【12/12 浦和戦】Match Review

≪天皇杯のファイナル進出は叶わず。大久保嘉人は現役ラストマッチに≫

■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2021-12-14/

タイトルにつながるファイナル進出を懸けた天皇杯準決勝。セレッソ大阪は、敵地・埼玉スタジアム2002に乗り込み、浦和レッズとの一戦に臨んだ。浦和とは、明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップを合わせ、今季5度目の対戦となった。

リーグ最終戦から先発は2人変更。ボランチの一角に喜田陽が、今季、リーグ戦では1試合の出場に留まっていた為田大貴が左サイドハーフに入った。立ち上がり6分、その為田が奪ったボールを大久保嘉人がシュート。リーグ戦ラスト2試合に続いて先発を果たした大久保のファーストシュートで幕を開けた試合は、両チームとも攻守の切り替えが早く、一進一退の攻防が続く。
ただし、飲水タイム明けの29分、均衡が破れた。セレッソが左サイドで押し込まれると、関根貴大のクロスがポストに当たった跳ね返りを明本考浩が折り返し、宇賀神友弥に強烈なミドルシュートを決められた。

上限が撤廃され、3万人を超える観客が入ったスタジアム。その大半を占めた真っ赤なサポーターが沸き立つと、直後の数分間は浦和の猛攻を受けたセレッソだが、西尾隆矢のブロックなどで追加点は許さずしのぐ。すると、前半の終盤に猛反撃。37分、清武弘嗣がミドルシュートでゴールを脅かすと、40分に決定機。FKの流れから、最後は為田が鋭いシュートを放ったが、GKの好セーブに阻まれた。直後のCKの流れからもチャンス。松田陸のクロスにファーサイドで大久保が飛び込んだが、惜しくもあと一歩、合わなかった。


流れを引き戻して前半を折り返したセレッソは、後半も開始から攻勢に出る。坂元達裕が起点になって押し込むと、49分に決定機。坂元の縦パスに為田が競り、こぼれたところを清武がシュートも、枠を捉えることはできなかった。

54分には、キャスパー ユンカーの枠を捉えたヘディングを西尾がゴール手前でクリア。何とか2失点目は与えず、同点を目指す。64分、大久保と為田に代わり、加藤陸次樹と山田寛人がピッチに入ると、この交代で左サイドに移った清武を起点に打開を試みるが、浦和の守備を崩すには至らない。
すると、89分、途中出場の小泉佳穂に試合を決定付ける2点目を決められ、万事休す。浦和に0-2で敗れ、天皇杯のファイナル進出は果たせなかった。

試合後、この試合が現役ラストとなった大久保は、チームに愛ある提言。最後は、「これからどう改善されていくのか、自分も楽しみにしながら応援していきたい」とエールを送った。ルヴァンカップ決勝に続き、大舞台での1発勝負に敗れた小菊昭雄監督は、「私の力不足」と話した上で、「今日の敗戦からもたくさんの学びがありました。クラブが力強く前進していけるように、また一つひとつ積み上げていけるように頑張っていきたい」と顔を上げた。
3つ目の星をユニフォームに刻み、引退する大久保をタイトルで送り出す夢は叶わず、悔しい結果で21シーズンを終えたセレッソ。束の間の休息を挟み、来季、捲土重来を期す。

天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 準決勝 浦和レッズ 天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 準決勝