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【Match Preview 横浜FM戦】昨季のリーグ王者をホームに迎え撃つ一戦。チーム一丸で連勝を果たしたい

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ホーム連戦となる明治安田生命J1リーグ第23節。セレッソ大阪は、連勝を懸けて、昨季のリーグ王者、横浜F・マリノスを迎え撃つ。

湘南ベルマーレとの対戦となった前節、セレッソは、前半からボール保持で上回るも、相手の組織的な守備を崩すことができず、スコアレスのまま90分が経過。ただし、攻撃を続けた終盤、立て続けにCKを獲得すると、90+2分、丸橋祐介のCKをマテイ ヨニッチが頭で合わせてネットを揺らし、土壇場でスコアを動かすことに成功。後半アディショナルタイムに失点して敗れた前々節の借りを返す勝利により、J1ホーム通算150勝目を手にした。今季2度目の連敗を喫して迎えた一戦で欲しかったのは勝利のみ。途中出場の選手たちの力もエネルギーに変えて、見事、停滞ムードを打ち破る勝点3を掴んでみせた。


その前節から中2日。再びホームに今度は横浜FMを迎える。昨季のリーグ王者の力は、ここで改めて記す必要もないだろう。アウェイで対戦した第16節も、最終的に清武弘嗣と高木俊幸のゴールで逆転勝ちを収めたが、前半は相手のボール保持と前からのプレスに圧倒される展開で、セレッソは自陣に釘付けにされた。攻撃サッカーが信条のアンジェ ポステコグルー監督の下、今節も相手は勇猛果敢な姿勢で立ち向かってくるだろう。

セレッソとしては、そういった相手の攻撃力を発揮させないよう、しっかりと守備の組織を築くこと、そして、プレスをはがしてボールを前進させること。勝利へ向けて、攻守において持てる力を最大限に発揮する必要性に迫られることは間違いない。それでも、勝利したアウェイでの試合でもそうであったように、ボールを握った中から、こちらが突けるスペースは試合の中で必ず出てくると思われるだけに、しっかりと狙いを定めた攻撃を繰り出していきたい。


前節を前に、「上位争いは拮抗していて、どのチームも素晴らしい選手を揃えている」と語っていたロティーナ監督だが、今節の相手、横浜FMはその筆頭のようなチーム。勝利を掴むためには大きなエネルギーが必要だが、乗り越えた先にある喜びもまた格別。前節、掴んだ勝利の意味をさらに大きくしていくためにも、混戦の上位争いを抜け出していくためにも、今節の勝敗は極めて重要だ。準備期間は短いが、再びホームで戦えることも力に変えて、チーム一丸で連勝を果たしたい。
■ロティーナ監督

Q:リーグ屈指の力を持つ横浜F・マリノスとの今節に向けて
「リーグ王者ですし、最大限のリスペクトを持って臨みたいと思っています。シーズンの序盤は主力にケガ人が出て、少し苦しんでいましたが、恐らくACLも見据えてだと思いますが、新しい選手も加えています。同じ監督、同じアイディアの下で、メンバーを改善しながら高いレベルを維持している、素晴らしいチームだと思っています」

Q:横浜FMは、アウェイでの対戦時は3バック、ここ数試合は4バックで試合をしているが?
「我々にとって、大きな変化ではありません。特に相手のシステムは気にする必要はないと思います」

Q:今節は中2日での一戦になるが、前節からメンバー編成に変化はありそう?
「大きく変えるつもりはありませんが、いくつかチェンジはあると思います。全員にスタメンで出る可能性はあります」

■丸橋祐介

Q:劇的な決勝アシストを決めた前節を振り返ると?
「最後に勝てたのは良かったですが、内容としては、相手のプレッシャーも速く、なかなかつなぐ時間も少なかったので、その部分は反省点かなと思います」

Q:前節は4試合ぶりの先発。期する思いもあったのでは?
「そうですね。久々のスタメンで慌てる場面もあったんですけど、やっていて、楽しかったですし、最後にアシストできたことは良かったです。ただ、アシストはできたんですけど、ミスも多かったし、なかなか試合に入り切れていなかったかなとも思うので、次はもっと良くしていけるように、切り替えて、もっともっと試合に絡めるように頑張っていきたいです」

Q:プロ2年目以降、不動の左サイドバックとしてプレーしてきた中で、ケガ以外でこれだけ先発から離れたのは初めてだと思うが、この間は、危機感なのか、またポジションを奪い返してやる、という前向きなエネルギーなのか。どう捉えていました?
「どっちもありました。危機感もありましたし、ポジションを奪い返さないといけない、という気持ちもありました。メンバーから外れても、居残り練習でしっかりアピールしてきたつもりですし、それはこれからも変わらず、アピールし続けていきたいと思います」

Q:首位と離れてしまった現状はどう受け止めていますか?
「ちょっと離れてしまったので、なかなか厳しい状況ですけど、1試合1試合、しっかり勝ち切っていけば、まだチャンスは来ると思うので、1試合1試合、勝ち切ることが大事かなと思います」

■豊川雄太

Q:途中出場で攻撃を活性化させた前節を振り返ると?
「チームの流れを変えたい気持ちで試合に入りました。熱というか、チームに与えるエネルギーを出したいと思ってピッチに立ちました。自分の特長を出そうということだけを考えて、攻撃を活性化できるように意識して入りました。上に行くためには勝ち続けていかないといけないので、苦しい試合で最後に勝てたことは良かったです」

Q:ルヴァンカップ第2節・浦和レッズ戦で移籍後初ゴールを決めて、ここから、というところで長期離脱したことは、もどかしさもあったのでは?
「そうですね。珍しくケガをしてしまって。サッカー人生で、今までこんなに長くケガで休んだことはなかったので。ただ、ケガしたことで、違う箇所も鍛えられた。復帰まで長くかかりましたが、膝は初めてケガした箇所だったので、復帰に向けては、無理せず慎重に、しっかり治しました。トレーナーさんや周りの人のおかげで、無事、復帰できたことは良かったです」

Q:その浦和戦では、試合中にケガをした様子は感じられなかったが?
「試合中にケガをしたのですが、アドレナリンが出過ぎていて、その時は全然、分からなかったです(笑)」

Q:リハビリの間はどこを鍛えた?
「全体的に、バランスよく鍛えました。筋力アップや体の使い方などを意識してトレーニングしました。ただ、やっぱり試合をしないとコンディションや試合勘は取り戻せないので、ここから試合に出てプレーすることが大事になります。それを続けていけば、自然と体のキレは上がると思っています」

Q:今後に向けて
「FWとして、しっかり自分の特長を出して、もっともっと相手の脅威になれるようにやっていきたいと思います」

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