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【4/6 横浜FM戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-04-06/ 前節から中3日、連勝を目指して横浜F・マリノスとのアウェイゲームに臨んだセレッソ大阪だったが、今節を迎えるにあたって、アクシデントが発生。試合前日、トップチーム選手1名、トップチーム関係者1名が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受けたことが判明し、試合当日の朝にもトップチーム関係者1名が陽性診断を受けた。また、濃厚接触疑い者のレヴィー クルピ監督も今節はベンチ入りせず、小菊昭雄コーチが指揮を執った。(その後、保健所の連絡により、「クルピ監督は濃厚接触者に該当しない」と判明)
不測の事態で迎えた一戦は、新井直人、進藤亮佑、松田力の3選手が加入後初先発を果たすなど普段とは異なる先発で挑んだが、ピッチでプレーした選手たちに動揺は見られず、攻守に規律を持ってプレー。直近のリーグ戦3試合連続無失点中の守備はメンバーが変わっても機能。ボールこそ相手に握られたが、決定的な形に持ち込ませた回数は最小限に抑えた。
攻撃では、シンプルに相手の背後を突いてチャンスを伺うと、8分、清武弘嗣のパスを受けた松田力が縦に突破してクロス。中で豊川雄太がヘディングで合わせて好機を迎えると、10分には、西尾隆矢のフィードを受けた松田陸のクロスを松田力が合わせ、ポストに当たった跳ね返りを豊川が押し込んでネットを揺らしたが、松田力がオフサイドで惜しくもゴールならず。21分には、相手GKが前に出ているところを見計らって清武がロングシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えた。
前半の終盤に1度、右サイドを突破されてピンチを迎えた以外は危なげなく前半を折り返すと、後半も無失点のまま試合を運び、途中出場の3選手が攻撃を活性化。この試合がJ1デビューとなった中島元彦が果敢なドリブルで打開を図れば、76分には、清武のパスに抜け出した加藤陸次樹が自ら持ち運んでシュート。83分には、カウンターから中島、山田寛人が連続してシュートを放った。
後半の中盤から終盤にかけてペースを握ったセレッソだったが、この時間帯で決め切れずにいると、終了間際に落とし穴。横浜FMにCKを与えると、最後は混戦の中から押し込まれて失点。「今日、チャンスを得た選手たちが力を発揮し、全員が同じ方向を向いて戦ってくれました」と小菊コーチも総括する試合内容を見せたセレッソだったが、攻守において一歩及ばす、0-1の惜敗。勝点を持ち帰ることはできなかった。
それでも、思わぬ形で今節を迎えた中で、「これまであまり試合に絡めなかった選手たちが躍動してくれたことが一番大きな収穫」(小菊コーチ)であることは確かであり、まだまだ長いシーズン、チームの底上げという点では今後へ向けてのプラス材料も手にした一戦となった。

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