【3/26 大分戦】Match Preview

≪今季のホーム初勝利を飾り、ルヴァンカップのグループステージ突破へ前進したい一戦≫

明治安田生命J1リーグ第5節・北海道コンサドーレ札幌戦から中6日、セレッソ大阪は、ホームに大分トリニータを迎え、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節に挑む。

ここまでルヴァンカップでは、ガンバ大阪、鹿島アントラーズを立て続けに破り、勝点6を獲得。グループステージ突破へ向け、絶好のスタートを切った。リーグ戦とは異なるメンバーも多くプレーしながら敵地で連勝を収めたことは、今季のチームの層の厚さ、全体的な質の高さを物語る何よりの証明と言える。2試合でゴールを守り、チームを勝利に導いたGK清水圭介も、「チームとしても、自分自身にとっても、大きな2試合になった」と手応えを話す。

迎える今節、大分に勝利すれば、グループステージ突破が一気に近づく。そうした一戦に臨むにあたり、ポイントの一つはメンバー編成か。これまでルヴァンカップはリーグ戦に挟まれた日程で行われてきたが、今回の一戦は直近のリーグ戦から中6日、空いている。様々な選手起用が可能になるだけに、新外国籍選手、マテイ ヨニッチとジェアン パトリッキがピッチに立つかも含め、先発の11人、さらにはベンチも含めた18人に注目したい。

対戦相手の大分は、これまで長年、チームを指揮してきた片野坂知宏監督が離れ、今季から、かつて柏レイソルや横浜FCを率いた経験を持つ下平隆宏監督が就任した。もっとも、ボールを握った際は立ち位置を変化させつつ、後ろから丁寧につないで戦うサッカーの大きなやり方は変わっていない。セレッソとしては、相手のシステムやボールの運び方を見て、効果的にプレスをかけていきたい。今季からJ2リーグを戦う大分は、開幕から未勝利が続くなどやや苦しい戦いを強いられてきたが、直近のリーグ戦では今季初勝利も挙げているだけに、この試合に向けてモチベーションも高いはず。ここまでルヴァンカップではリーグ戦から大きくメンバーを変えて戦いながら、ガンバ、鹿島と対戦して負けていない。セレッソとしても、決して気を緩めることなく迎え撃ちたい。

今季ここまで、セレッソは公式戦3勝3分1敗と白星が先行しているが、3勝はいずれもアウェイで挙げたモノ。今季、ホームではまだ勝利がないだけに、何としても今節はヨドコウ桜スタジアムで試合後にサポーターと喜びを分かち合いたい。グループステージ突破へ大きく前進する、さらには4月の戦いへ向けて弾みをつける勝利を全員で掴みたい一戦になる。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:明日の大分トリニータ戦へ向けて
「ルヴァンカップは1戦目2戦目とアウェイで、ガンバ、鹿島と難敵から2連勝できたことは素晴らしいことだと思います。明日はルヴァンカップのホーム初戦です。リーグ戦も含めてホームでは勝利がないので、明日はホームで必ずサポーターの皆さまと喜びを分かち合いたいです。今のルヴァンカップのグループステージの状況を見ると、明日勝つことによって、かなり次のステージに進む確率が上がります。明日も引き続き、全員で戦って、勝点3を奪いたいと思います」

Q:今年のルヴァンカップは、チームの層の厚さ、全体的な質の高さを感じる2試合になっています。そうした中で、明日はリーグ戦から1週間、空いての試合です。選手起用でも様々な選択肢があると思うが、明日の試合へはどう臨みますか?
「本当に様々なシチュエーションが駆け巡って、悩みました。今回の試合に向けて1週間、全員でいい準備ができました。さらに、次のリーグ戦へ向けてまた1週間の準備期間があります。色んな起用法が考えられますが、チームとして、これからまた連戦も控えていますし、今までの蓄積疲労もあります。そういった中で、フレッシュな選手を使っていきたい気持ちもあります。ケガの予防やチームマネジメントも含めて、考えていきたいと思います」

Q: 大分トリニータの現状をどう見ていますか?
「大分もルヴァンカップでは、ガンバ、鹿島相手に負けなしの2引き分けですし、先日のリーグ戦を見ても、チームとして下平さんのサッカーが浸透してきたことを感じます。昨年までの片野坂さんのサッカーとよく似たところもベースとしてはあるので、そうした積み上げも感じます。GKを含めてビルドアップを大事にしながら前進し、守備でも全員でハードワークしてくるイメージがあります。難しいゲームにはなると思いますが、我々もしっかりと準備してきたモノがありますし、大分のストロングポイント、ウィークポイントを全員で共有しながら戦っていきたいと思います」

