「セレッソ大阪サポーターズコンベンション2021」レポート

2021年2月23日(祝・火)にセレッソ大阪サポーターズコンベンションが行われました。
(以下は2月23日時点の情報に基づいた内容となっております。)


■森島寛晃 代表取締役社長
本日は寒い中、スタジアムにお越しいただきありがとうございます。今年のサポーターズコンベンションについて、開催すべきか、するならどういう形がよいか議論してきましたが、やはりサポーターの皆さんに直接お会いした中で、皆さんとともに開幕を迎えたいという思いで、ヤンマースタジアム長居で開催することになりました。外ということで、寒い中ではありますが、最後までよろしくお願いいたします。

昨年、コロナ禍でシーズンの最後まで戦い抜けたのは、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、医療関係者の皆様、リーグ関係者の皆様など様々な方のおかげです。昨シーズン、チームはタイトルを目指して戦いました。リーグは4位という結果になりました。昨年はコロナ禍で、クラブ経営におきましても、非常に厳しいシーズンになりました。今季の開幕も、観客の人数制限がある中でシーズンが始まります。今シーズンも大変苦しい経営状況ではありますが、そういった中、セレッソ大阪が、勝つことは大前提ではありますが、どのようなクラブになっていくのか。リーグのタイトルを獲って、アジア、世界に向けて出て行く中で、どういう形で進むのか、色々な議論をしました。そういった中で、クラブ理念をもう一度、見直して、しっかりとした形にしていこうと、クラブの中でまとまりました。改めて、簡潔に理念についてお話をさせていただきます。

まず、「SAKURA SPECTACLE」。これまでも使ってきましたが、21シーズンもスローガンという形にしました。このスローガンには、「面白いサッカーをして、ワクワクさせて、見る人たちの心を動かす。」そういう思いが込められています。クラブ理念について、3つのビジョンを説明させていただきます。
1つ目は、大阪のシンボルとして、アジア、世界に咲き誇るクラブになる。リーグ優勝を目指し、アジア、世界に向けて出て行く中で、大阪と言えばセレッソ大阪。そう言ってもらえるようなクラブを目指します。
2つ目は、最高にワクワクするエンターテインメントを提供するクラブになる。先ほど説明しました「SAKURA SPECTACLE」を表現したビジョンとなっております。
3つ目が、スポーツとその関連領域を牽引する育成型クラブになる。選手に常に経験を積ませる。出場機会を与えることができない選手は期限付き移籍をして経験を積ませ、将来はセレッソのエンブレムを付けて戦える選手になって欲しいと。新加入として加わった選手もセレッソで成長できるクラブにしていきたい。また、アカデミーでは、風間技術委員長、丸山アカデミーダイレクターの下、トップチームと一貫性のある体制に改善しました。個を追求していく中で、圧倒的な選手を生み出すこと、そして、指導者も養成し、「育成のセレッソ」と言っていただけるように、そういったクラブを目指します。

この3つのビジョンを基に、チーム方針を策定して参りました。今年はクラブの情報をしっかりとお伝えしていきたいと思っています。過去を振り返りますと、タイミングの悪い情報発信や、内容に誤りがあったり、情報が漏れてしまったり、様々なことがありました。21シーズンは、情報管理の体制をしっかり強化して、クラブ内でも研修を実施し、改善していきたいと思っております。

開幕を控え、チームは宮崎キャンプで試合を重ねるごとにいい準備ができています。新外国籍選手などチームに加われない選手もいますが、レヴィー クルピ監督の下、清武キャプテンを中心に、いい準備ができています。今シーズンはACLへの挑戦もあります。6月からはヨドコウ桜スタジアムを使用します。皆様のご理解、ご支援をいただきまして、素晴らしいスタジアムが完成しました。ありがとうございます。アカデミーでも、風間技術委員長が加わり、新しい風が入りました。今シーズン、たくさんの楽しみが増えました。皆さんとともに、21シーズンもタイトルを目指し、新しい歴史を作っていけるように、新しい星を増やしていけるように戦っていきたいと思っておりますので、ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。




