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【2/23 G大阪戦】Match Preview

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≪頂点を目指すルヴァンカップが開幕。早速、敵地での“大阪ダービー”からスタート≫

明治安田生命J1リーグ開幕戦から中3日。今度はJリーグYBCルヴァンカップが開幕する。セレッソ大阪はアウェイに乗り込み、ガンバ大阪とのグループステージ第1節に挑む。

まずこの一戦の注目は、メンバー編成だ。リーグ戦に挟まれた日程であり、中2日で次節のリーグ戦が控えていることも踏まえ、「総力戦で臨む」と小菊昭雄監督は語る。前日取材に応じたのは鈴木徳真だが、「ダービーということで、プライドの戦いになると思う。セレッソとしてのプライドを持って、絶対に負けたくない気持ちで挑む」と気合い十分の言葉を残した。その鈴木も含め、リーグ開幕の横浜F・マリノス戦では、中原輝、山中亮輔と新戦力が次々に途中出場。同点に追い付く原動力となった。また、2種登録されたばかりのセレッソ大阪U-18所属、北野颯太もJ1デビュー。果敢なドリブルや巧みなトラップからのシュートなど、ゴールに迫る場面を作り、流れを引き寄せた。こうした選手たちが明日のルヴァンカップではどのようなプレーを見せるか、期待に胸は膨らむ。

ガンバ大阪は、今季から、昨季まで大分トリニータを指揮していた片野坂知宏監督が就任。後ろからしっかりとボールを動かしつつ、前線のタレントも生かした新たな攻撃の構築に取り組んでいる。そうした戦術的な狙いに加え、元来、一人ひとりの個の力は高いチーム。セレッソとしては、守備での規律とアラートさを保ちつつ、攻撃面での個性も発揮し、チーム一体で立ち向かっていきたい。また、「球際」に言及したのは鈴木だが、戦術的な要素以外にも、局面、局面での戦い、1対1で負けないことも、“大阪ダービー”を制す上では重要なこと。メンタル面でも負けず、相手を凌駕していきたい。

ガンバ大阪とのルヴァンカップと言えば、昨季は準々決勝で実現。アウェイでは4-0の快勝を収めるなど、2戦合計でセレッソが勝ち上がった。“小菊セレッソ”発足直後でもあり、「私の中で素晴らしい大切な思い出となっている。また明日、新たな戦いで、素晴らしい思い出が刻まれるように全員で勝利に向かっていきたい」と指揮官は思いを話す。昨季、あと一歩で逃したタイトル獲得へ向けて、その第1歩を力強く刻みたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:ルヴァンカップに対する思いは?
「ルヴァンカップは、昨季は決勝で敗れて悔しい思いをした大会です。もう一度、チーム全員であの舞台に戻りたい強い思いがあります。明日、大阪ダービーでの開幕になりますが、この大一番を勝利でスタートしたい思いが一つと、もう一つは、キャンプから全員が素晴らしいモチベーションで、一体感を持って臨んでくれました。選手たちにも言ったのですが、『この5連戦は総力戦で乗り越える』と伝えています。全員がいい準備をしてくれたので、明日は自信を持って先発に送り込むことができます」

Q:リーグ開幕戦を受けて、選手に伝えたことなど、修正点について
「まず、アウェイで勝点1を取れたこと、全員の諦めない姿勢や強い気持ちで勝点を持ち帰れたことはポジティブに考えています。試合内容は改善しないといけないことはありましたが、この早いタイミングで、優勝争いするチームの基準を、身を持って感じたこともポジティブな点だと思っています。相手やスコアは非公表でしたが、キャンプ最終日や開幕の1週間前の練習試合ではポジティブな面が多く、自信を持って臨んだ開幕戦だったのですが、優勝を狙う相手を基準として考えた場合、自分たちもまだまだやらないといけないところがあるなと。強度の高さ、技術的、戦術的なところ。様々な基準がハッキリ見えたので、チーム全体で、一つひとつ、その基準に達していけるようにやっていきたいと思います」

Q:監督が代わったガンバ大阪の印象について
「片野坂監督という経験豊かな監督が就任されて、大きくサッカーが変わった印象もあります。開幕戦は早いタイミングで10人になったので、色んなところがまだまだ不透明なところもありますが、個のクオリティーが高いチームですし、戦術的なところにもトライされていると感じました。厳しい試合になるとは思いますが、大阪ダービーは必ず勝たなければならない試合です。我々の誇り、プライドを胸に、セレッソファミリーの皆様と戦って、勝利でスタートしたいと思います」

Q:昨年は、就任後いきなり大阪ダービー3連戦でした。当時を思い出すこ���もありますか?
「初陣となったリーグ戦は、ゴールシーンや最後にみんなと喜びを分かち合ったことなど、全てを鮮明に覚えています。その後のルヴァンカップ準々決勝2連戦の記憶も、私の中では素晴らしい大切な思い出となっています。また明日、新たな戦いで、素晴らしい思い出が刻まれるように全員で勝利に向かっていきたいと思います」

■鈴木徳真

Q:リーグ開幕戦では途中出場。セレッソ大阪の選手としてデビューした感想は?
「歴史あるクラブ、ビッグクラブのエンブレムを背負って出るプライドを持ってピッチでプレーできたことで、一歩、踏み出せたと思うと同時に、ここから新しい戦いが始まるなと感じました」

Q:追いかける展開での出場だったが、チームに貢献するために意識していたプレーは?
「試合に入る前に、スタッフから、『守備で(プレスに)行けていないので、行って欲しい』と声をかけてもらっていたので、守備からしっかり入ろうと。いかにボールを奪って前に行けるかが、流れを引き寄せる要素になると思っていました。それがうまくハマって、前線に行ける機会が増えたと思います」

Q:個人として、チームとして、明日のルヴァンカップで見せたいプレーは?
「やはりダービーということで、プライドの戦いになると思います。球際など、あと一つの差、その一つを上回ることができれば必ず結果に結びつくと思います。僕自身で言えば、運動量やボールを散らすこと、足を振ってシュート、ゴール機会を演出することが求められると思います」

Q:大阪ダービーは、外から見ても、激しさは感じていましたか?
「そうですね。他クラブにいても、セレッソとガンバはダービー感が強いイメージはありました。そんな歴史ある戦いに出られる嬉しさ、ワクワクする気持ち、緊張も感じています。セレッソとしてのプライドを持って、絶対に負けたくない気持ちで挑みます」

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