ち、今節は古巣戦となる山中も、「早くサポーターにリーグ戦でのホーム初勝利をプレゼントしたい。サポーターに『また来たい』と思ってもらえるように、いいプレーをして勝利したいと思います」と意気込みを語る。好調を維持する柏をホームで叩き、今季初の連勝へ。さらなる上昇気流に乗っていきたい一戦だ。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:前節の川崎フロンターレ戦での勝利により、気持ちの充実はある一方、中2日ということで、選手選考にあたっては、よりコンディションを慎重に見極める部分もありますか?
「川崎戦から中2日、明日すぐに試合が来ます。疲労が残っている選手もいると思いますが、前節はメンバー外だった選手も含め、全員が、昨日、今日と素晴らしい練習をしてくれました。心身ともに100%充実して、ギラギラした選手たちばかりです。その中で、メディカルスタッフ、フィジカルコーチと相談しながら、最後は私がジャッジしたいと思います」

Q:今のお話を聞くと、川崎戦に出た選手ももちろん、「中2日でも自分が出たい」という気持ちを持っているようですね。
「そうですね。『僕は疲れていないですよ』というオーラ、パワーが凄く高いです(苦笑)今日も、ピリピリした中でも集中力が高く、いいトレーニングができたこと、いい準備ができたことを嬉しく思っています」

Q:柏レイソルは、川崎ともキャラクターが違います。前節、セレッソが見せたような、良い守備から速い攻撃が柏の特長だと思います。明日の試合でこだわりたいポイント、警戒するポイントも含め、どうチームを導きたい?
「私の考えとしては、自分のチームの強み、クオリティーをより上げていく作業が大事であり、相手を知ることも大事だと思っています。明日のレイソルも、川崎ともまた違うストロングポイントがあります。そこを出させないこと。逆に、ウィークポイントを全員で突いていくこと。川崎戦と同様に、デザインを共有して、相手の嫌がることを徹底して突いていくこと。攻守両面において、それをやり続けられるかどうかが明日のポイントになると思っています」

Q:レイソルは、切り替えの速さやカウンタープレスの鋭さに特長があるが?
「ネルシーニョ監督が長い期間、レイソルを引っ張って来られて、ネルシーニョ監督のサッカーが全員に浸透していると思います。リーグの中でも1、2を争う安定感を持った強いチームだと思います。守備でも前への意識が強く、人に、人にと、高い強度で襲い掛かってきます。そうしたレイソルのストロングポイントを出させないような準備もしてきました」

Q:柏で警戒すべき選手は?
「前線には、非常にスピードがあってクオリティーが高い選手が揃っています。チームとして、そうしたクオリティーを出させないように、全員でマネジメントしたいと思います」

Q:互いに前節は「ベストゲーム」と言える内容でした。中2日ですが、互いにいい状態で挑めそうだが?
「そうですね。私たちも明日で公式戦10試合目になりますが、積み上げてきた成果を日々、感じています。結果につながっていることも嬉しく思っています。レイソルも映像を見ていますが、今年に入って状態がいいと感じます。明日は両チームにとって、勝つことで優勝争いに加われる大事な試合です。その中で、私たちはホームでできることはプラスですし、サポーターの皆さまの力もお借りしながら、必ず勝って終わりたいと思います」

Q:前節は素晴らしいサッカーを表現されたが、自身が求める理想のサッカーに近付いている手応えはありますか?
「昨年の途中から監督に就任して、毎日のトレーニングやキャンプで選手がしっかりと積み重ねてきた成果が徐々に出ていると思います。ただ、まだまだ課題も多いです。課題を一つ一つクリアしていくことで、個々の選手がさらに成長することで、これから上位争い、そして優勝争いに加わっていける可能性も十分に秘めていると思います。そういった自信を持ちながらも、過信することなく、やることは変わらず、毎日のトレーニングをやり続けて成長していきたいと思います」

