【Match Preview 鳥栖戦】今季のホーム最終戦。2位に望みをつなげる勝点3を目指す必勝戦

7月に再開された今季のリーグ戦も、残すところあと2試合となった。今節は、セレッソ大阪にとってのホーム最終戦。サガン鳥栖を迎えて、明治安田生命J1リーグ第33節に挑む。


同じくホームに柏レイソルを迎えた前節、セレッソ大阪は、両者互角の堅い前半を経て、後半は試合を優勢に進めるも最後まで1点が遠く、スコアレスドローに終わった。もっとも、3勝1分と結果が出ている直近4試合で失点は1と、守備の堅さ、安定した試合運びは取り戻している。前節の無失点に貢献した瀬古歩夢も、「3バックになって、よりゾーンディフェンスが効いていると実感している」と話す。無失点で試合を進めていくことは、“ロティーナ・セレッソ”の勝利の方程式でもあるだけに、現在のチーム状態は良好と言える。

その上で、「得点しないと試合には勝てないので、チーム全体で共通認識を持ってやっていきたい」とも瀬古は話すように、勝利、そして得点に向けて、全体を押し上げることも意識しつつ、攻撃に迫力を持たせて得点を奪いにいく時間帯も作っていきたい。前節の柏戦でも、ラインを高く保った状態から、両サイドも使って良い攻撃の形は作れていただけに、あとは最後の一押し。フィニッシュの局面での冷静さや精度、決め切る気持ちを高めていきたい。


対するサガン鳥栖も、直近では8試合連続で複数失点がなく、この間の敗戦はわずかに1試合。引き分けが多く、勝ち切れていないとも言えるが、チームスタイル的にも成熟しており、後ろからしっかりとつないで攻撃を組み立てつつ、前からのプレスにも迫力がある。前節は優勝した川崎フロンターレ相手に堂々とした戦いを披露して1-1で引き分けるなど、14位に位置しているとは言え、手強い相手だ。


それでも、ホーム最終戦となる今節、セレッソが目指す結果は勝利のみ。「2位のチャンスもありますし、そこへ向けて、明日の鳥栖戦にしっかり勝つことだけを考えています」とキム ジンヒョンも話すように、チームは一戦必勝の構えで明日の一戦に臨む。コロナ禍の今季、サポーターは声援を送れないシーズンを過ごしてきたが、「拍手の大きさで皆さんの強い気持ちは伝わってきます」とキム ジンヒョン。ロティーナ監督とともに戦う最後のリーグ戦におけるホーム戦。勝利で終えて、2位の望みを残し、最終節へと向かいたい。
■ロティーナ監督

Q:今季も残り2試合。明日はホーム最終戦になりますが、意気込みを含めた抱負をお願いします。
「クラブにとって、とても重要なことを懸けた戦いになります。それはもちろん、選手も気付いていますし、ファン・サポーターも気付いています。来年、ACLに出られるかどうかが懸かった試合です。ぜひスタジアムに来て、後押しをして頂ければと思います。今年はコロナの影響で、どのクラブも経営的に厳しくなっていますが、来年、ACLに出ることによって、よりクラブにとって収入が多くなる。選手にとっても、ACLを戦うことはすごく美しいこと。ここ数年、毎年、ACLの価値は上がってきているように思います。今ある可能性に懸けるために、できるだけ多くの勝点を積みたいと思います」

Q:サガン鳥栖の印象について。後ろからつなぐ、セレッソ大阪とも同じ志も感じます。
「そうですね。昨季から、そういうスタイルで戦っているチームだと思います。似たコンセプトでプレーしていると思います。似たチーム同士の戦いになると思います」

Q:他力ではありますが、2位に対する意気込みは?
「我々は自分たちのことを考えるべきです。他のチームの結果を気にする必要はありません。もちろん、2位の可能性はあります。そういう流れになれば素晴らしい。2位になることは素晴らしいことです。まず自分たちの仕事をして、やるべきことをやって、結果がどうなるか。一緒に見ていきましょう」

Q:残り2試合で目指すところ、プレー面や結果など、どう締めくくりたい?
「我々はこの2年間、変わらず我々のフィロソフィーに沿った戦いをしてきました。それは、勝つ可能性を高めるモノだったと思います。残り2試合も、同じ方法でプレーして、とても重要な勝点を取っていきたいと思います。2試合を残した中で、ACLに出られる可能性がある、また、2位になれる可能性もある。それは、我々が築いてきたアイディアが良かった、ということだと思います。そうでなければ、このポジションにはいません。他のチームもこのポジションにいる可能性はあったと思いますし、目指していたチームはたくさんあったと思います」

■瀬古歩夢

Q:ここ数試合、3バックになり、守備の安定感は増しているが、手応えについて
「3バックになって、よりゾーンディフェンスが有効になって、効いているなと、試合をやっていても実感しています。(3バックは)1人が行けば、必然的にカバーは2人いるので、やりやすさは感じています。前節も失点ゼロで抑えることができました。ただ、得点しないと試合には勝てないので、そこはチーム全体で共通認識を持ってやっていきたいと思います」

Q:全体的にラインが下がり過ぎると、前にパスを付け辛くなる部分もある?
「そうなってズルズル引いてしまうとダメだと思うので、チーム全体の認識として、ラインを高く保つ意識は持っています。押し込まれた時は、しっかり引いて守る。押し上げる状況の時には、しっかりと前に出て行く。その使い分け、共通認識は、後ろの選手だけではなく、チーム全体で持っています」

Q:今季は瀬古選手にとっても飛躍の1年になり、チームとしても、残り2試合で過去最多の勝点を狙える素晴らしいシーズンになっています。ホーム最終戦への意気込みについて
「これまで積み重ねてきたモノが、今の勝点、順位になっていると思います。過去最高の勝点を取れる位置にいるのなら、絶対に取りたいですし、そこを目指してチーム全員で戦っていきたいと思います」

■キム ジンヒョン

Q:3バックとして戦っているここ数試合、ジンヒョン選手の素晴らしいセーブもあり、失点は減っています。守備の安定感は増しているが、手応えについて
「この4試合で1失点ということで、安定してきているとは思います。ただ、その前にかなり失点していて、取り返さないといけない思いもあったので、個人的にはまだ満足していません。チームとしては、良い状況にはなってきたと思います」

Q:布陣が変わったこともあると思うが、失点が増えていた時期と今の違いを、後ろからどう見ていますか?
「僕が止められなかったことが、勝てないことにつながっていたと思います。失点を少しでも減らしていれば、引き分けや勝ちに持っていけた。自分が止めないと、チームは勝てないことは当然です。今は失点が多かった時期を取り返したい気持ちで戦っています。まだ取り返せていないと思うので、最後まで失点ゼロにこだわって戦いたいと思います」

Q:残り2試合、過去最多の勝点を狙える状況については、どう捉えていますか?
「2位のチャンスもありますし、そこへ向けて、明日の鳥栖戦にしっかり勝つことだけを考えています」

Q:今季はコロナの影響でサポーターも声援が送れないシーズンになりましたが、ホーム最終戦に向けて、メッセージをお願いします
「皆さんの大きい声援が僕らの力になっていたと、実感するシーズンでした。今年はそれが出来なくて、皆さんも辛かったと思いますし、僕らも声援でパワーをもらえないことは辛かったです。ただ、拍手の大きさで皆さんの強い気持ちは伝わってきます。明日はホーム最終戦ですし、僕たちも勝利をプレゼントしたい気持ちは強い。チームのために、サポーターのために、勝利だけを目指して戦います」
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