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【3/2 鹿島戦】Match Preview

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≪ルヴァンカップの開幕連勝を目指す今節。敵地での鹿島アントラーズに挑む≫

明治安田生命J1リーグ第2節・京都サンガF.C.戦から中3日。セレッソ大阪はアウェイに乗り込み、鹿島アントラーズとのJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節に挑む。

初戴冠となった17年以来のタイトル獲得を目指す今大会。その初戦の相手は、宿敵・ガンバ大阪だった。セレッソは、リーグ開幕戦から先発10人を入れ替えて臨むと、7分に為田大貴がセットプレーから先制点。41分にも上門知樹が追加点を挙げて突き放す。後半、一時は同点に追い付かれたが、84分に中原輝が決勝点を奪って3-2で勝利。新加入選手が躍動し、既存選手と融合。見事、グループステージを白星スタートで飾った。この試合は、リーグ戦では控えに回る選手たち中心のメンバー構成になった中、攻守にチームが機能。先制点で勢いを与えた為田も「前線の機動力を生かして、素早いプレッシングができた。それに連動して、後ろの選手が付いてきてくれたことで、チームとしてうまく戦えた」と手応えを語る。

迎える第2節も敵地での一戦になるが、「アウェイ2連戦で勝点6を取れば一気にグループステージ突破が見えてくる」(小菊昭雄監督)とチームのモチベーションは高い。第1節と同様、大幅に先発を入れ替えて臨むことになるであろう今節も、「アグレッシブに、準備してきたことを全員で同じ絵を描きながら攻守に戦う」(小菊監督)姿を披露したい。ポイントは、前からの守備か。前述のように、ガンバ戦では前線4人がプレスのスイッチを入れ、相手のビルドアップを制限。良い形でボールを奪うシーンも多く、流れを引き寄せた。鹿島に対しても、運動量と球際で負けず、アグレッシブに連動したプレスをかけていきたい。鹿島の前線には強力な選手も多いが、チーム全体でのコンパクトな守備を心掛けながら対応したい。その上で、攻撃陣では、ガンバ戦でゴールを決めた上門や為田、さらにはプロ初ゴールも期待される北野颯太らの躍動に期待が懸かる。

メンバーを底上げしながら臨むルヴァンカップ。その意義について小菊監督は、「チーム力、個の力を上げる大切な大会」と位置��ける。開幕から連勝となれば、一気にグループステージ突破にも近づく。敵地で難しい戦いも予想されるが、チーム全体で一体感を持って戦い抜き、勝点3獲得を目指す。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:ルヴァンカップは白星スタートになったが、グループステージ第2節に向けて
「明日、アウェイで鹿島に勝利を収めることができれば、2試合で勝点6になります。『グループステージ突破のために勝点12を取りにいこう』と選手たちと共有している中で、アウェイ2連戦で勝点6を取れば、一気にグループステージ突破が見えてくる大切な試合です。(第1節の)ガンバ戦と同様、アグレッシブに、今まで準備してきたことを全員で同じ絵を描きながら攻守に戦うことができれば、いい試合ができると思います」

Q:鹿島アントラーズは第1節の大分トリニータ戦がなく、カップ戦は明日が初戦になる。メンバーは読みづらい部分もあると思うが、鹿島についてはどう見ている?
「リーグ戦をスカウティングして、今までの鹿島の伝統を守りながらも少し変化を加えている印象を受けています。特にビルドアップのところやシステム。流れや相手の状況によって変化してきたりという形で、今までにない鹿島の色も出ているのかなと思っています」

Q:ルヴァンカップは日程がタイトになる分、たくさんの選手がプレーできるメリットもあると思うが、どう捉えていますか?
「優勝した17年も、皆様にはルヴァン組と呼んでいただきましたが、リーグ戦を主に戦うグループと、ルヴァンカップを主に戦うグループで、リスペクトし合って、いい競争が行われていました。ルヴァンで活躍した選手がリーグ戦でチャンスをもらったり、チームが一体感を持って、個々が刺激し合って高め合う過程をコーチとして見てきました。ルヴァンカップは貴重な場でもありますし、チーム力を上げる、個の力を上げる上で大切な大会、ゲームだと思っています」

Q:毎熊晟矢選手も練習に復帰されているようだが、明日の出場について
「練習にフル合流していますので、明日は十分に出場のチャンスはあると思っています」

Q:今月から外国人の入国制限が緩和されるが、現状、マテイ ヨニッチ選手とジェアン パトリッ���選手の状態について
「常にコンタクトは取っています。入国してチームに合流すれば、すぐにでも戦える心身の準備はしてくれていると聞いています。1日でも早くチームに合流してくれることを願っています」

■為田大貴

Q:チームとしても為田選手にとっても好スタートとなった第1節のガンバ大阪戦を振り返ると?
「みんな気合いも入っていましたし、試合前に監督から『前線からみんなで守備をして戦うことがこの試合のキーになる』と言われて、前半はみんなでまとまって、それを体現できたと思います。(自身が得点した)セットプレーは、チーム全体として(平均)身長は低かったので、ニアは狙っていました」

Q:まさに前線4人から始まる守備が機能していたが、ピッチで手応えもありましたか?
「そうですね。みんなでカバーし合いながら、前線の機動力を生かして、素早いプレッシングができたと思います。それに連動して、後ろの選手も付いてきてくれたことが、チームとしてうまく戦えた要因だと思います」

Q:そうした意味では、明日の試合も前線からのプレスを含めた守備がカギを握ると思われる。積極的にボールを奪いにいきたい?
「自分たちがやってきたことを出すためには、前線からの守備は大事になってきます。もちろん、(プレスを)はがされることもあると思いますが、そういうときは、チームとして一つラインを下げたり、チームとしての決まり事もあるので。そういうところは臨機応変に、試合の中でみんなで話し合ってプレーしていければと思います」

Q:その一方で、ガンバ戦は後半に同点に追い付かれるなど、試合の流れの難しさも感じたと思うが、後半についてはどう振り返る?
「サッカーにおける2-0の難しさというか、『次の1点を取ることが大事』とみんなで話していた中で、3点目を取るチャンスもありました。後半も立ち上がりはいい流れで崩すシーンもあり、前半の勢いをそのまま持っていくことはできました。ただ、ああいう形で失点してしまうと、相手も前向きになる。そういうときに、自分たちがもう少しハッキリプレーできたら良かった。つなぐより、自分たちが前に押し込む形で簡単なプレーを増やすなど、もう少し中で修正できたかなとも思います。ただ、最後に勝点3が��れたことはチームとしてもプラス。同点に追い付かれましたが、アウェイでもう1点を取って勝ち切る姿を見せることができたのは、チームとしていい状態だと思います」

Q:昨季はケガによるリハビリからのスタートだったが、今季は開幕からコンスタントに出場しています。移籍2年目の今季に対する思いは?
「ホント去年は、ほぼケガというシーズンだったので、自分自身、悔しい思いもしましたし、不完全燃焼で終わりました。ただ、去年も最後の方はいいプレーができていたので、今年はそれ以上のプレーを、という思いです。まだコンディションを上げている段階ですが、試合を重ねてどんどん上げていって、昨年獲れなかったタイトル獲得に貢献できたらなと思います」

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