Q:現在、感じている課題については?
「攻撃でのクオリティーは、まだまだ上げていける要素は十分にあります。もちろん守備のところも、もっともっと全員で、連動性、同時性を持ちながら、意図的に奪うシーンも増やしたいと思っています」

Q:公式戦3試合連続ゴール中の山田選手について、変化や良くなった部分は?
「彼はユースの頃から素晴らしい才能を持ち合わせていました。ストライカーとして必要な要素を全て兼ね備えています。また、守備でも自己犠牲できて、チームのために走れる、戦える選手で、そういった部分も評価しています。その中で一つだけ足りなかったモノがありました。自信です。そこだけでした。最近はメンタル面での変化を大きく感じます。得点にこだわる、チームを勝たせる、そういった責任感が増して、自信が漲っています。乾いたスポンジが水を吸収するように、これからどんどん成長していくと期待しています」

Q:そうした変化は、試合で経験を積んでいることも大きいと思いますが、監督やスタッフのサポートもありましたか?
「本人の努力と、コーチ陣も最後まで、色んなバリエーションのシュート練習をしてくれています。その中で『練習してきた』という自信が結果に表れていると思います。そういった意味で、彼自身も支えてくれたスタッフに感謝の気持ちはしっかり持っていると思います」

Q:前節は、ドバイカップから戻ってきたばかりの西尾選手もフル出場されたが?
「隆矢は若い選手ですし、1試合1試合、毎日のトレーニングで、どんどん成長しています。歴代、海外に渡った選手や代表に入った選手も同じように、日々、成長スピードが凄かった。懐かしく思います。彼の良さとしては、人への強さはもちろん、チームを鼓舞できる力、戦う姿勢をパフォーマンスで伝える力があります。今後、日本代表を引っ張るCBに成長してくれると期待しています」

Q:前節は、マテイ ヨニッチ選手の安定感も光ったが?
「ヨニッチと隆矢で組むCBの安定感は、ベンチからも安心して見ていられました。常に2人はチームの守備をまとめて、前線の選手を動かして、コーチングできます。リーダーシップを取れることが彼らのストロングポイントの一つです。練習からいい声が飛び交って、いい雰囲気でやれているのは、ヨニッチの存在も大きいと思います」

Q:山中選手のチームへの貢献と、明日、期待することは?
「キャンプから、丸橋、舩木という素晴らしいサイドバックと高い競争をしていました。現在、彼がチャンスを掴み、安定して攻守に貢献度が高い選手です。頼もしく思います。人間的にも真面目で明るく、チームを引っ張ってくれています。そういったリーダーシップにも感謝しています。明日の試合についても変わらず、攻守両面でやり続けること、そして、清水戦や前節のように、得点に関わるシーンも明日、見せて欲しいと思います」

Q:川崎戦の勝利により、サポーターの期待値も上がっていると思うが、先ほど話された「過信しないこと」も含めて、明日も期待しています。
「明日は、このゲーム1試合だけです。サッカーファミリーの皆さまにセレッソの強さをお見せできるように、そして、ホームのサポーターの皆さまと喜びを分かち合えるように頑張りたいと思います」

■山中亮輔

Q:前節の勝利は、やはりチームの自信になりましたか?
「はい、チャンピオンチーム相手に自分たちが準備してきた形が出せたことは自信になりました。大量得点、複数得点できたことも大きかったと思います」

Q:2点目は左サイドを見事に崩したが、連係も深まってきた実感はありますか?
「(川崎が)前に人数をかけてくることはスカウティングでも出ていたので、取ったボールを一つ二つはがせればチャンスになると思っていました。あの場面は思い切って上がっていきました。それがいい形で得点につながりました。回数自体は少なかったですが、そういう形を作れたことは良かったです」

