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【3/3 川崎戦】Match Preview

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≪早くも迎えた昨季のリーグ王者との一戦。真っ向勝負で勝点3を奪いにいく≫

AFCチャンピオンズリーグ出場による前倒し開催として行われる明治安田生命J1第11節。セレッソ大阪は、川崎フロンターレのホームに乗り込んでの一戦に挑む。


ホームで柏レイソルを撃破した開幕戦から中3日、早くも迎えた昨季のリーグ王者との対戦だ。歴代最速優勝、最多勝点、最多得点など記録的な数字を残して昨年のJ1を制した川崎。セレッソも、昨季はホームで1-3、アウェイでは2-5で敗れており、その強さをまざまざとみせつけられる結果となった。今季の川崎も、富士ゼロックス・スーパーカップを制すると、横浜F・マリノスとの開幕戦も2-0で勝利。その強さは継続されている。

そんなリーグ王者との一戦を前に、「難しい試合になることは間違いない」とレヴィー クルピ監督も警戒感を強める。と同時に、「チームが一体となって戦うことができれば、開幕戦のようないいゲームができると思います」と自信も覗かせる。盤石に見える王者にも隙がないわけではない。前述の2試合とも、後半は相手に主導権を握られる時間帯があり、守田英正が抜けた中盤も固まり切ってはいない印象を受ける。セレッソとしては、勝利の確率を高めるためにも、まずは早い時間帯に失点しないことが重要になる。昨年のアウェイ戦で苦しめられた家長昭博や三笘薫を抑えることも求められる。ただし、ただ守備的に戦え、というわけではない。今季の目指す方向性である、前から奪いにいく積極性も発揮し、アグレッシブな姿勢で王者に挑みたい。


開幕戦では、先発で起用された大久保嘉人が先制点を奪ってチームを勢い付ける、最高の形で船出を飾ったセレッソ。その大久保にとって川崎は「特別なクラブ」。3年連続で得点王を獲得するなど輝かしいときを過ごした古巣に乗り込む“桜の嘉人”がどのようなプレーを見せるか注目だ。また、大久保と同じく古巣戦となるのが原川力。開幕戦では奥埜博亮とダブルボランチを組み、攻守に活躍した背番号4のプレーも今節の見どころとなる。

今週は、今節から中2日で再びアウェイでのFC東京戦も控えている。早くも総力戦の様相を呈しているが、そんな厳しい連戦を戦い抜く何より��エネルギーが勝利になることは言うまでもない。王者の庭に乗り込む今節。開幕戦勝利の勢いをさらに加速させる勝点3を、全員で奪いにいく。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督


Q:開幕戦翌日は、特大のケーキで誕生日をお祝いされていたが?
「おかげさまで、皆にサプライズでケーキをプレゼントしてもらって、いい誕生日を迎えることができました。開幕戦を勝利で飾れて本当に嬉しかったですし、その翌日に祝ってもらい、私の家族も含めて、いい誕生日になりました。パンデミックで大変な状況ですが、開幕戦の勝利で皆さんにパワーを与えることができたと思います」

Q:開幕戦の収穫と修正点は?
「サッカーは人生と同じで、常に変化し、どんなときでも良くしていける部分はあります。開幕戦においても、修正していかないといけない点、良い点はありました。良かった点は、選手たちがプロフェッショナルなスピリットを存分に見せてくれたこと。勝利にこだわって最後まで戦い抜く選手たちの姿は素晴らしかったと思います」

Q:川崎フロンターレの印象と、今節のポイントは?
「フロンターレが昨季のリーグ戦を独走したことは事実ですが、Jリーグの各チームにそれほど大きな差はないと思います。昨季は独走されましたが、今季、何が起こるかは分かりません。明日の試合も、どのようなゲームができるか楽しみです。セレッソにとって何より大事なことは、勝者のメンタリティーを見せること。難しい試合になることは間違いないですが、チームが一体となって戦うことができれば、開幕戦のようないいゲームができると思います」

■瀬古歩夢

Q:開幕戦の収穫と修正点は?
「守備の部分では今まで積み上げてきたことも継続しながら、攻撃に関してはレヴィー クルピ新監督の下、よりチャンスの数を増やしていこうとやってきました。開幕戦はその二つが融合した試合ができたと思います」

Q:開幕戦では、アカデミーの後輩、西尾隆矢選手とのCBコンビで完封したが?
「中学生の頃から一緒にコンビを組んでやってきましたし、意思疎通はできました。育成出身の2人がコンビを組んで完封できたことは、いまのアカデミーの選手たちにも夢を与えられ��と思います」

Q:今節に向けて
「フロンターレには、昨季、ホーム、アウェイともに負けた悔しさはあります。個人、個人の質が高く、攻撃では枚数をかけてくる相手に対し、対人で負けないことや、マークの受け渡しは大事になります。前線からの献身的な守備もしてきますが、それをはがせば自分たちにもチャンスはあると思います」

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