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【3/17 大分戦】Match Preview

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≪今季、高めている得点力を発揮し、上位を追撃する3連勝を目指す≫

今季初の連勝を飾った前節の横浜FC戦から中3日。明治安田生命J1リーグ第5節。セレッソ大阪は、3連勝を目指し、ホームで大分トリニータを迎え撃つ。

雷雨で2時間遅れのキックオフとなった前節だが、「特に影響はなかった」とレヴィー クルピ監督も話したように、集中力を高く保った試合の入りを見せたセレッソ。雨で水が溜まるピッチの中、ハッキリ蹴るところ、つないで攻めるところを使い分け、序盤からチャンスを作り、25分、豊川雄太の今季初ゴールで先制。後半、一度は追いつかれるも、大久保嘉人のJ1通算190ゴールで勝ち越しに成功すると、終盤は途中出場の加藤陸次樹、高木俊幸が続けてゴール。横浜FCを突き放した。加藤にとっては、これが嬉しいJ1初ゴール。「前回、PKを外している中で、とにかく結果、数字を残したかった。今日は少ない時間で結果を残したことは本当に嬉しく思います」と喜びの声を上げ、チームも4-1の快勝を収めた。

開幕からリーグ7連戦の6試合目となる今節。ここまで過密日程の中でも3試合連続で同じスタメンで臨み、メンバーを固めて連係の向上を図ることで、チームの成熟度も増してきた。現在のチーム状況について、「完成度は上がっていると思います。まだ波はありますが、同じメンバーで戦っていくことで、連係面は高まり、ミスも減っていくと思います」と、レヴィー クルピ監督も手応えを話す。毎試合、得点に絡んでいる坂元達裕も、「攻撃のバリエーションは昨季より増えている。(自身も)昨季より色んな形で攻撃に関われていると思います」と話すなど、充実した様子が伝わってくる。今節も、前節、J1通算200試合出場を達成した清武弘嗣を中心に攻め込み、歓喜に沸く得点シーンを作っていきたい。

対戦相手の大分は、開幕からリーグ戦の3試合は1勝2分と負けなし。最終ラインを中心に昨季の主力選手が多く抜けたことでチームの再構築が迫られている中、片野坂知宏監督は開幕から多くの選手を起用。最適な形を模索している印象だ。内容では相手に主導権を握られる時間帯も見られるが、組織力を向上させながら確実に勝点も積み重ねており、一筋縄ではいかない相手だ。選手は変わっても、後ろからつないで試合を組み立てる特徴は変わっていない。セレッソとしては、今節はプレスのかけ方もポイントになる。粘り強く戦ってくる相手に対し、果敢に攻め込み、ゴールをこじ開けたい。

開幕から5試合連続で複数得点を奪うなど、今季のテーマである得点力を存分に発揮している“レヴィー・セレッソ”。今節は平日のナイトゲームだが、現在、連勝中のホームにて今季3連勝を達成し、サポーターと喜びを分かち合いたい。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督

Q:3試合連続で同じ先発を起用されています。メンバーを固めることで、連係面が成熟してきた手応えはありますか?
「チームの完成度は上がっていると思います。完成度を上げるために、同じスタメンで臨むことは大事になります。それと同時に、メンバーに入っていない選手たちも、自分の存在感を出すという意味で、練習にひたむきに取り組んでくれています。長いシーズン、これから色んなことが起こると思いますが、どの選手が試合に絡んできてもおかしくない状況だとも思っています。全ての選手に言えることですが、試合に出たら数字を残せることを示すことが大事になります」

Q:前節の試合後は課題にも言及されていたが、具体的には?
「ここではお答えしないでおきます。例えるなら、自分の息子が何か失敗をしたときに、あまり他の人には言いたくないのと同じです(笑)。修正点はもちろんありますが、選手たちが意識していることが大事なこと。申し訳ないですが、ここでは、コメントは控えたいと思います」

Q:現在の攻守における手応えは?
「攻撃も守備もどちらにも言えますが、シーズンが始まったばかりで、まだ波はあると思います。ただ、最初にも言いましたが、同じメンバーで戦っていくことで、連係面は高まり、ミスも減っていく部分は必ずあると思っています」

Q:大分トリニータの印象と、試合に向けたポイントは?
「常々、言っていますが、Jリーグにおいては、チーム間に大きな差はありません。しっかりと相手を分析した上で、リスペクトし、試合に臨むことが大事になります。今節に関しても、簡単な試合にはなりません。全てにおいてアラートに、隙を見せない戦いをしないといけないと思っています」

Q:明日のホームゲームへ向けて、サポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
「メッセージとしては、とにかく感謝の気持ちを伝えたいと思います。制限がある中での応援にはなりますが、ホームではいつもいい雰囲気を作って下さっているので、いいゲームができています。それは間違いないと思います。これからもサポーターの皆さんと一体となって戦うことで、より強いセレッソを築いていけると思っています」

■坂元達裕

Q:今季はチームとして得点力の向上をテーマに掲げてスタートした中で、結果も出ています。攻撃面での手応えをどう感じていますか?
「全員の距離感を近くしてボールをつなげることもできていますし、サイドからのクロス、中からの崩し、攻撃のバリエーションは昨季より増えていると思います」

Q:自身としても、ここまで多くの得点に関わっています。幅広く貢献できている実感はあるのでは?
「ドリブルだけになると対策もされますが、シンプルにクロスを上げたり、(松田)陸さんの上がりを使ったり、色んなバリエーションの攻め方はできていると思います。昨季より色んな形で攻撃に関われていると思います」

Q:右サイドのコンビネーションは今季も武器になっているが?
「陸さんは守備でも自分を動かしてくれるし、攻撃でも自分をサポートする動きを常にしてくれます。攻撃も守備も常に助けてもらっているので、色んな場面で昨季よりもやり易くなっていることを実感します」

Q:相手がドリブルを警戒してくるからこそ、サイドバックとの連係や、左足でのクロスなど、ドリブル以外のプレーも出しやすくなっている?
「そうですね。昨年、ドリブル突破というイメージを付けたことで、他のプレーの選択肢も増えました。クロスからアシストもできていますが、クロスがあれば、逆にドリブルのスペースも空いてくる。相手の状況に応じて、より最善の選択肢を選べていますし、色んな選択肢を作れるようになったことが、ここまでの一番大きな収穫です」

Q:大分トリニータの印象と試合に向けて
「個人のレベルは高いですし、前への勢いもあるチーム。自分たちはここ何試合か失点が続いているので、まず失点をゼロに抑えて、自分たちの武器である前への推進力、色んな形での攻撃を見せていきたいと思います」

Q:近々、日本代表の発表も控えているが、現時点で意識はしますか?
「自分はまだまだ結果も足りないと思うし、常に結果を残し続けていかないといけない立場なので、あまりそういうことは考えずに、毎試合、自分の良さを出していければと思います。1年を通して高いアベレージでプレーできる選手になることが大事だと思っています」

≪大分トリニータ戦 特設サイト≫

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