■レヴィー クルピ監督
皆さん、コンニチワ。お久しぶりです。一度、ブラジルで監督業を引退するという発表をさせていただきました。しかし、その後、日本から電話がかかってきて、セレッソからオファーをいただいたときに、心の底から体中にエネルギーが湧いてくる気持ちになりました。武者震いがしました。オファーを快諾し、日本に戻ることにしました。日本では本当にいい時を過ごさせてもらいました。そういった素晴らしい時間をともにして下さったサポーターの皆さんともう一度戦えることを嬉しく思います。シーズンが終わったときに改めて喜びを分かち合うために、自分の持てる力を全て、セレッソのために捧げたいと思っています。

このスタジアムは、約20年前に、モリシがワールドカップでゴールを決めたスタジアムです。森島社長の名を汚さぬよう、我々はしっかりとシーズンを戦っていきます。コロナ禍により、サッカー界も様々な影響を受けて厳しい状況にありますが、ブラジルでもよく言うのですが、「我々は自分のイメージしている人間になっていく」と。全員でタイトルを目指してやっていきましょう。

─前回の監督時と今回、サッカーの内容は変わりますか?

サッカーにおいてやるべきことは2つ。しっかり攻めること、しっかり守ること。ただし、より幸せを感じられるのは、アグレッシブに攻めて、ゴールを決めたときだと思います。それが、我々が目指す姿です。




■中島元彦
アルビレックス新潟から帰ってきました。ただいま!(笑)

─J2リーグ35試合5得点3アシストという結果を残したが、新潟で学んだことは?
試合に多く出させてもらい、攻撃のアイディアが増えました。セレッソでもプレーで体現できればいいと思います。

─新潟へ加入発表後、すぐにデビューしましたね。
そうですね(笑)練習を1回して、そこで良かったのか、次の試合でベンチに入れてもらいました。「出ないかな?」と思っていたんですけど、「行くぞ!」と。1試合目から出ました。緊張したんですけど、出てアピールできて良かったです。

─新潟での経験をどう活かしますか?
僕の特長は攻撃です。ミドルシュートや、得点やアシスト。セレッソでも結果を残せるように頑張っていきたいです。




■山田寛人
ベガルタ仙台から帰ってきました。ただいま!(笑)

─J1リーグ19試合2得点という結果に加えて、トップだけではなくサイドも含めて色んな経験をされたようだが?
本職はFWですが、仙台では右ウィングをやらせてもらいました。不慣れなポジションで、最初は戸惑いながらやっていたんですけど、最後の方はずっとスタメンで出させてもらいました。結果を残せなかったことは悔しいですが、攻撃のパターンは増えたので、セレッソでも生かしたいです。

─仙台には関口訓充選手がいましたが、優しくしてくれた?
はい(笑)マルくん(丸橋祐介)からクニくんに「よろしく」と連絡があったようで、キャンプ初日から仲良くさせてもらいました。そこから、試合の時も普段も声をかけて下さったので、ありがたかったです。

─仙台での経験をどう活かしますか?
攻撃のパターンが増えたので、そういうプレーを存分に出していければと思います。セレッソでは、J1でまだ点を取っていないので取りたいですし、チームのタイトルに貢献できるように頑張ります。




