【10/27 名古屋戦】Match Review

≪「総力戦」で天皇杯準々決勝に快勝。3日後のルヴァンカップ決勝へ弾みを付ける≫


■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2021-10-27/


直近のリーグ戦、明治安田生命J1リーグ第33節・横浜F・マリノス戦から中2日。敵地・豊田スタジアムに乗り込み、名古屋グランパスとの天皇杯準々決勝に挑んだセレッソ大阪。先発は、横浜FM戦から9人変更。試合前日の囲み取材でも、「全員の力で勝ち切りたい」と話していた小菊昭雄監督だが、その意図について、試合後に、「『この連戦を総力戦で乗り切りたい』と。そして、いつも本当に、試合に絡まない時もよく準備してくれている選手たちの、『勝ちたい』、『試合に出たい』、そういったパワーを信頼して、今日のメンバーをチョイスしました」と話した。


立ち上がり、名古屋にボールを握られ、攻勢を受ける形となったセレッソだが、慌てずセットした状態で対応。押し込まれても最後はしっかりと体を寄せて守る。9分、稲垣祥のミドルシュートをGKキム ジンヒョンがはじいたところをシュヴィルツォクに詰められたが、ここは鳥海晃司が戻ってカバー。攻撃では、奪ったボールを素早く前のスペースに運び、カウンターからチャンスを作る。左サイドハーフで先発した為田大貴のドリブルもアクセントになった。


前半の飲水タイム明け、セレッソはより高い位置でボールを奪う意識を持つと、31分に決定機。奥埜博亮のパスを喜田陽が思い切りよく左足でシュート。GKにはじかれたところを為田がつなぎ、今度は山田寛人が左足でシュート。再びGKにはじかれたが、ここで得たCKからセレッソが先制に成功した。この試合、復帰後初先発を飾った清武弘嗣のインスイングのキックにファーで合わせたのは鳥海。ニアでチアゴや進藤亮佑がDFを引き連れ、ぽっかり空いたスペースで鳥海が頭で押し込んだ。36分にも、高い位置で奪ったセレッソに決定機。奥埜、清武、山田とつないで最後は為田がカットインからシュート。DFに当たってわずかに外れたが、この後のCKからセレッソが追加点を奪う。今度は清武のアウトスイングのキックにチアゴが豪快に合わせ、ネットにねじ込んだ。前半アディショナルタイムにはシュヴィルツォクのシュートをゴール手前で進藤がクリア。ピッチに立つ全員が集中力を高く保ち、前半を2点リードで折り返した。


後半、選手や配置を変えてきた名古屋。それでも、セレッソもキム ジンヒョンの好守もあり、無失点でしのぐと、63分に試合を決める3点目を奪う。後半開始から山田に代わって入った豊川雄太のパスを受けたアダム タガートが右足を一閃。鋭い弾道のシュートを突き刺した。この場面では、豊川に入れた喜田のパスも秀逸だった。そして、ここでも前線からの連動した守備が起点になっていた。3点リードで迎えた終盤は危なげなく試合を進め、このままタイムアップ。出場機会に飢えていた選手たちが結果を出し、天皇杯準決勝進出を決めるとともに、3日後に行われるJリーグYBCルヴァンカップ決勝へとバトンをつないだ。


天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 準々決勝 名古屋グランパス 天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 準々決勝