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【10/6 浦和戦】Match Preview

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≪ファイナルを懸けた決戦。先月のリーグ戦も教訓に、浦和レッズとのルヴァンカップ準決勝 第1戦に挑む≫

タイトルへとつながる決戦だ。セレッソ大阪が、浦和レッズとのJリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第1戦に挑む。直近のリーグ戦、明治安田生命J1リーグ第31節・大分トリニータ戦から中2日のアウェイ連戦ということもあり、チームは帰阪せず、大分戦翌日、直接関東入りし、準備を進めてきた。限られた時間の中、コンディション調整が主にはなったが、“対浦和”の戦略もチーム全員で描き、トレーニングに励んだ。

直近のリーグ戦では連敗を喫したセレッソだが、「またリーグとは別モノ。ルヴァンカップはあと一つ勝ったら決勝なので、モチベーションを高く持って挑める」と大分戦後に原川力も話したように、今回の試合は、頂点も見えてきたカップ戦のセミファイナル。1発勝負のトーナメント戦、2試合合計180分+αを制したチームがファイナルへ進む準決勝へ向け、新たな気持ちでチームは試合を迎える。

試合前日、リモート取材に応じた小菊昭雄監督は、「全員が規律を守って攻守に戦うこと。最後までチームが一体感を持って、全員の力で決勝進出を強く思うこと。チームのために走る、戦う、自己犠牲をすること。そういった姿勢が大事になる」と言葉に力を込め、決勝進出へ向けて大切になることを強調した。

対戦相手の浦和は、直近のリーグ戦こそヴィッセル神戸に1-5と大差で敗れたが、それまでは公式戦10戦無敗と好調を維持。今季から就任したリカルド ロドリゲス監督の戦術が浸透し、江坂任やアレクサンダー ショルツら夏場に加入した新戦力もフィット。Jリーグでも屈指の好チームへと成長を遂げている。セレッソ自身、先月のリーグでの対戦では、スコア、内容ともに完敗を喫し、その力をまざまざと見せつけられた。ただし、一度そのような相手の現在地を体感したことをアドバンテージに変えていきたい。あの試合を教訓に、浦和の攻守をどう分析し、今回の一戦に落とし込めるかは重要になる。

セレッソにとってルヴァンカップは、17年にクラブ初のタイトルを獲得した特別なカップ戦だ。あの年は、浦和とは準々決勝で対戦。2試合とも引き分けに終わったが、ホームで0-0、アウェイでは2-2と、アウェイゴールのルールを生かして準決勝進出を決めた。今回の準決勝も、どのような形になったとしても、決勝進出を果たすことが最大の目的。まずは敵地での第1戦。ホームでの第2戦にいい形でつなげるべく、一体感を持って挑む。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:直近のリーグ戦・大分トリニータ戦から帰阪せず、直接関東入りして準備を進めているようだが、準備状況としてはいかがでしょうか?
「アウェイが続く中2日ということで、少しでも選手の疲労を軽減するためにも、そのような活動となりました。選手たちは明日の試合に向けて、元気にモチベーション高く、トレーニングもピリピリした中でも明るく取り組んでくれました。疲労は回復していると思います」

Q:まずはアウェイからのスタートとなる第1戦のポイントについて
「もちろん、明日はアウェイゴールを取って勝利することが最高のシナリオです。ただし、アウェイゴールを奪いにいくあまり、バランスを崩すことも懸念しないといけません。まずは勝利に向けて、全員が規律を守って攻守に戦うこと、準備してきたことを発揮することが大事になります」

Q:17年以来のタイトルを目指す大会だが、当時の状況も踏まえて、カップ戦を勝ち抜くために必要なことは?
「リーグ戦からの3連戦になるので、チームの総合力が問われます。4年前にタイトルを獲った時のことも鮮明に覚えていますが、ガンバとの準決勝では、総力戦で2試合を戦って、ラスト1分まで決勝のカードはガンバが持っていたのですが、ラスト1分で私たちが逆転で決勝進出を勝ち取りました。最後までチームが一体感を持って、全員の力で決勝進出を強く思うこと。チームのために走る、戦う、自己犠牲すること。そういった姿勢が大事になると思います」

Q:浦和レッズとは9月にリーグで対戦し、0-2で敗れています。あの試合から修正して生かしたいところは?
「前回のリーグ戦は完敗でした。完敗の中で、私たちの学びも大きかったですし、チームが一つひとつ積み上げて前進している姿を明日はお見せしたいです。必ず、前回の敗戦のリベンジを果たしたいと思います」

■西尾隆矢

Q:ルヴァンカップはクラブとしては17年に初タイトルを獲得した大会でもあるが、西尾選手にとってルヴァンカップの印象は?
「僕もその優勝した大会は見ていました。リーグとはまた違う雰囲気もありますし、タイトルが懸かった大きな大会という印象です。自分も優勝を決める舞台に立ちたいです」

Q:17年当時は高校生でしたが、アカデミー生としても優勝は嬉しかったですか?
「そうですね。僕はセレッソには中学から在籍していて、その時からずっと好きだったので、トップチームが優勝したことは僕自身も凄く嬉しかったです」

Q:浦和レッズの印象は?
「先月、リーグ戦で戦ったのですが、前からアグレッシブに来ますし、ボールを保持することもうまいチームだと感じました。リーグ戦では、個人的にも苦い思いを味わったので、修正して、やられないように、勝ちにこだわって明日は挑みたいです」

Q:直近の浦和戦は、チームとしても選手個人としても課題が残ったが、改めて、あの試合から生かしたい部分は?
「前の浦和戦は、僕たちの守備がハマらなくて、相手に簡単にボールを回された。試合が終わった後に、チーム全体でどういう守り方をするかも話し合った。規律をしっかり正して、明日はいい守備からいい攻撃につなげられるように頑張りたい」

Q:浦和は直近のリーグ戦ではヴィッセル神戸に大敗しているが、その試合は見ましたか?
「僕個人としては、見ました。相手も5失点したので、明日は勢いを持って入ってくると思うので、そうした相手を受けないように、僕たちも前から戦いたい」

Q:その試合を見て、浦和攻略のヒントになるような気付きはありましたか?
「その試合というよりも、やっぱり前回、リーグで浦和と戦った試合の方が生かせると思う。あの試合は小さなミスが多かった。自分たちのパスの質で試合展開も変わってくるので、全体的にミスを減らすことが大事。試合の入り方も改善して、守備でも規律を持って戦えば、勝つチャンスは必ずある」

Q:中継内で、ルヴァンカップのニューヒーロー候補として特集されていたが、反響はありましたか?
「友達からは連絡が来ました。僕がJ1に出ていることを知らない子も多かったのですが、そういう子からも『ユーチューブ見たよ、頑張って』という応援が来ました。僕自身も嬉しかったですし、もっと有名になって頑張らないとな、という気持ちにもなったので、(特集されて)良かったのかなと思います(笑)」

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