【Match Preview 柏戦】一戦必勝が続くホーム2連戦。強力な攻撃陣を擁する柏を封じ、4連勝を目指す

北海道コンサドーレ札幌のホームに乗り込んだ前節、セレッソ大阪は、序盤は守勢に回る苦しい時間を過ごしたが、ここを無失点で切り抜けると、30分過ぎから立て続けにチャンスを作る。その流れの中から40分、先制に成功。中盤で奥埜博亮が相手のパスをカットし、カウンターを発動させると、最後は松田陸のクロスにブルーノ メンデスが頭で合わせ、ネットを揺らした。後半も開始早々に清武弘嗣が美しいゴールを決めて突き放すと、一時は1点差に迫られたが、終盤にブルーノ メンデスがこの試合2点目を決めて、試合も決めた。


これで、第29節の大分トリニータ戦、第30節の横浜FC戦に続き、3連勝を達成したセレッソ。連続でのウノゼロ勝ちに続き、前節は7試合ぶりに複数得点も挙げるなど、チームは再び波に乗り始めている。天皇杯に出場できる2位以内、来季のACL出場権を獲得できる3位以内へ向けて望みをつなげているが、現在も追う立場であることは変わらず、今節からのホーム2連戦を含む残り3試合も、一つも落とせない戦いが続く。

そんなしびれる状況の中、今節、ホームに迎える相手は柏レイソル。得点王を独走するオルンガに、江坂 任、クリスティアーノらが並ぶ攻撃陣は脅威であり、明確な戦略の下、選手一人ひとりが与えられた役割を遂行してくる厄介な相手だ。アウェイでのリーグ戦は3-1で勝利しているが、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝では0-3で敗れている。柏の武器であるカウンターには特に警戒が必要であり、セレッソはボール保持の際の失い方にも気を付けたい。相手との駆け引きも含め、守備陣は一瞬たりとも気が抜けない神経を使う一戦になる。また、前述の2試合には出場しなかった柏の山下達也だが、今節は先発が濃厚。セレッソとしては、かつての仲間が守るディフェンスからゴールをこじ開けて、先制点を奪って試合を優位に進めていきたい。


ロティーナ監督とともに1試合でも多く戦うためにも、ここからの3試合も必勝戦。今節は2位・ガンバ大阪の試合がないだけに、勝利して勝点差を『1』に縮め、天皇杯へと続く道を大きくしていきたい。コロナ禍による特別な1年となった今シーズンも、残すところあとわずか。ホームでは残り2試合となる。目の前の一戦に全力を注ぎ、勝点3を積み重ね、その先の目標へと向かっていきたい。
■ロティーナ監督

Q:柏レイソルに対しては、リーグ戦のアウェイでは勝利し、カップ戦の準々決勝では敗れているが、今節のポイントは?
「2試合とも難しい試合でした。アウェイでのリーグ戦も、勝ったとは言え、相手のチャンスも多かった。彼らの攻撃力は分かっています。前線にオフェンシブな特長のある選手が揃っています。ただ、我々も1週間の準備期間を利用して、いい準備ができたので、いい状態で試合に臨めると思います」

Q:柏レイソルはオルンガ選手を中心に攻撃力が秀でていますが、どう止めようと考えていますか?
「我々の守備の仕方は、どの相手に対しても同じです。ゾーンで守りますし、それを変えることはありません。もちろん、柏はリーグの中でも屈指の攻撃力を持っていますが、我々は、攻撃も守備も普段通りに戦います」

Q:残り3試合も一戦必勝の試合が続く中で、今節、勝てば昨季の勝点を超えます。成長を結果で示す上でも重要な試合になるが?
「過去との比較はあまり気にしていませんが、勝点3を積んでいくことは重要です。2シーズンともいい戦いができています。だからこそ、2シーズンとも上位にいることができていると思います。もちろん、我々はより上の順位で終わることを夢見ていますし、そのために、明日の試合にも勝つ必要があります。ファン・サポーターの皆さんに喜びを与えるためにも、重要な試合になります」

Q:2位に入るためには、ここから3連勝が必要になると考えていますか?
「そうですね。全てに勝った後に、(2位の)可能性があるかないか、ということになると思います。ただ、我々は他のチームの結果を気にする必要はありませんし、自分たちの先の試合も気にする必要はありません。今は柏戦のことだけ、目の前の試合に向かっていくことが重要です」

■奥埜博亮

Q:直近の3連勝、奥埜選手はボランチでのプレーが続いています。この3試合、チームと自身を振り返ると?
「チームとしては、3つ勝てていることが一番です。フォーメーションも変わったりしていますが、チームとしてやるべきことを全員ができていると思います。プラスαで、個人の良さも出せていると思います。個人としては、状況をしっかり見て、守備の場面ではしっかりスペースを埋めて、攻撃でも自分の良さを出そうと思ってプレーしています。スペースがあれば飛び出していこうという意識でやっているので、そういう部分で、いい場面を生めているシーンもあると思います」

Q:柏レイソルの攻撃はカウンターが鋭いが、相手の良さを消すために必要なことは?
「まずは自分たちが相手の高い位置でボールを握り続けることができれば一番ですし、あとは、ホントにカウンターは鋭いチームなので、そこのリスク管理はしっかりしていきたいです」

Q:柏は山下達也選手が先発で出てくる可能性も高いが、相手として戦う心境は?
「ヘディングや対人が強い選手です。攻撃でも、セレッソにいた時もセットプレーから得点を取っているので注意しないといけないですし、守備でも体を張って守れる選手なので、そういう選手と対戦できることは楽しみな部分もあります」

Q:1試合多い状況での、2位との勝点差4をどう捉えていますか?
「まだ全然チャンスはあると思いますし、そのチャンスを広げるためにも、僕たちは1試合1試合、大事に戦って、毎試合、勝点3を取ることが唯一自分たちにできること。1試合1試合、いい準備をして、勝点3を取り続けていければと思います」

■坂元達裕

Q:直近の3連勝、坂元選手は中央よりのポジションでのプレーが続いています。この3試合、チームと自身を振り返ると?
「よりFWに近いポジションになって、外に張るより中でプレーすることは多くなっています。その中で、キヨくん(清武弘嗣)とともに間で受けて、ブルーノ(メンデス)につなげたり、つなぎの役割も求められていると思うので、そういう部分は試合の中でできているところもあると思います。あとは、FWの位置なので、もっと前へのポジションを取ってもいいかなと思います。裏へ抜け出す動きや、得点に直接関与する動きは増やしていきたいです。ゴール前で受けて、どんどんゴールも狙っていきたいです」

Q:柏レイソルは、ボランチ、CBとも人に強い印象がありますが、チームとして、個人として、打開していくために必要なことは?
「チームとしては、相手が強く来たところの裏を狙ったり、簡単にはたいて3人目の動きで空いているスペースに動き出すことはやっていかないといけないですし、個人としても、最初に強く来たところをかわすことができればスペースも空いてくると思うので、そこを自分のドリブルやパスで狙っていきたいです」

Q:シャドーのポジションで、前を向いて仕掛ける状況を作るために意識していることは?
「サイドで張っての1対1よりは、間で相手を背負いながら受けたり、寄せられる状況は増えますが、そこで一回、簡単にはたいてから、また顔を出して前向きに受けるとか、ブルーノにボールが入った後にサポートして前向きに受けるとか、色んな選択肢はあると思う。できている場面もありますが、その回数を増やしていきたいですし、3人目の動きは意識していきたいです」

2020明治安田生命J1リーグ 第32節 柏レイソル 2020明治安田生命J1リーグ 第32節