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【3/12 清水戦】Match Preview

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≪リーグ戦での今季初勝利を求め、アウェイでの清水エスパルス戦に挑む≫

開幕から続いた公式戦5連戦が終わり、再スタートとなる今節。前節のFC東京戦から中5日、セレッソ大阪は清水エスパルスのホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第4節に挑む。

今季初の敗戦となったFC東京戦は、前半は相手のボール保持と強度の高いプレスに苦しめられ、守勢に回る展開に。失点シーン以外にも何度も決定機を作られたが、GKキム ジンヒョンの好守もあり1失点でしのぐと、後半は選手と配置を変えて反撃。立ち上がりからいい形を作ると、相手の退場も誘い、攻勢に出る。サイドを崩して決定機も作ったが、ペナルティーエリア内に入った後のクロスやシュートの精度を欠き、無得点に。悔しさを噛みしめる結果に終わった。それだけに、今節の清水戦に向けて高めていきたいことは、相手のプレスをはがすビルドアップの質と、フィニッシュの精度。ミスを減らし、確実に好機を仕留めたい。守備では逆に、清水のビルドアップを封じるべく、積極的にプレスをかけていきたい。FC東京戦では、途中出場の選手たちが試合を活性化しただけに、今節は先発の11人にも注目だ。

対戦相手の清水は、昨季終盤、ロティーナ監督の後を継いで指揮を執り、J1残留を果たした平岡宏章監督体制を今季も継続。攻守に縦の矢印を強く押し出す、アグレッシブなサッカーを志向している。ただし、前節は横浜F・マリノスの圧力に屈して0-2で敗れており、付け入る隙はありそうだ。警戒すべきは鈴木唯人。開幕から2試合続けて得点しており、持ち前の技術に決定力も備わってきた印象。彼をスピードに乗らせない対応を心掛けたい。チーム全体としても、清水のカウンターには警戒が必要だ。アウェイでの清水戦は、昨季はリーグ最終節で対戦し、逆転負けを喫した。今季こそ、敵地に集まったサポーターとともに勝利の喜びを分かち合いたい。

ここまで開幕から公式戦5試合を戦い、2勝2分1敗と白星が先行しているセレッソ。横浜FMとのリーグ開幕戦から難敵が続いた中で、多くの選手たちがプレーして、チームが求める攻守を表現できたことは大きな収穫だ。「リーグ戦においても、一つ結果が出れば、チームの成長スピードは加速する」(小菊���雄監督)「勝てばチームもさらに良い方向に行く」(松田陸)ことは間違いないだけに、今節こそ必ず、今季のリーグ戦初勝利を掴みたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:開幕からリーグ戦では勝利がありませんが、内容的には自分たちの狙いを表現できている時間帯も多いと思います。それだけに、今節は結果にこだわりたい気持ちも強いのでは?
「リーグ戦の3試合、色んな学びがありました。前々節の京都戦、前節のFC東京戦と、ゴールまであと一つ、という場面をたくさん作ったことは、ポジティブに考えています。学びからチーム力を高めていく作業は引き続きしていく必要はありますが、選手たちにも今週のミーティングで伝えたのですが、ルヴァンカップを含めた5連戦を全員が一体感を持って、いい準備をして戦えたと。リーグ戦の未勝利は残念ですが、難敵が続いた5連戦を2勝2分1敗で終えた中で、ポジティブな要素もたくさんありました。リーグ戦においても、一つ結果が出れば、チームの成長スピードは加速しますし、現在の一体感がより強固になると確信しています。明日は内容と結果に焦点を当てて、必ずチームで白星を勝ち取って、帰って来たいと思います」

Q:試合のポイントとしては、相手のプレスをどう回避するか、また、自分たちが相手の攻撃にプレスをかける部分は大事になる?
「守備では前から奪いにいく作業を中心に、(リトリートとの)使い分けもしていきます。清水はボール保持も大事にする一方で、奪ってからの速攻もあります。ゲームコントロールは大事になります。また、前節のFC東京戦で出た課題に対して、一つひとつ積み上げてきたことを発揮できるか。そこがキーになると思います」

Q:今節に向けての準備期間で、より強調されたことは?
「やはりビルドアップのところですね。守備については、リーグ戦、カップ戦と誰が出てもチームの規律を守って、意図的に奪うシーン、攻撃につなげるシーンは出せたと思います。一方で、攻撃のところで、相手のプレスをどうはがすか、そして、攻撃の優先順位ですね。ビルドアップのところから、ゴールを奪うためにどこを優先していくか。共通理解をもう一度、全員で共有して、今節に臨みたいと思っています」

Q:清水エスパルスについて、鈴木唯人選手の得���力が目立っているが?
「時間やスペースを与えると、クオリティーの高い選手だと思います。チームとして、カウンターを防ぐ準備、リスクマネジメントは必要になります。前から圧力をかけて、前線にいいボールを入れさせない準備はしてきました」


Q:U-21日本代表の活動にケガのため不参加になった西尾隆矢選手の状態について
「ギリギリの状態でトレーニングを行い、試合に臨む準備はできた状態です。ただ、リバウンドも含めて最後まで確認しないといけない状況ではあります」

Q:昨日、合流が発表されたマテイ ヨニッチ選手について
「まだ全体で一緒にトレーニングはできておらず、別メニュー調整中ですが、彼の存在感、雰囲気は変わらず、勇ましいモノがあるなと思います。彼の経験、リーダーシップ、サッカーに対する取り組みは素晴らしいモノがあり、背中で見せてくれる選手ですので、若い選手たちにとって、大きな影響を与えてくれる選手だと思っています」

■松田陸

Q:今節に向けて練習で高めてきた部分は?
「やることを明確にしました」

Q:前節、課題になった部分はどう捉えていますか?
「フィニッシュの精度は上げていかないといけないと思います。自分自身としても、クロスに対して、もっと中に入ってくるように要求していきたいですし、自分でもどんどんシュートを打っていきたいです」

Q:リーグ戦は未勝利ですが、内容としては悪くないだけに、今節は結果にこだわりたい?
「そうですね。勝ちにこだわって戦いたいですし、勝てばチームもさらに良い方向に行くと思います」

Q:開幕から5試合、結果が出た試合と出ていない試合で何が違うと感じますか?
「結果が出た試合では、自分たちの立ち位置をうまく取って、しっかりボールを回せています。結果が出ていない時は、そういう部分が足りなかったり、距離が遠かったりと感じます」

Q:清水に対して気を付けるべき部分は?
「まだロティーナさんのサッカーも残っていると思うので、(ビルドアップでの)立ち位置は取ってくると思う。余裕を与えないように、プレスをしっかりかけたいです」

Q:自身は開幕から公式戦5試合続けて先��しているが、コンディションは?
「状態はめちゃくちゃいいです」

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