■ダンクレー(ビデオメッセージ)
皆さん、こんにちは。日本に来てから常にタイトルを獲ることにこだわってやってきました。日本サッカー界の歴史に自分の名前を刻みたいですし、クラブの歴史を考えても、このクラブは多くのタイトルを獲るべきだと思います。タイトルを獲りにいくこと、セレッソの名前を日本サッカー界の歴史に刻むことが大切です。その目標に向かって、謙虚に、ハードに練習をして、1試合1試合、戦います。そのためにはサポーターの力が必要です。ホームであれ、アウェイであれ、後押しして下さるエネルギーが必要です。そのパワーを毎試合、我々に送って下されば嬉しく思います。サポーターのために我々は戦います。何度も言いますが、一緒になって戦うことが一番、大事なことです。このクラブに来ることができて、本当に幸せです。温かく迎えてくれたクラブのためにもタイトルを獲りたいです。どんなときでもベストを尽くすことは、今までもしてきたこと。これからも継続することをお約束します。自分の存在感、絶対に諦めない姿勢、どんな試合でも、どんな困難でも、絶対に諦めないプレースタイルを見てもらいたいです。ファイティングスピリットを見てもらいたいです。改めて、セレッソでプレーさせていだだくことに感謝の気持ち、ありがとうという言葉を伝えたいです。この恩返しをするためにも、ピッチで全力を尽くすことを誓います。一丸となって一緒に戦い、最後は皆でタイトルを勝ち取って喜びを分かち合いましょう!




■大久保嘉人
皆さんこんにちは!ただいま(笑)

─15年ぶりにヤンマースタジアム長居に立った気持ちは?
懐かしいです。相手チームとして試合では来ましたけど、セレッソに戻ってきた中でこのスタジアムに立つと、入団した時を思い出します。

─西澤明訓さんが付けていた背番号20を受け継いだ思いは?
アキさんには入団してからずっとお世話になって、20番の背中を見て、ここまで成長できました。その背番号をセレッソで付けられるとは思っていなかったので、より身が引き締まる思いです。

─様々な経験をされてこのタイミングで復帰となりました。セレッソで成し遂げたい思いは?
色々なチームに行きましたけど、セレッソで学んだことがこの歳になっても生きています。ここでタイトルを獲ったことがないので、タイトルを獲りたい気持ちは非常に強いです。最後、皆で笑顔で終われるように頑張ります。

─J1通算200点まであと15点ですが、達成できますか?
したい気持ちはすごくあります。見えているので、今年、絶対に取りたいと思います。




■風間八宏 技術委員長
皆さん、こんにちは。今シーズン、今までの素晴らしい取り組みプラス、新しい取り組みを作っていきたいと思っています。1つは、指導者の技術の進化です。毎週1日、全員でトレーニングしています。技術を自分で体験することでしっかり理解して、いかに選手に伝えるか。これが凄く大切です。指導者一丸となって、素晴らしいモノにしたい。そして、選手が分かりやすく、伸びていく環境にしたいと思っています。2つ目は、仕組み作りです。今まで色んな仕組みに取り組んできてくれたと思いますが、それをもう一つグレードアップしたい。グラウンドの中で、選手にどれだけの環境を作れるか。その仕組みによって、選手たちの刺激、楽しみになるようにと考えています。仕組みのもう一つとして、地域の指導者、チームとの関わり、ここもしっかりと作っていくつもりです。3つ目は、ここまで支えて下さったハナサカクラブの皆さんに、もっともっと色んなモノを共有していきたいと思っています。我々が考えているのは、1つは映像の提供。日頃、どんなトレーニングをしているのか見ていただきたい。機会があれば、グラウンドに足を運んでいただき、みんなと会話をしたり、一緒にボールを蹴ったり、そういうことも考えています。全員で選手のために、未来のチームを背負う選手を生み出すために取り組んでいきたいです。どんどん未来の8番が出てくるように、そして、それを支えるために、それ以上の選手がたくさん出るように。皆さんのお力を貸して下さい。我々も全力でそこに向かっていきたいと思います。




