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【3/21 湘南戦】Match Preview

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≪開幕から続いた7連戦のラスト。4連勝を達成し、気持ち良く中断期間を迎えたい≫

開幕から続いたリーグ7連戦のラストとなる今節。セレッソ大阪は、4連勝を目指して敵地に乗り込み、湘南ベルマーレと対戦する。

開幕からここまで、様々なトピックがあったセレッソ。15年ぶりに復帰した大久保嘉人が開幕スタメンを掴み、チームの今季初得点を挙げると、6試合で5ゴールと完全復活を遂げた。ディフェンスでは、昨季はU-23でのプレーが主だった西尾隆矢がレギュラーを奪い、瀬古歩夢とのアカデミー出身CBコンビで躍動している。そして今週は、坂元達裕と原川力が自身初の日本代表に選出される嬉しいニュースも飛び込んできた。今季すでに2得点3アシストを記録し、前節は終了間際に勝点3をもたらす決勝点を決めた坂元。開幕から不動のボランチとして全試合に出場し、攻守で高い貢献度を示している原川。2人についてはレヴィー クルピ監督も「チームへの貢献度が認められた中での代表招集」と賛辞を惜しまない。

ここまで、過密日程の中でも同じスタメンで臨み、連係の向上を図ってきたレヴィー クルピ監督。前節は1点に留まり、開幕から続いてきた連続複数得点こそ5試合で止まったが、「前に、前に」というチームスタイルは浸透。「攻撃的な姿勢、勝利にこだわる姿勢は出せていると思います」と指揮官も胸を張る。その上で、「ここ何年かセレッソがやってきた、いい守備をすることもベースに残しながらやっていこうという話はしています。チーム全員で同じ方向を向いてやっていければ」(奥埜博亮)と、守備でも大崩れすることなく戦えている。もちろん、まだまだ攻守に高めていく部分はあるが、勝ちながら課題を修正する理想の循環に入れていることは確か。今節も貪欲にゴールを求め、勝利を積み重ねていきたい。

対戦相手の湘南は、ここまで開幕からリーグ戦1勝4敗と負けが込んでいる。もっとも、第3節の鹿島アントラーズ戦を除くと全て1点差。内容的にはどちらに転んでもおかしくない接戦が続いている。セレッソとしても、昨季はホーム、アウェイともに勝利したが、スコアはどちらも1-0。相手の粘り強さに苦しんだ内容でもあっただけに、今節も簡単に勝利を掴める試合にはならないだろう。奪ってから速い湘南の攻撃を警戒しつつ、優位に立つであろうボール保持から得点につなげていきたい。また、先週の横浜FC戦と同様、今節も予報では天候不順の可能性が高いだけに、選手たちには、状況に応じた対応力も求められる。

開幕から続いた連戦もひとまず今節でラスト。ここまでの6試合は4勝2敗と白星が先行し、開幕ダッシュに成功したと言えるが、今節、4連勝で締めくくり、気持ち良く中断期間を迎えたい。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督

Q:7連戦のラストとなる今節へ向けた意気込み
「明日の試合はW杯決勝のつもりで戦いたいと思います。というのも、勝点3が懸かった大切な試合であり、連戦が一区切りついた後にしっかりと練習ができる期間もあります。その期間にいいトレーニングをするためにも、明日、しっかりと勝点3を取って、いい流れをつなげていきたいと思います」

Q:ここまでの4勝2敗という結果、選手たちのプレーについてはどう捉えていますか?
「選手たちについては、どれだけチームの調子が良くても成長できる課題は常にあります。これからも、まだまだ成長する余地はあります。6試合の内、2試合は負けましたが、あくまでも勝ちに行った中での負け。リスクを覚悟で戦った中での敗戦は、シーズンを通してあり得ることです。全般的には、4勝2敗という結果は悪くないと思っています」

Q:6試合の中で5試合複数得点を取っている攻撃については、ある程度、納得されていますか?
「ゴールの数だけではなく、シュートの数も意識している中で、毎試合、攻撃的な姿勢、勝利にこだわる姿勢は出せていると思います」

Q:坂元達裕選手と原川力選手が日本代表に選出されたことについて
「まず二人には、心からおめでとうと言いたいです。活躍、チームへの貢献度が認められた中での代表招集だと思うので、彼らの貢献が認められたことを嬉しく思います。ただ、今節の後、練習時間を取れる期間に彼らがいないことは、チームにとって痛手にはなりますが、代表での活躍を祈っています」

■坂元達裕

Q:初の日本代表選出について、率直な思いは?
「子どもの頃からの夢だったので、素直に嬉しいという思いと、もっとやら��いといけないという思いがあります」

Q:昨年、モンテディオ山形からの移籍時にも目標として掲げた日本代表入り。移籍2年目で達成したことについては?
「山形のサポーターの人からも『頑張れ』と送り出してもらって、セレッソに来て2年目で代表に選ばれたことは、ちょっとうまく進みすぎかなとも思います。ただ、代表に入っただけで終わるか、活躍して定着していくか、自分次第。楽しみながら挑戦していきたいです」

Q:どのあたりで、日本代表入りへ、現実味が湧いてきましたか?
「セレッソに入った時には、最初から代表を目指してやっていきたいと思っていました。その上で、目に見える結果や数字を残すことも大事だし、守備の面や、あまり見られないところでもしっかりやらないといけないと思っていました。今年に入って、それがうまくできていたので、今年に入ってから、代表に入りたい思いはより強くなりました」

Q:ここまで、年代別での代表経験もなかった中での日本代表入り。「目標にしてきた」という話もあったが、自身の中で、今回の招集は驚きと納得と、どちらの思いが大きい?
「子どもの頃を考えると、驚きの方が大きいですね。小中高とずっとサッカーをやってきましたけど、代表が近くにあるようなプレーヤーでもなく、常にチームには自分より上を行っているレベルの高い選手がいたので。もちろん、日本代表は目標にはしていましたけど、少し距離が離れているとは思っていたので、そう考えると、入れたことは驚きも大きいです」

Q:その中で、日本代表まで辿り着けた要因をどう考えますか?
「チャレンジし続けてきたことが一番大きいと思います。プロに入ってから、山形でもセレッソでも、うまくいかない時期はあったんですけど、それをどう乗り越えるかを常に考えてきました。ガムシャラにやることも大事ですし、技術の面で何が足りないかを考えて、常に改善してチャレンジしてきたことが、今につながっていると思います。練習をしていけば、自分に足りないことが見えてきます。それを練習の中で意識して改善していくことが大事。日々の練習で、いい部分は伸ばして、課題は少しずつでも改善することを意識してきたことが大きいと思います」

Q:新たな一歩となる今節へ向けて
「目の前の試合を全力で戦うことが全てだと思うので、代表のことは考えずに、とにかくチームに貢献できるように、���点3を取れるようにプレーしたいです」

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