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【9/8 札幌戦】Match Preview

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≪舞台を再びリーグ戦に戻す今節。一つでも順位を上げるため、1戦1戦を戦っていく≫

小菊新体制になり、リーグ戦、カップ戦とガンバ大阪との3連戦を戦ったセレッソ大阪。初陣となった明治安田生命J1リーグ第27節は、松田陸の決勝点で1-0で勝利すると、続くJリーグYBCルヴァンカップの準々決勝は、2戦合計4-1で準決勝進出を果たした。結果、内容が伴った勝利を続けたことで、チームの士気は上がっている。

そんな中、再び舞台をリーグ戦に戻す今節。AFCチャンピオンズリーグ出場により延期されていた第19節・北海道コンサドーレ札幌戦に挑む。ルヴァンカップ準々決勝・第2戦から中2日のアウェイ戦であり、コンディションとの戦いでもあるが、「チーム内での競争は激しさを増している」と小菊昭雄監督も話すように、試合に向けてモチベーションを高めている選手は多く、誰がピッチに立っても躍動できる準備は整っている。ルヴァンカップ準々決勝の2試合では、山田寛人に加藤陸次樹、中島元彦、喜田陽ら若手の活躍が目立ったが、ベテランの藤田直之やキム ジンヒョンらもしっかり脇を固め、チームを支えている。さらに、ルヴァンカップ準々決勝・第2戦では、約10年ぶりに乾貴士がJリーグでのピッチに立ち、今後に期待を抱かせるプレーを披露するなど、チームに新たな武器が加わった。

今節、対戦する札幌もセレッソと同じくルヴァンカップ準々決勝を戦っており、5日の第2戦は敵地での一戦だった。互いに試合中に負傷者も出ており、連戦という条件もイーブン。今節は、まさにチームの総力が問われる一戦となる。通称“ミシャ”監督率いる札幌の特長と言えば、マンツーマンの守備。人に付いてくるだけに、セレッソとしてはいかにマークをはがしてビルドアップしていけるか。うまくかいくぐればスペースもあるだけに、2トップを中心に敵陣を攻略していきたい。また、ポジションを崩したビルドアップにも特長がある札幌に対し、セレッソがどう守備を仕掛けるかもポイント。プレスで制限をかける場面やしっかり引く局面など、状況に応じた、いい守備も心掛けたい。ルヴァンカップ準々決勝・第2戦では、試合終盤、札幌は外国籍選手を並べたパワープレーも行っているだけに、高さ対策も必要になる���も知れない。

ここまで、ACL、天皇杯、ルヴァンカップと全ての大会で勝ち残っているセレッソだが、リーグ戦では、現状、12位に甘んじている。小菊監督も「この順位にいるチームではないと思っている」と、もどかしさを語るが、ここから1試合でも多く勝利を手にし、一つでも順位を上げていきたい。今節の相手、札幌との勝点差は『3』。今節、勝てば順位で上回るだけに、何としても勝点3を持ち帰りたい一戦だ。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:舞台を再びリーグに移すが、リーグ戦における現状をどのように捉えていますか?
「私たちはこの順位にいるチームではないと思っていますし、一つでも上の順位を全員で勝ち取っていきたいと思っています。(新体制になってから)3試合は、結果、内容、チーム内での競争と、素晴らしいスタートが切れました。もう一度、気持ちを新たに明日の大事なリーグ戦に全員で向かっていきたいと思います」

Q:今節のあと、中2日で再び北海道コンサドーレ札幌との試合になるが、マネジメントについて
「私は毎日、毎試合を精一杯にと、自分なりに大切にしていることがあるので、まずは明日の試合に向けて100%の準備をして、2戦目に関しては、明日の試合が終わった後にまた考えていきたいと思っています」

Q:ルヴァンカップ準々決勝・第2戦でデビューした乾貴士選手の状態は?
「コンディション的には問題がない状況です。あとは試合勘ですね。トレーニングと試合では、また別の負荷がかかってきます。一番、怖いのはケガです。貴士のテンションも凄く高いので、その中でケガは怖いので、慎重に起用法は考えていきたいと思います」