■梶野智 チーム統括部長
皆さん、こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。早速、チームの方針の説明をさせていただきます。先ほど森島社長から理念の説明をさせていただきました。その理念にのっとり、21年のクラブの方針を決めました。以前からセレッソ大阪の哲学としてある、スピードある攻撃サッカー、育成型クラブ、勝者のメンタル。監督や選手が替わっても、クラブ哲学は変わりません。魅力的なサッカーで、皆さんを魅了する。関西の中で、いかに魅力的なクラブになるか。魅力的なサッカーをするか。このテーマをずっと持って、チームを作っています。21年、トップ3入りとともに、我々はJリーグのチャンピオンを目指しています。その上で、トップ3に入るのが、我々のノルマだと思っています。そのための選手の維持と、ACLを戦い抜ける選手層というところで、チームを作りました。平均年齢は25歳です。昨年が26歳、その前が27歳でした。緊急補強でダンクレー選手が入ったことで、26歳になっている可能性もありますが、25歳くらいの平均年齢で進むことが、未来を作ります。30人前後の選手構成です。育成型クラブということでは、アカデミーの育成もそうですが、トップチームでも選手を育成し、世界に出て行ける選手を作っていきたいと思います。

新加入選手の説明をします。まず、スピードある攻撃サッカーを展開できるように、この5名を揃えました。まだコロナの関係で来日できていませんが、19年にKリーグで得点王になって、昨年も二けた得点を取っているタガート選手。得点力、裏に抜けるスピード、タイミングを見てもらいたいです。大久保嘉人選手に関しては、セレッソで、あと15点を取って、200ゴールを達成させてあげたい。それがクラブの思いです。松田力選手。陸と双子の兄弟で、弟です。彼の特長は、どこからでも常にゴールを狙うこと。原川力選手に関しては、たくさんの他のクラブからオファーがあり、その上で、セレッソを選んでくれました。最後の得点に結びつくボールを出せること。セットプレーも武器です。キャンプでは、相手チームの関係で非公開になったゲームでは、セットプレーからアシストを何度もしました。彼の獲得は力になると思います。為田選手の特長は、前に前にというドリブラーです。意外性のあるトリッキーなプレーで皆さんを沸かせると思います。今は少しケガで離脱していますが、あと1ヶ月もすれば戻ってくると思います。

トップチームの中でも育成していく上で、この4人を獲りました。FWの加藤選手。昨年、ツエーゲン金沢で13点を取りました。彼の特長は、意外性のあるシュート。スピードもあります。新井直人選手。彼も、今日のトレーニングから全体に合流しました。昨年、アルビレックス新潟で疲労骨折をして、ずっとリハビリしていましたが、彼の特長は、例えると、長友佑都選手のようなタイプ。肉体的に強く、走れる。左右のサイドバックに加えて、新潟ではセンターバックもやっていました。それくらい強い選手です。進藤選手。彼は、いずれセレッソの守備のリーダーを担えると思って獲得しました。コンサドーレ札幌のアカデミーから育った選手です。北海道から外に出ることは決心が必要ですが、彼は「セレッソに行きます」と言ってくれました。その気持ちが、今後、彼の成長につながると思います。松本泰志選手。唯一、今年、期限付きで獲得しています。19年には日本代表にも選ばれた、将来性のあるボランチです。今年、活躍すれば、最終的には、クラブ間の交渉次第ですが、完全移籍も考えています。

