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【3/13 横浜FC戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-03-13/ 今季初の連勝を目指して臨んだ明治安田生命J1リーグ第4節。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、横浜FCと対戦した。
前日から懸念されていた天候だが、試合直前に雨風ともに強くなり、雷も鳴り始めたことで試合開始が伸び、2時間遅れの16時キックオフとなった。もっとも、その時点でも雨は降りしきっており、ピッチの至るところに水が溜まるコンディション。必然的に、両チーム、長いボールが増え、セーフティーな試合運びとなった。
ただし、その中でも、より収めて攻める意識が強かったのはセレッソ。11分、スローインから豊川雄太が最初のチャンスを迎えると、19分にも決定機。丸橋祐介が大久保嘉人に当て、大久保が収めて松田陸へ展開、松田陸のクロスに豊川がヘディングで合わせたが、GKの好守に遭い、ゴールならず。それでも25分、思わぬ形からセレッソが先制に成功した。
原川力のクロスがDFに当たって軌道が変わり、さらに上空で風に押し戻されると、目測を誤った相手GKとDFが交錯。その状況を生かした豊川がバックヘッドでゴールに流し込んだ。セレッソは守備でも瀬古歩夢を中心に横浜FCの攻撃を防ぎ、1点リードで前半を折り返した。 難しいピッチコンディションの中でも全員が技術の高さを発揮。試合を優位に進めた前半だったが、一転して後半は、開始から選手と配置を変えてきた横浜FCのペースで進む。中盤を3枚にして厚みを持たせ、セカンドボールを拾い始めた相手に対し、セレッソは守勢に回ると、55分、同点に追いつかれてしまう。一瞬、嫌な空気が流れたが、そんな暗雲を吹き飛ばしたのが大久保嘉人。60分、坂元達裕と松田陸で右サイドを崩すと、松田陸のクロスに絶妙のタイミングで飛び込み、頭で合わせてネットを揺らした。
頼れる背番号20の今季5ゴール目で勝ち越しに成功すると、その後は一進一退の展開。64分、75分と豊川に決定機が訪れると、横浜FCにも何度か決定的な場面を作られた。勝負の行方を左右する次の1点をどちらが取るか。緊迫した展開の中、87分、スコアは動いた。キム ジンヒョン、丸橋、清武とつなぎ、清武が絶妙なスルーパスを高木俊幸に送ると、抜け出した高木がダイレクトで中へ折り返し、加藤陸次樹が合わせてネットを揺らした。加藤にとってはこれが嬉しいJ1初ゴール。前節のPK失敗を払拭する1発を、いきなり次の試合で決めてみせた。
この得点で試合は決まったが、90+5分、セレッソに追加点。坂元のCKをGKが弾くと、ボールを拾った高木が右足一閃。強烈な弾道のシュートがクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれた。後半は雨も止み、ピッチの状態も回復。その中で最後まで攻める姿勢を貫いたセレッソが、4-1で快勝。豊川、高木の今季初ゴール、加藤のJ1初ゴール、今季初の連勝、今季初のアウェイ勝利と、“初”づくしの1勝を飾った。

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