Q:ルヴァンカップ準々決勝・第2戦で負傷交代した丸橋祐介選手の状態について
「残念ながらちょっと負傷を抱えていますので、明日は帯同しません。メディカルサイドでもしっかりとケアをしながら治療している状況です。1日も早く回復して、できるだけ早いタイミングで試合に復帰できるようにと思っています」

Q:最近の試合では、試合を締める役割になっている大久保嘉人選手について
「嘉人も少しケガをしていまして、���うやくコンディションが戻り、回復してきたのが現状です。まだ試合時間の制限がある状況なので、そのあたりは嘉人ともしっかり話をして、メディカルサイドやフィジカルサイドとも連係を取ながら、起用法は考えていきたいです。もちろん、嘉人の経験、決定力は私たちの重要な武器でもありますので、嘉人のコンディションが上がってきたときに、今、試合に出ている若い選手たちとの競争が、より激化すると思っています」

Q:奥埜博亮選手と瀬古歩夢選手がルヴァンカップ準々決勝には出場しなかったが、言える範囲で状態について
「彼らも少し痛みを抱えている状況でしたので、しっかりと準備している選手たちにチャンスを与えたい、という中で、彼らは休ませました」

■加藤陸次樹

Q:監督交代後に3試合を戦い、チームとして内容と結果が伴った試合ができたと思うが、どう振り返りますか?
「選手一人ひとりが監督の求めていることを1試合通してできたことが、勝利につながっていると思います」

Q;チームとしても、個人としても、攻守においてやるべきことが整理された印象だが?
「そうですね。やることがハッキリしている分、やりやすさはありますね」

Q:加藤選手自身も2トップになったことで、ツエーゲン金沢時代に培ったことが発揮しやすい?
「そうですね。(役割は)全く同じではないですが、背後への動き出しや、相方の動きを見ながらプレーすることは同じなので、そういうところは(金沢時代と)変わらないですね。プレスに行くタイミングも、4-4-2であれば同じなので、前からやってきたことを出せていると思います」

Q:攻撃面において、監督から言われていることは?
「毎試合、相手によって言われることは変わりますが、基本的には、背後への動き出しと、2トップを組む選手の動きを見て、自分の動きを変えることですね」

Q:ルヴァンカップでは山田寛人選手との2トップが機能していたが?
「やりやすかったですね。監督から言われていることをお互いができて、それが得点につながったことが良かったです」

Q:乾貴士選手がチームに加入したことで、どのようなプラス面が出てきたと感じますか?
「皆さんもお分かりのとおり、ボールを持てる選手ですし、パスも出せる、何でもできる選手なので、周りも信頼してボールも��けられます。あとは、声でチームを鼓舞してくれる選手なので、明るい雰囲気を作ってくれていると思います」

Q:髪の色が明るく、カッコ良くなったが、気分転換ですか?
「ハハハ(笑)一瞬、伸ばそうと思ったんですけど、走っているときに髪がジャマだと気付いて。それで、思い切って切りました。黒髪だったのですが、みんから『染めた方がいいよ』と言われて、勢いでいっちゃいました(笑)」

Q:結構、気に入っていますか?
「はい、気に入っています(笑)」

Q:直近のルヴァンカップ準々決勝・第2戦でのゴールにより、J1リーグ戦、ACL、天皇杯、ルヴァンカップと、 4大会全てでゴールを決め、公式戦で10得点という結果になりました。まだまだシーズンは続きますが、現状の結果は自信にもなるのでは?
「点を取れていることは自信になりますし、チームとして勝てている状況が一番嬉しいです。でも、目標はリーグ戦での二桁得点なので、リーグ戦で二桁取れるように頑張ります」

Q:では最後に、そのリーグ戦へ向けて、明日への意気込みをお願いします。
「少しでもリーグ戦の順位を上げるために、監督のやりたいサッカーをしっかり一人ひとりが理解して、内容とともに結果を出して、勝って帰って来たいと思います」

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