勝者のメンタルとして、クラブには、経験ある選手や、チームを引っ張るリーダーシップが必要です。その上で、この5人を獲得しました。コロナの関係でまだ来日できていませんが、センターバックのチアゴ選手。アトレティコ ミネイロでは、クルピ監督とも一緒にやっています。とにかく強いリーダーシップを持っています。クリアももちろんですが、得点も取れる高いヘディングが武器です。ジェフユナイテッド千葉から来た鳥海選手。キャンプの2日目に足を滑らせて、大きなケガをしてしまいました。ただ、前十字靭帯を断裂していると思ったのですが、幸い、断裂はなく、内側の損傷に留まりました。3ヶ月くらいで復帰できると思います。彼の特長は、人に強く、スピードがあること。ジェフに入ってから3年間、ほぼレギュラーで活躍していました。いずれ彼も、セレッソのセンターバックとして中心になる選手です。松井選手。彼に関しては、以前、セレッソにいたときに、ジンヒョン選手が膝のケガで離脱した時も、安心してカバーをしたGKです。非常に経験がある、いい選手です。そして、ベトナム代表のダン・バン・ラム選手。彼もコロナの関係で来日できていませんが、彼も非常に強いメンタルを持っています。タイのムアントン ユナイテッドでプレーしていまして、大きな活躍をしていました。GKに関しては言えば、今年は茂木選手と永石選手がレンタルで他のチームへ移籍しました。ジンヒョン選手がいると、出場機会がないということもあり、クラブの方針として、クラブの中でチャンスがない選手は外で育てるということも決めました。最後に、先ほどメッセージをもらいましたダンクレー選手。鳥海選手がケガをして、そこから2日間くらいで決定しました。クラブ内で、森島社長とも何度も話をして、緊急補強という形で獲得しました。今日、2週間の隔離期間が解けて、合流しております。GKは4人体制でやるのですが、アカデミーのGKを常に練習参加させています。キャンプでは、ケガの関係で瀬古選手と西尾選手しかいなかったセンターバックにも、アカデミーから選手を呼びました。

私自身、このチームに手応えを感じています。スタートして、けが人も出ましたが、始動から約1ヶ月が経ち、だいぶチームになってきています。監督や体制が変わったこともあり、最初の頃はうまくいかないこともあったのですが、私自身、ワクワクして、開幕を楽しみにしています。今年1年、皆さんにとにかく、ワクワクしてもらえるように、一生懸命頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。




■猪原尚登 事業部長
皆さんこんにちは。今年の2月から事業部長を務めることになりました。私自身、20年以上、セレッソ大阪の事業に携わっております。これからも、森島社長、梶野チーム統括部長を事業面からしっかり支えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。私から事業方針をご説明させていただきます。

昨シーズンの振り返りをさせていただきます。まず、“なんかせなあかん!プロジェクト”ということで、クラブとしてコロナ禍の中で収入を増やすため、社内横断的に、色んなことに取り組みました。皆様にご協力をいただいて、“ピンクに染めよう”ということで、バナーを掲出させていただいたり、応援Tシャツを購入していただいて、リモートマッチの際に観客席に掲出していただいたり、たくさんご協力いただきまして、本当にありがとうございます。もう一つ、これも初めての試みでしたが、デジタルコンテンツを活用したプロジェクトということで、2019年の神戸戦に出場した選手が参加して、解説させていただいたり、ルヴァンカップの決勝の振り返りということで、鹿児島ユナイテッドの酒本選手にも協力していただいて、実施させていただきました。他にも、トークショーとか、リモートマッチの最初、Jリーグが再開した時に、バックステージツアーという形で、普段、見られないところを配信させていただきました。

こちらが、昨シーズンの売上(29.27億円)になります。まだ決算前の見込みになるので、若干、Jリーグから最終的に各クラブの経営状況を発表する数字と異なることは、ご承知下さい。試合収入が、昨年と比較し大きく下回っています。皆様、シーズンシートの払い戻しのところでご協力もしていただきました。その中で、クラブに対して、払い戻しを寄付していただくケースもありましたが、寄付は収入に含まれており、約3億円の試合収入になります。

広告収入に関しては、前年度からそれほど多く減少することはありませんでした。無観客や入場制限はありましたが、スタジアムの広告看板以外にも、SNSでの取り組み、各クラブの営業担当が、パートナー、スポンサーの皆様とコミュニケーションを図りながら、大きな減少にならないように務めていった結果だと思っています。

物販収入ですが、こちらもスタジアムで販売できない時期もありましたが、オンラインショップで、マスクや現状のニーズに合った商品を販売することで、こちらの結果につながりました。最終的に、確定ではないですが、約8億円超の赤字となる見込みです。こちらが2020年度の経営状況になります。

シーズンシートの販売状況ですが、300席ほど減少しています。ヨドコウ桜スタジアムに移行し、改めてシーズンシートをヨドコウ桜スタジアム分として販売する予定です。50%の入場制限が続くと想定すると、最大5000席ほどを販売させていただく数字の予定になっています。2022年以降の販売席数に関しては、改めて検討して、お伝えしたいと思います。