Q:マテイ ヨニッチ選手、ジェアン パトリッキ選手のコンディションについては、現状、試合に絡めるまで上がっていますか?
「そうですね。紅白戦にも少しずつ合流する時間も増えてきました。メニューも、ほぼ全てのメニューをトレーニングできています。そういった時間を少しずつ増やしていきたいです。明日、公式戦がありますが、チームとしては、明後日も練習試合を予定しています。明日の公式戦で試合を経験させるのか、それとも練習試合で経験させるのか。そこはこれから判断したいと思います」

Q: 昨日、日本がW杯出場を決めました。南野拓実選手もゴールこそありませんでしたが、何度もいい形を作っていました。見ていてどのように感じられましたか?
「昨日の試合だけではなく、予選を通して、日本代表を引っ張るリーダーシップや顔つきを強く感じました。プレー同様、人としての魅力も深くなったなと、映像を通して感じました。昨日も度々チャンスを作って、守備でも大きな貢献をしていました。チームが終盤に2点を取れたのも、彼が相手チームに大きなダメージを与えた結果だと思います。引き続き、日本代表の10番を背負って、日本を引っ張っていって欲しいと思います」

Q:W杯に出場する、しないで日本サッカー全体の盛り上がりも違うと思うが、指導者として、W杯に出場する意義をどう感じていますか?
「日本がW杯に出ることは、我々サッカーファミリーだけではなく、サッカーを通して国全体で、喜びや興奮、素晴らしいたくさんのモノが共有できます。そうした大きな出場権を、昨日、勝ち取ってくれたことを私も嬉しく思います。その中で、先ほど申し上げた偉大なOBが日本代表を引っ張ってくれていることに感激しましたし、胸が熱くなりました」

Q:OBだけではなく、現在のセレッソからカタールW杯へ、という思いもあると思うが?
「これまでもたくさんのOBがこのチームから海外に渡り、日本代表を引っ張る選手を排出してきました。そしてまた、ここにいる選手たちも大きな可能性を秘めています。大きなポテンシャルを持った選手がたくさんいることを嬉しく思いますし、そうした選手が日本代表へ入っていけるよう導いていくのが私たちスタッフ、クラブの役割だと思っています」

■清水圭介

Q:これまでのルヴァンカップは2試合とも先発し、連勝という結果を残しています。チームとして、自身として、この2試合を振り返ると?
「チームとしては、初戦の大阪ダービーという大切な試合で、一度は同点に追い付かれながらも勝ち越せました。得点の取り方も、自分たちがやろうとしていることを出せましたし、後ろから見ても素晴らしいゴールでした。鹿島戦は、自分自身がプレーする回数は多くなかったですが、チーム全員のハードワークのおかげで、失点ゼロで抑えることができました。チームとしても、自分自身にとっても、大きな2試合になったと思います」

Q:この2試合はCBも試合ごとに変わる中で、最後尾からどのようなことを心掛けながらプレーしていましたか?
「常にそうですが、後ろから見て危ないところを抑えながらプレーすることは。今までもずっとやってきました。それは変わらず、このチームに入っても続けています。自分一人では守れないですし、ディフェンス陣と協力しながらゴールを守ることは、常に意識しています。ディフェンスラインに誰が入っても、変わらずそこは意識して取り組んでいます」

Q:「成長を求めて」移籍された中、ここまで始動から約2ヶ月半、どのような日々になっていますか?
「Jリーグの中でも素晴らしいGKであるジンさんのプレーを、練習でも試合でも一番近くで見れているので、そこで学ぶことは本当に多いです。一つ一つのキャッチへのこだわり、パス一つにしてもそうです。そこへのこだわりが強いなと感じます。自分自身も刺激になりますし、J1で長く活躍してこられたのはそこだと学べたので、少しでも近づけるように、日々100%でトレーニングしています」

Q:古巣でもある、明日の大分トリニータ戦へ向けて
「古巣ではありますが、今はセレッソ大阪の一員です。大分はカテゴリーがJ2になりましたが、誰が出ても高いクオリティーのサッカーができる選手は揃っています。今まで通り変わらず、ディフェンス陣と協力しながら危ない場面を抑えて、何としても失点ゼロで抑えて、勝ち切りたいと思います」

Q:明日、出場すれば、ホームでは初のプレーになります。これまでリーグ戦でベンチから見て、ヨドコウ桜スタジアムの雰囲気についてはどのように感じていますか?
「アップでも、観客席との距離の近さは感じます。ホームのサポーターを背にすると力強いですし、実際にピッチでプレーすれば、後押しを感じると思います。アウェイ側とすれば、プレッシャーもかかると思います」

Q:そうしたホームで明日は今季初勝利を挙げたい気持ちも強いのでは?
「そうですね。何とかホームで勝利を収めて、サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいです。明日は雨予報で風もありそうで、足元は悪い状況ですが、たくさんのサポーターの皆さんに足を運んでいただきたいですし、そこで一緒に勝利の喜びを分かち合いたいです」