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【3/10 清水戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-03-10/ 相手としてロティーナ監督を迎えた今節は、新チームとしての決意を示すために、連敗を止めるためにも、勝利のみが求められた。セレッソ大阪の先発は、前節のFC東京戦と同じ11人。ベンチも含めて全く同じメンバーで臨んだ。 試合は2分、清水に決定機を与えて始まると、5分、自陣ゴール前でのパス交換のミスを突かれ、清水に先制点を奪われた。11分にも決定的なピンチを招くなど不安定な入りとなったセレッソだが、17分、坂元達裕がペナルティーエリア内に入ってチーム最初のシュートを放つと、22分、CKから同点に追いつく。坂元のキックをニアで豊川雄太が逸らし、中央で受けた西尾隆矢が自身J1初となるゴールを決め、試合を振り出しに戻した。
ここからは一転して、試合はセレッソのペースに。パスのテンポが上がり、清武弘嗣を中心に何度もチャンスを作る。31分、カウンターから豊川がシュートを放つと、42分には、清武のスルーパスに豊川が抜け出すが、1歩及ばず。2点目こそ生まれなかったが、期待を抱かせる内容で前半を終えた。
同点で迎えた後半、試合の入りは一進一退となったが、後半も最初の決定機は清水。54分、FKの流れから、最後は後藤優介に放たれたミドルシュートがポストを直撃。ヒヤリとしたセレッソも、59分に決定機。坂元がドリブルで局面を打開すると、丸橋祐介のクロスに清武が合わせたが、惜しくもシュートはクロスバーを越えた。
62分には、豊川、奥埜博亮に代えて加藤陸次樹、藤田直之を投入したレヴィー クルピ監督。時間の経過とともに試合を優位に進めると、75分、加藤のプレスから、こぼれ球を拾った大久保嘉人がペナルティーエリア内に進入。決定機に近い形まで持っていくが、シュートはDFに防がれた。78分にも、大久保のパスを加藤が落としたところを坂元がシュート。立て続けのチャンスでゴールの気配が漂うと、84分、セレッソが逆転に成功する。
自陣からテンポよくつなぐと、最後は坂元の左足のクロスにファーサイドで合わせたのは清武。大久保が中でDFを引き付け、大外でフリーになった清武が美しいボレーシュートを突き刺し、ネットを揺らした。待望の背番号10の今季初ゴールに、選手たちの笑顔が弾け、スタジアムは歓喜に包まれた。直後の88分、清水に決定的なシュートを打たれたが、ここはキム ジンヒョンが前節の名誉挽回とばかりにスーパーセーブで同点ゴールを許さない。
後半アディショナルタイムには、加藤のシュートが相手DFの手に当たり、PKを獲得。ただし、加藤のキックはGKに防がれ、J1初ゴールはならず。それでも試合はそのまま2-1で終了。セレッソが逆転勝利を飾り、今季2勝目を手にした。最後に、試合開始前のメンバー発表では、ロティーナ監督と片山瑛一選手にセレッソのサポーターから大きな拍手が送られ、試合後は、ロティーナ監督とイバン パランココーチ、片山選手がセレッソサポーターへ挨拶。スタジアム全体が温かな空気に包まれた。清水のホームに乗り込んでの一戦も、今から楽しみに待ちたい。

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