19年のパートナー、スポンサーは114社でございましたが、20年に関しては107社になります。7社減ってはいます。新規が7社、未継続が残念ながら14社。会社数は減っているのですが、増額していただいた企業様もあり、大きな減収につながらなかったという形になっております。

今シーズンの状況について説明させていただきます。こちらが今シーズン、新しくスポンサーに決まっている企業様になります。ネーミングライツを昨年12月26日に発表させていただきましたが、ヨドコウ様、こちら、ユニフォームの鎖骨部分に新たにネーミングライツを取得されまして、ヨドコウ桜スタジアムという形で、4月からスタートいたします。その他にも、こちら5社、現時点で新しくスポンサー様に加わっていただいております。こちら、トップパートナーの5社になりますが、それ以外にも、こちらに記載しているスポンサーの皆様、それ以外にも複数社、今年もスポンサーとしてクラブを支援していただくことになっております。

少し宣伝になりますが、昨年も実施しているのですが、2月20日から3月31日まで、エキセレという形で、昨年も実施しているのですが、JR大阪駅での期間限定ショップということで、ぜひ皆さんお越し下さい。スタジアムの中にも、グッズショップができるのかとご質問をいただいています。スタジアムで店舗の計画もしておりました。しかし、クラブの現在の経営状況で、常設でショップを開くのは少し難しいところもあり、現在、パートナーとして一緒にやっていただけるところがないか、試合の日だけ、お店を開けるということで、検討しております。6月の試合までに、皆さまにお伝えできればと思っています。

こちら、運営関係の話になります。試合開催時の主なルールです。現時点でお伝えできる内容になります。昨年と変わりません。入場前の消毒、検温を実施させていただきます。マスクの着用、声を出しての応援は控えていただきます。アルコール販売は、現時点では19時までの販売とさせていただきます。フードパークは実施します。座席間隔は1席を開ける。開門時間は、プライム会員の皆様はキックオフ2時間前、一般の皆様は1時間半前とさせていただきます。緊急事態宣言の中においては、ビジター席は設置しません。相手チームが緊急事態宣言の地域で、大阪府は宣言が解除されていても、ビジター席は設置しません。また、リーグ戦では、6月19日にヨドコウ桜スタジアムのこけら落としマッチが行われます。その前に、天皇杯2回戦が行われる予定ですが、リーグ戦をスムーズに運営できるシミュレーションの場として、天皇杯2回戦をヨドコウ桜スタジアムで開催させていただきます。また、ピッチは使いませんが、施設の方は、4月から色んな使用を想定しています。

こちら、現時点でお伝えできるACLのプレーオフですが、4月14日、キックオフ時間はまだ未公表です。場所はヤンマースタジアム長居で開催する予定ですが、確定しておりません。グループステージも同様です。どこの国でセントラル開催をするのかも決まっておりません。AFCから連絡が来次第、お伝えいたします。ACLで使用するユニフォームですが、リーグ戦と異なるユニフォームを着用する予定です。販売も予定しております。ただし、AFCのロゴが今までと変わっておりまして、ワッペンがいつ届くか分かっておりません。こちらも、販売の時期がハッキリ分かりましたら、皆様にお伝えいたします。

21年度の事業方針はこちらになります。先ほど、森島社長が申し上げた理念とビジョンに基づいて、事業部としても、こういった内容で活動していくことになります。

クラブとしての収入目標はこちらになります。(広告18.3億円、入場料3.7億円、物販2.4億円)

