【6/9 鳥取戦】Match Preview

≪タイトルへと続く第一歩。ヨドコウ桜スタジアムの船出を勝利で飾りたい≫

直近のリーグ戦、明治安田生命J1リーグ第17節・ベガルタ仙台戦から中9日。天皇杯2回戦が開催され、セレッソ大阪は、ホームにJ3のガイナーレ鳥取を迎え撃つ。この試合は、改修されたヨドコウ桜スタジアムで行う初めての公式戦。未勝利が続くリーグ戦の流れを変え、今月末から始まるACLへ向けても弾みを付けたい一戦だ。

得点力の向上を目指し、レヴィー クルピ監督を新たに迎えた今季。セレッソは、開幕8試合で勝点16を獲得。開幕ダッシュには成功したが、以降の10試合では勝点7と失速。先月は3分3敗と1勝もできず、順位も下げた。この6試合では、失点こそ『7』に抑えるも、得点は『4』。攻撃力に課題を残し、先制した試合を勝ち切る勝負強さにも欠けた。

停滞する状況を打破すべく、仙台戦でクルピ監督はシステム変更に着手。「チームにインパクトを与えて、選手たちの持っているポテンシャルを引き出したかった」との思いから、それまでの[4-4-2]から[3-5-2]へと立ち位置を変え、原川力をアンカーに、両サイドも高い位置を取る、より攻撃に重きを置く布陣を採用した。結果としては引き分けに終わり、得点も1点に留まったが、それまでの試合に比べると、ボール保持の時間、チャンスの数は増加。清武弘嗣がボールを受ける回数も多く、攻撃に厚みと迫力は生まれた。守備では、原川に負担がかかる懸念もあるが、瀬古歩夢、チアゴ、ダンクレーで構成される3バックは人に強く、大崩れしない安定感は見せた。試合後、「(システムを変えて)初めてのゲームではありましたが、チームとして良くなっていく手ごたえは感じています」と指揮官も総括しただけに、この天皇杯2回戦でも再び同じシステムで臨むか、出方が注目される。試合のポイントは先制点と2点目。早い時間帯に畳み掛けることができれば、勝利は一気に近づくだろう。

また、この試合では、坂元達裕、キム ジンヒョン、アダム タガートと、各国代表に選出された選手たちが不在。彼らに代わってポジションを掴む選手のプレーにも期待したい。特に、ここまでキム ジンヒョンが不動の存在として君臨してきたGKは要注目。ベトナム国籍のダン バン ラムが出場すれば、セレッソでのデビュー戦となる。最初のプレーからどのような振る舞いでゴールに立ちはだかるか。GKというポジション上、プレー機会が少ないことに越したことはないが、この一戦のカギを握る一人になるか。

緊急事態宣言下、大阪市の要請に基づき、この試合は無観客試合として実施されるが、試合の様子は一般社団法人大阪府サッカー協会公式YouTubeチャンネル「大阪府FA TV」にて生配信されることも決定している。明日が39歳の誕生日となる大久保嘉人も、「得点を取って、ヨドコウ桜スタジアムの初戦で勝って、喜んでいる姿をサポーターに見せたい」と力強く話す。タイトルへと続く第一歩。J3の鳥取にジャイアントキリングを許すことなく、新たなスタジアムの船出を勝利で飾りたい。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督

「この天皇杯2回戦は、ヨドコウ桜スタジアムでの初戦になります。本当に楽しみです。実際にスタジアムにも行きましたが、見事なスタジアムに仕上がったのではないかと思います。違う大会ということで、リーグ戦ともまた違うモチベーションがあります。選手たちも、高いモチベーションで臨んでくれるのではないかと期待しています」

Q.「見事なスタジアム」という言葉もあったが、ヨドコウ桜スタジアムの印象は?
「印象としては、最高、としか言いようがありません。ブラジルでも美しいスタジアムはいくつかありますが、ヨドコウ桜スタジアムは、全ての技術が凝縮された最高のスタジアムだなと思いました。何といってもグラウンドとサポーターの席が近く、我々のホームだという環境を全面に押し出せるスタジアムだと思います」

Q.直近のリーグ戦から期間が空いたが、トレーニングも含めてチームの手応えは?
「9日間あったのですが、一言で言えば、総合力を高める期間になりました。フィジカルだけではなく、技術、戦術を含めて総合力を高めるという中で、選手たちは高い意識を持って練習に取り組んでくれました。修正すべき部分はだいぶ良くなってきたと思います。サッカーは、例えて言うなら子育てに近い部分があるのかなと。まずは話をするのですが、子どもはすぐその話を聞くかというと、そうでもない。すぐにできるようになるかと言えば、そうではない。同じ話、同じ要求を何度か繰り返す中で、徐々にできるようになるという部分もあると思います」

■大久保嘉人

「天皇杯は、カテゴリーが下のチームはJ1を倒すという強い気持ちで入ってくるので、難しい試合になるかも知れないですが、早く試合を決定付けて、勝てればいいと思います」

Q.直近のリーグ戦ではシステムを変更したが、受け止め方は?
「勝てていなかったので、そういうのもありだと思うし、対応できる選手も揃っています。おもしろいのではないかと思ってやっています。この中断期間も、改善点を選手で話もしながら、みんなでしっかり合わせられるようにやってきました」

Q.明日はヨドコウ桜スタジアムでの最初の公式戦になるが?
「素晴らしいスタジアムなので、そこで試合ができることは、選手はみんなモチベーションも高い。最初の試合で負けるわけにはいかない(笑)勝って、いいスタートを切りたい気持ちはみんなが持っています」

Q.明日は誕生日だが?
「誕生日に試合をするのは多分、初めてだと思います。最高の舞台が整いました(笑)」

Q.リモートマッチにはなるが、明日の試合でサポーターに見せたいプレーは?
「最近は勝てていないので、まずは勝って自信を取り戻すこと。1試合勝てば、空気はガラッと変わる。いい方向に向かえるように、積極的に戦いたい。得点を取って、ヨドコウ桜スタジアムの初戦で勝って、喜んでいる姿をサポーターに見せたいと思います」

≪ライブ配信について≫

・一般社団法人大阪府サッカー協会公式YouTubeチャンネル(大阪府FA TV)で配信
https://www.youtube.com/watch?v=jZG3vDv2eHU
・配信時間:17:50〜20:00(試合終了まで)
※インターネット回線やシステム上のトラブルにより、配信映像や音声の乱れ、一時中断・途中終了の可能性がございます。あらかじめご了承ください。

天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 2回戦 ガイナーレ鳥取 天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 2回戦