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【8/28 G大阪戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-08-28/ 前節、明治安田生命J1リーグ第26節・湘南ベルマーレ戦の翌日に就任した小菊昭雄新監督にとって、初陣となった今節のガンバ大阪戦。セレッソ大阪は、攻守に躍動感あふれるプレーを披露。51分に松田陸が決めたシュートが決勝点となり、新たな船出を勝利で飾った。 大阪ダービーが初陣になったことについて、「深い縁を感じます。スタートを切るには最高の相手。凄くワクワクしています」と前日会見で語った小菊監督。試合に向けた準備期間は2日間と短かったが、攻守に規律あるサッカーを表現。アダム タガート、加藤陸次樹の2トップが収めた後の3人目の動きでシュートまで持っていくなど立ち上がりからセレッソのペースで試合は進むと、ガンバの2トップ、レアンドロ ペレイラとチアゴ アウベスには瀬古歩夢と西尾隆矢のCBコンビがしっかり対応。
良い入りをしたセレッソだったが、12分にアクシデント。球際の争いの中で清武弘嗣が相手選手に右足を挟まれ、負傷交代を余儀なくされた。代わりに左サイドMFに入ったのは山田寛人。緊急事態ではあったが、落ち着いて試合に入り、攻守両面で役割を果たした。24分には、セレッソに最初の決定機が訪れる。この試合、前で収めるだけではなく前線からの守備でも貢献していた加藤が相手DFのパスをカットしてカウンターを発動。加藤のパスに抜け出したアダム タガートがシュートも、惜しくもポストを直撃した。前半アディショナルタイムにも、坂元のクロスを山田がスルーし、再びアダム タガートがチャンスを迎えたが、シュートはわずかに枠を外れた。
前半の勢いそのままに、後半開始早々、セレッソが待望の先制点を奪うことに成功。左サイドでの敵陣深くのスローインから丸橋祐介、山田、丸橋、アダム タガートとつなぎ、最後は丸橋のパスを受けた松田陸が絶妙なトラップから思い切り良くシュート。GK東口順昭が伸ばした手とポストの間、まさに“ここしかない”コースに決まり、松田陸は一目散でベンチへ。小菊監督と熱い抱擁を交わした。
63分には山田のパスに抜け出した加藤がGKとの1対1からゴールも、わずかにオフサイドでノーゴール。65分には西川潤が投入され、直後に西川のプレスからチャンスを作ると、67分にはCKから西尾が惜しいヘディングを放つ。 終盤は、パトリック、宇佐美貴史、井手口陽介を同時投入して勝負をかけてきたガンバの攻勢を受ける展開に。相手の圧力は増し、パトリックや宇佐美にサイドを取られてピンチも招いたが、セレッソもゴール前では体を張って失点は阻止。84分にセレッソも3枚同時交代を行うと、後半アディショナルタイムには高木俊幸のクロスから大久保嘉人にビッグチャンス。追加点こそ奪えなかったが、最後はしっかり時間を使って試合を締めた。
終了の笛が鳴った瞬間、小菊監督を中心に歓喜の輪が生まれ、「もう最高っすね(笑)」と殊勲の決勝点を決めた松田陸にも笑顔がはじけた。試合後は、「選手だけではなく、スタッフも全員がこの試合に向けて、本当に一生懸命、取り組んでくれました。この場を借りて、選手、スタッフ全員に感謝の気持ちを伝えたいと思います」と話した小菊監督。大阪ダービー勝利というこれ以上ない形で、“小菊セレッソ”がスタートした。

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