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【2/27 柏戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-02-27/ 2021年の明治安田生命J1リーグ。セレッソ大阪は、ホームに柏レイソルを迎えての一戦からスタートした。セレッソでは8年ぶりの指揮となるレヴィー クルピ監督。開幕戦に2つのサプライズを用意してきた。1つは、CBの一角にJ1デビューとなる西尾隆矢を起用したこと。そしてもう一つは、15年ぶりにセレッソに復帰した大久保嘉人を先発で起用したこと。新加入選手では、原川力もボランチの一角に名を連ねた。
序盤、セレッソは柏に押し込まれる時間が続く。2分、8分とピンチも招いたが、キム ジンヒョンの好守もあり、ゴールは割らせない。セレッソのファーストシュートは15分、大久保だった。原川の大きなパスを左サイドで受けると、カットインからシュート。ここからセレッソが試合の主導権を握る。柏の中盤のサイドにできるスペースを突くと、19分、坂元達裕が右サイドを突破してビッグチャンス。21分には、坂元のクロスに豊川雄太がボレーで合わせるも、惜しくもGKの好守に遭う。豊川は24分にも強烈なシュートを放ったが、ここもGKに防がれた。勢いそのままに、28分にはCKからこぼれ球を瀬古歩夢が押し込んでネットを揺らしたが、直前に丸橋祐介にハンドがあったとして、VAR判定の結果、ゴールは取り消された。
さらに攻めるセレッソ。35分、丸橋のフィードに大久保がタイミングよく抜け出すと、柏のCB上島拓巳が手をかけて倒し、“決定的な得点機会の阻止”により1発退場。数的優位に立ったセレッソが、42分、ついに先制に成功。右サイドを崩し、最後は松田陸のニアへのクロスに合わせたのは大久保。今季の開幕戦、そして、自身にとって復帰初戦で見事に結果を出した背番号20。この“千両役者”ぶりに、スタジアムは大いに沸いた。44分にも、清武弘嗣のパスから奥埜博亮がチャンスを迎えるなど、前半の途中から攻めに攻めたセレッソ。
後半は、1人多い状況も生かし、試合をコントロールしつつ追加点を狙う。51分にはピンチも招いたが、再びキム ジンヒョンがビッグセーブ。桜の絶対的守護神は、今季も頼れるところをしっかりと示してみせた。60分、大久保に代わって高木俊幸、70分、豊川に代わって加藤陸次樹が入る。加藤にとってはこれがJ1デビュー戦となった。フレッシュな2人を加えて、セレッソの攻撃が再び加速。75分、坂元が得意の切り返しから入れたクロスに高木が飛び込みチャンスを作ると、85分に追加点。ゴール前で加藤のシュートがポストに当たり、拾った高木のシュートがDFに防がれたこぼれ球を坂元が右足で蹴り込んだ。今季は「二桁ゴール」を目指す背番号17のゴールで試合は決まった。
「この試合に懸けていた」という大久保。15年ぶりに帰ってきた背番号20のゴールから始まった新シーズン。8年ぶりの“レヴィー・セレッソ”が、最高の船出を飾った。

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