Q:柏レイソルは守備が強烈でカウンターも鋭いですが、チームとして気を付ける部分は?
「前にスピードがあって、能力がある選手がたくさんいます。そこに対するケアはしないといけません。(柏は)3バックで始まると思いますが、自分の対面の選手が、純粋なウィングバックの選手なのか、インサイドに入ってプレーできるような選手かも見ないといけません。相手のメンバーが出てからですが、メンバーによってプランは変えないといけない。そのあたりはチームで共有できればいいと思います」

Q:個人としては、アカデミーからプレーされたクラブです。柏に対する思いは?
「もちろん、僕を育ててくれたクラブですし、特別な思いはあります。成長した姿も見せたいです。一緒にプレーした選手はほぼいなくなりましたが、監督はネルシーニョ監督ですし、自分をプロにしてくれた監督でもあるので、そういった監督にいいプレーを見せられるように頑張りたいです」

Q:柏のアカデミーは技術力が高いイメージもあります。柏のアカデミーで教わったことで大切にしていることはありますか?
「僕がいたときも、ポゼッションの練習は多かったですし、技術は凄く叩き込まれました。中盤の選手は足元の技術に長けた選手も多いです。しっかりボールを動かす技術は、レイソルのアカデミーで培ったモノが大きいです」

Q:柏は球際も激しいが、そのあたりはどう感じていますか?
「ネルシーニョ監督は相手の良さを消すのがうまい監督ですし、守備にも特長を持っています。僕たちも、その球際の戦いで負けないようにしたいですし、しっかり戦っていければと思います」

Q:柏は切り替えの速さにも特長があるが?
「前から追える若い選手やスピードがある選手も多いですし、プレスの強度も高いです。そのファーストディフェンダーを剥がせれば、僕たちもビルドアップで前進できる。1枚目のディフェンスをどう越えるかを意識したいです。準備期間も少ないので、難しいところもあると思いますが、しっかり勝点3を取って、ホームのサポーターを喜ばせたいと思います」

Q:リーグ戦でも先発で出続けているが、普段から意識していることは?
「競争は激しいので、試合に出たときに何ができるかを意識しています。掴んだポジションなので、それを離さないように、練習から気を引き締めてやっています。能力が高い選手が控えているので、ポジションを守り続けられるように意識してやっています」

Q:チームに貢献できていると思う点は?
「キックやクロスは自分の武器ですし。そこで違いを作れる選手だと思っているので、数字はもっと残していきたい。アシストやゴールという目に見える結果を意識してやっています」

Q:結果を残すために、チームメートとどんなコミュニケーションを取ってしていますか?
「FWの選手に要求することは大事だと思っています。僕は速いボールに特長がありますが、自分の蹴るボールの球種もふまえて、入ってきて欲しい場所のすり合わせもしています。そのあたりの共有は、時間が経つにつれて良くなっていると思います」

Q:守備のやり方も、チームとしてのコンセプトを共有できてきましたか?
「プレシーズンはあまりAチームでプレーする機会がなく、連係面での難しさはありましたが、試合を重ねるにつれて、自分の特長も理解してもらえるようになり、戦術理解は共有できています。それがいい形で結果に表れていることで、自信にもつながっています」

Q:チームとして、いい守備が、いい攻撃につながっている印象だが?
「前線の選手がハードワークしてくれるので、後ろの選手としても狙いどころがハッキリします。チーム全体として、いい形で守備ができています。それがいい攻撃にもつながっています。全員のハードワークはチームのコンセプトでもあるし、誰が出ても体現できるところだと思います」

Q:最後に、明日の試合へ向けて意気込みをお願いします
「ホームでなかなかいい結果を出せていないので、早くサポーターにリーグ戦でのホーム初勝利をプレゼントしたい。サポーターに『また来たい』と思ってもらえるように、いいプレーをして勝利したいと思います」

≪柏レイソル戦 特設サイト≫


2022明治安田生命J1リーグ 第7節 柏レイソル 0 - 1 2022明治安田生命J1リーグ 第7節