【Match Preview G大阪戦】40回目の大阪ダービー。“シーズン・ダブル”を達成し、2位浮上を目指す一戦

リーグ戦では40回目となる大阪ダービー。これまで幾多の激闘が繰り広げられてきた互いのプライドを懸けた戦いが、今節、ヤンマースタジアム長居で行われる。

ただでさえ白熱する大阪ダービーだが、今節は順位争いという点でも、互いに譲れない戦いになる。現在、勝点51で2位のガンバ大阪と、同48で4位のセレッソ大阪。並ぶか、広がるか。今節は、いわゆる“シックスポイントゲーム”と呼ばれる試合であり、勝敗の持つ意味合いは非常に大きい。そういった舞台であることは、選手たちも十分、認識済みで、「僕らからしたら、上に行くためには勝たないといけない試合」と奥埜博亮もキッパリ語る。


セレッソとしては、今節は、前節の明治安田生命J1リーグ第24節・浦和レッズ戦から中9日空いての試合になる。この間、試合に向けた準備だけではなく、フィジカル的にもメンタル的にもリフレッシュできたと思われるだけに、万全の状態で臨むことができるだろう。その一方で、ここまで連戦が続いてきたリズムとは少し異なるだけに、試合の入り方は、いつも以上に重要になるだろう。昨季のホームで行われた大阪ダービーのように、先制し、追加点を挙げて試合を優位に進めていく、理想の展開を再現できればベストだ。


もっとも、対するガンバも直近のリーグ戦10試合で9勝1分と高い勝率を誇っており、「展開は拮抗した試合でも、結果が彼らに傾く試合が続いている」(ロティーナ監督)と、ギリギリの試合をモノにする勝負強さが光っている。そういった意味では、今節は、戦術的な要素も問われる試合になる一方で、「一つひとつの球際で負けないとか、相手よりも一歩走るとか、基本的な部分も大事になる」(藤田直之)一戦になることも間違いない。


前回の大阪ダービーは、コロナ禍による中断明けの再開初戦、リモートマッチ(無観客試合)として行われたが、今節に関しては、上限こそあるが、多くの観客の来場が見込まれており、アウェイ席も解放される。声を出しての応援こそできないが、スタジアム全体がピンクと青黒に染まり、大阪ダービーらしい、熱気に溢れる空間になるだろう。

現状で可能な、最大限、整った舞台において、両チームの選手たちがどのようなパフォーマンスを発揮するか。非常に注目度が高い一戦だ。セレッソとしては、99年以来となる、大阪ダービーの“シーズン・ダブル”を達成し、2位浮上を目指す一戦になる。
■ロティーナ監督

Q:連戦が続いてきた中で、今節は前節から9日間、空いての試合になります。今節に向けた準備やチーム状態について
「過密日程は全てのチームにとって同じ条件でした。もちろん、中2日や3日で準備していくことは簡単ではありませんでした。今回は、より時間があって、試合に向けた準備だけではなく、メンタル的にもフィジカル的にも回復することができ、貴重な時間になりました。時間を有効活用して、いいトレーニングができたと思います。いい状態で明日の試合に臨めます」

Q:現在のガンバ大阪は勝負強さが光るが、相手のことはどう分析していますか?
「勢いがあると思います。展開は拮抗した試合でも、結果が彼らに傾く試合が続いています。それは、素晴らしい選手たちがいることと、いいトレーニングをしているからだと思います。上位にいるチームは、我々だけではなく、それぞれ強みがあるからこそ、上位にいます。上位争いは拮抗している中で、明日も上位にいるチームが相手なので、難しい試合になると思います」

Q:互いのプライドを懸けた戦いというだけでなく、順位的にも重要な大阪ダービーになります。改めて、意気込みをお願いします。
「上位に付けている状況で、ここから全ての試合が重要になっていきます。特に上位対決での勝点は重要になります。もちろん、順位争いやシーズンの状況を抜きにしても、ダービーはとても重要な戦いで、ダービーを重要視しているファン・サポーターの皆さんの気持ちは分かっています。彼らのためにも素晴らしい試合をしたいですし、自信を持って、勝ちにいきたいと思います」

■奥埜博亮

Q:今季は再開初戦での大阪ダービーで得点も決めているが、大阪ダービーに対するイメージは?
「昨季は多くのサポーターがスタジアムに駆け付けてくれて、凄い雰囲気の中で試合ができました。大阪ダービーに懸けるチームの思いやサポーターの応援など大阪ダービーに対する熱を感じました。今年は、声を出しての応援はなかなかできないですが、サポーターの思いは伝わってきています」

Q:現在のガンバ大阪の印象は?
「かなりいい状態だと思います。10試合負けていないので、手強い相手ですし、難しい試合になると思います」

Q:お互いが上位で迎える大阪ダービー。注目度も高い試合になると思うが?
「僕らからしたら、上に行くためには勝たないといけない試合。お互いが上位で勝負できることは、お互いのチームにとっていいことですし、クラブにとってもいいこと。大阪のスポーツも盛り上がっていくと思うので、楽しみな試合です」

Q:今節は、ビリケンさんが来場します。前回も来た試合で活躍されています。いい印象もありますか?
「どうなんですかね?(笑)自分では分からないですけど『似ている』と言ってくれる人もいるので、そういうこともあやかって、自分のゴールやチームが勝てるようにやっていきたいと思います」

■藤田直之

Q:お互いが上位で迎える大阪ダービー。注目度も高い試合になると思うが?
「よく『ダービーに順位は関係ない』という言葉も聞きますが、やっぱり上位で戦うことはいいこと。タイトル争いというか、1位2位対決だったら一番良かったですが、2位やACL圏内へ向けても激しい争いになっているので、見応えのある試合になると思います。サポーターの皆さんも、より気持ちが入って応援してくれると思うので、楽しみです」

Q:最近のガンバ大阪は、守備での粘り強さ、ギリギリで持ち堪える試合も続いているが?
「拮抗した試合をモノにしたり、最後の粘り強さがあると思います。気持ちの入った試合ができているからこそ、10試合負けなしも出来ているのだと思います」

Q:勝敗を分けるポイントになる部分は?
「お互いに戦術がある中で、どちらがハマるか、ということも試合の流れを左右すると思いますし、そういうこともありながら、気持ちの部分で、一つひとつの球際で負けないとか、相手よりも一歩走るとか、基本的な部分も大事になると思います」

Q:前半戦はリモートマッチ(無観客試合)でしたが、コロナ禍での大阪ダービーについて
「前回のダービーはリモートマッチということで、ダービー特有の雰囲気もなく、寂しい気持ちもありました。ただ、ここ数試合でお客さんも増えて、よりスタジアムの雰囲気が作られてきています。明日も制限はある中ですが、いい雰囲気になると思いますし、今できるベストをサポーターの方も尽くしてくれると思うので、僕たちもそれに応えられるように、ベストを尽くしたいと思います」
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2020明治安田生命J1リーグ 第26節 ガンバ大阪 1 - 1 2020明治安田生命J1リーグ 第26節