最後に、皆様にお願い事項がございます。ヨドコウ桜スタジアムですが、バックスタンドに広告看板を設置する予定です。バックスタンド全てにLEDの看板を取り付けるため、横断幕を掲出できません。ご理解いただければ幸いです。ゴール裏のどこに掲出できるのか。改めて、皆さんと話し合って決めさせていただきたいと思います。ファンクラブのweb入会でエラーが起こり、ご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っていますが、できるだけwebでの入会をお願いしたいと思います。試合会場での密をさけるため、入力作業のコスト削減のため、ご協力いただければと思います。最後に観戦マナーに関しては、必ず守って下さい。最後までリーグ戦を行えるように、色んな対策をしていきます。また無観客試合に戻らないためにも、ご協力お願いいたします。




■佐伯真道 一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブスタジアム事業部長
皆さん、こんにちは。私の方からは、ヨドコウ桜スタジアムの状況について説明いたします。
スタジアムの座席には、ホームタウンであるOSAKAの文字が入ります。屋根の構造もあり、ゴール裏のサポーターの皆さんの声援は、ピッチの選手たちに届きます。メインスタジアムの上部は、桜吹雪をモチーフにデザインしています。コンコースの内装はセレッソカラーのデザインとなっておりますので、オープンを楽しみにしていて下さい。

ヨドコウ桜スタジアムは、進化型多機能スタジアムとして、4つのコンセプトで、このプロジェクトを進めて参りました。1つ目は、クラブの成長に応じた段階的な改修。事前に多くの質問をいただきましたが、スタジアムは、クラブの成長によって進化していきます。然るべきタイミング、クラブの成長に応じて、次のステップに進みます。もちろん、おもてなしの心を持つセレッソ大阪は、設置が今回かなわなかったアウェイゴール裏の屋根も、必ず付けることをお約束します。2つ目のコンセプトは、日本一の親近感。新メインは、ピッチから5,7メートルになります。座席には傾斜もあり、どの席からも、観戦しやすい環境となっています。選手の息づかい、ボールを蹴る音、レフェリーの笛など、臨場感満載の劇場型スタジアムに生まれ変わります。また、先ほどもお話しましたが、ゴール裏のサポーターの声援は、選手の確かな力になります。3つ目、地域のための都市型スタジアム。地域の賑わいを創出するために、多機能スタジアムに生まれ変わります。試合日のビジネスラウンジは、平日は皆様のパーティーや講演会として開催できます。また、観客席を利用した結婚式や成人式なども利用可能です。4月に入って、ある専門学校の入学式がヨドコウ桜スタジアムで開催される予定です。また、スポーツ教室、カルチャー教室など、たくさんの地域の方々に、ヨドコウ桜スタジアムに集まっていただきたいと考えております。充実したVIPエリア、大型ビジネスラウンジ、VVIP・VIP・スカイボックスなど、個室を新メインスタンドに設置しました。より高いサービスを提供することで、多くの収入を得ることが可能になり、クラブの経営状況が安定します。最後に、みんなで育む。皆様の個人、法人の寄付により、スタジアム建設資金の目途が立ちました。ありがとうございます。

長居公園の一体となった地域との連携ということで、4月1日から、長居公園全体の指定管理者であります「わくわくパーククリエイト」と連係して、公園全体を盛り上げていきたいと思っております。6月19日、Jリーグの公式戦がスタートします。多くの方のご来場をお待ちしております。




■質疑応答
Q1:結果が出ていたこのタイミングで監督を変えた理由は何ですか?4チームが降格するシーズン、大きなリスクを抱えて変えた理由は?
梶野智チーム統括部長
ロティーナ監督は、本当にいいサッカーをされて、勝点を重ねてやってくれていました。素晴らしい戦術であり、私も一緒にやってきました。その一方で、先ほど森島社長から話がありましたクラブの理念を基に、このままロティーナ監督で行くか、どうするか、クラブの中でずっと話をし、森島社長と1対1でも色んな話をして、進めてきました。今シーズン、2チーム増えて、降格チームも増えますが、私は、2チーム増えることで4試合を余分にできるとプラスの観点で考えています。選手も、試合をすることで成長すると思っています。そこに関しては、それほど心配はしていません。せっかく、いい順位で、いい成績でやっていた監督をどうするのかという、難しい決断でした。替えるのであれば、誰にするのか。誰が理念に沿うのか。この先、この理念を基に続けていく1年目に、ロティーナ監督にするのか、誰にするのか、たくさん議論をした中で決断して、レヴィー クルピさんに話をしよう、ということになりました。

