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【Match Preview 柏戦】1発勝負のトーナメント開始。リーグ戦に続いて柏レイソルを退け、ベスト4進出を目指す

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敵地で横浜FCに勝利した直近のリーグ戦から中2日。戦う舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪は、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、柏レイソル戦に挑む。グループステージを勝ち抜いた5チームに、AFCチャンピオンズリーグ出場の3チームを加えて争うプライムステージ。ここから先は、1発勝負のトーナメント戦。準々決勝は、同点で90分を終了した場合、即PK戦で勝敗を付けるルールとなっている。

Bグループを1位通過したセレッソと、Dグループを1位通過した柏。ともにグループステージは3戦全勝で突破を決めており、盤石さが際立った。セレッソは、第1節の松本山雅FC戦に4-1で逆転勝利。幸先の良いスタートを切ると、中断明けに行われた第2節の浦和レッズ戦、第3節のベガルタ仙台戦と連勝。リーグ戦から選手を入れ替えながら、戦力の底上げを図るとともに結果も出す、理想的な勝ち上がりを披露した。


ルヴァンカップらしく、試合ごとにヒーローが生まれたこともトピック。浦和戦では西川潤のアシストから豊川雄太が決勝点を決め、仙台戦では高木俊幸と柿谷曜一朗に今季の公式戦初ゴールが生まれた。仙台戦では、小池裕太や庄司朋乃也、前川大河もプレー。チームに新たな活力をもたらした。今回の準々決勝は、中2日のリーグ戦に挟まれた日程。ロティーナ監督の選手起用や交代策も注目される。

柏とは、先月15日に行われたJ1第10節でも対戦しており、その試合はセレッソが3-1で勝利を収めた。ただし、内容に関しては、「戦う姿勢や守備の面では良い試合だったが、柏のプレスの前に、ボールを失い過ぎて、攻撃を受ける回数が増えた」とロティーナ監督も試合後に振り返ったように、相手のプレスを前に、思うようにビルドアップできず、苦しい試合になったことも確か。今節も柏のタイトな守備に対して、どうボールを前進させていくかは一つのポイントになりそうだ。まずは安定した守備で柏の攻撃を抑え込み、直近のリーグ戦で4試合連続、複数得点を挙げている攻撃陣の厚みを発揮し、勝利を掴みたい。


3年ぶり2度目のルヴァンカップ戴冠まで、あと3勝。その最初の関門となる準々決勝。ベスト4進出を懸けた必勝戦となる。
■ロティーナ監督

Q:1発勝負のトーナメント戦が始まるJリーグYBCルヴァンカップへ向けて
「重要な大会ですし、明日はベスト4を懸けて戦うので、もちろん重要な試合になります。ただ、今週末の土曜日にリーグ戦があることも考える必要があります。その後も、週2試合が1ヶ月続きます。選手たちの出場時間を考えながら、チームにとってベストな決断をしていきたいと思います」

Q:柏レイソルとは、第10節のリーグ戦でも対戦し、勝利したが、ビルドアップに苦しむ場面も見られた。明日の試合でも、そのあたりはポイントになりそうですか?
「そうですね。柏はこの前のリーグ戦では、快適にプレーさせてもらえず、我々にとって大きな問題を作ってきたチームです。彼らの力をリスペクトしながら戦っていきたいと思います」

■木本恭生

「今年のルヴァンカップは1発勝負。3回勝てば優勝なので、タイトルが目の前にある感覚です。一人ひとりが『タイトルを獲りたい』という強い気持ちを持って戦えば、必ず明日もいい試合ができ、勝利できると思います。明日はホームでできるアドバンテージもあります。
一人ひとりが強い思いを持って戦うことが必要です」

Q:リーグ戦に挟まれたカップ戦。誰が出たとしても、一人ひとりがしっかりパフォーマンスを発揮することが大事ですか?
「そうですね。17年に優勝した時もそうでしたけど、リーグ戦で出場機会が少ない選手が結果を残すことで、チーム全体に力を与えることができます。普段、出ている選手が力を出すこともそうですけど、替わってプレーする選手が、より自分の力を出すことが大事だと思います」

Q:第10節のリーグ戦での柏戦は、相手に主導権を握られる時間も長かった。その試合を受けて、明日の試合で意識することは?
「自分は出ていませんが、見ていて、相手のアグレッシブな守備や球際の強さで主導権を握られていた印象を持ちました。ただ、相手の強みの裏には弱みもあると思うので、そこをチーム全体で突いていきたいです」

■鈴木孝司

Q:第7節のサガン鳥���戦で今季初出場を果たして以降、コンスタントにプレーしているが、自身のパフォーマンスを振り返ると?
「途中から出ることが多いので、それまでのゲーム運びや、時間帯や試合展開を意識して、チームにとって必要なこと、監督に求められていることを意識してプレーしています」

Q:現時点で、明日の試合で求められるプレーは何だと考えていますか?
「カップ戦を勝ち抜くためにはゴールが必要になるので、出る機会があれば、結果を求めていきたいです。もちろん、リーグ戦でも変わらずゴールは意識していますが、最近は夏場で、自分が出る時間帯はみんなが疲れていることもあるので、時間を作るプレーにベクトルが向いていたかなとも思うので、もう一回、点を取るところのエゴを出していってもいいのかなと思います」

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