森島寛晃代表取締役社長
成績が出ている中で監督を替えることはリスクがあり、「大丈夫なのか?」との思いを持たれていることも重々、理解をしています。この1年、2年だけではなく、この先を考えていく中での決断でした。1年を待って来年からやるのか。その部分で色んな議論もありました。そういった中で、もう一回クラブとして、チーム作りをしっかりしていこうと。監督が替わったらクラブの方針が変わるのではなく、みんなが大事にしてきたことをしっかりやっていくということで、決断しました。育成という言葉も、色んな捉え方があると思いますが、色んな選手にチャンスを与えて、若い選手を積極的に挑戦させながらチーム作りをしていくことが、チーム面もそうですし、クラブの経営も含めて、セレッソが今まで大事にしてきたこと。そういうことで、これまでも若手を積極的に起用していただいたレヴィー クルピ監督が適任ではないかということで、今回、引き受けていただくことになりました。ロティーナ監督に指揮していただいた2年間、その前にユン・ジョンファン監督に指揮していただいた2年間も含め、選手たちが育っていったベースがあります。戦術的にいい方向に行ったと思います。そういうことも大事にしながら、クラブが大事にしている、よりゴールを目指すことも出していきたい。そういう思いもあって、レヴィー クルピ監督に指揮を執っていただくことになりました。

Q2:「大久保選手に関する引退のカードは持っている」という発言の真意について。うまく伝わっていないように思うが、どのような気持ちを込めて話したのか。
梶野智チーム統括部長
その件については、私の軽い発言で、申し訳ありませんでした。彼に対する𠮟咤激励が真意です。彼に対するリスペクトに欠けていたなと思います。ただ、彼と私の出会いは、彼がセレッソに入る前に、一緒にバイエルンへ行ったり、マジョルカに移籍を決断した時も、向こうで一緒にいたり、近い関係でしたので、リスペクトに欠けたかなと申し訳なく思っております。J1通算200ゴールまで、どう取らせようかという思いで、クラブも私個人もやっております。𠮟咤激励です。引退自身は彼が決めることです。彼の一番いいところは、本能で戦うところ。レヴィー クルピさんも「39歳であろうと20歳であろうと、サッカーに年齢は関係ない」と話す監督ですが、まさにその通りだと思います。彼はキャンプでもそうですし、今日の練習でも、とにかくゴールを目指しています。人一倍、意欲に溢れた意気込みで今季に臨むと思います。期待していて、いいと思います。

Q3:現状、8番が空いているが、今後8番を付ける資格はどうするのか?ハードルが高過ぎるようにも思うが?
梶野智チーム統括部長
8番を付けさせてもいい、と決めるのは森島社長以外にいません。森島社長が認める選手が8番を付けることになります。

森島寛晃代表取締役社長
チームをしっかりと引っ張っていく。しっかりやってくれる。そういう選手に付けていただきたいと思います。将来的に、アカデミーからトップチームに上がってくる選手も含めて、期待しております。

Q4:「今年のセレッソ大丈夫かな」という不安がありましたが、今日の話を聞いて、「やれるのかな」という思いになりました。森島社長、「俺に任せろ」と言っていただけませんか?
森島寛晃代表取締役社長
ありがとうございます。これからクラブがタイトルを獲っていくために、素晴らしいクラブになっていくために、今シーズン、もちろん選手たちもそうですし、サポーターの皆さんも強い思いを持っていると思います。今年もセレッソを応援して良かったなと思ってもらえる戦いをしていきますので、ぜひ皆さん、力強い応援をよろしくお願いいたします。タイトルを獲れるように、一戦一戦、頑張っていきます。