【Match Preview】再び白星街道へ。成熟度の高い広島を相手に問われる攻守の集中力

リーグ戦再開後、有観客としては初めての試合となった前節。ヤンマースタジアム長居に駆け付けたサポーターの後押しも背に戦ったセレッソ大阪だが、名古屋グランパスに0-2で敗れ、開幕からの連勝が3でストップ。公式戦における今季初黒星を喫した。

立ち上がりからボールの回りも良く、この時間帯に先制できていれば、試合の流れも違ったモノになっただろう。それだけに、決して悲観する内容ではなかったが、ミス絡みで喫した2失点、攻め込みながらも1点が遠かった攻撃と、この試合で出た課題は今後の糧にしていきたい。常々「簡単な試合は一つもない」と話すロティーナ監督だが、改めて、「どのチームも我々に勝つことができる。逆に、我々がやるべきことをやれば、どの相手にも勝つことができる」群雄割拠のリーグであることを再認識した。


約4ヶ月の中断期間を経て迎えたリーグ再開後、いきなりの中3日での3連戦というタフな日程を終え、改めて、今季はこのスケジュール感がスタンダードになることを実感。「体をいかにいい状態で保つか。常にいい状態を保てるように、ケアしていくことが大事」と松田陸も話すように、今節からの3連戦も、例年以上にコンディション調整が問われることになり、選手層の底上げも必要となる。

今節の相手、サンフレッチェ広島は、高いレベルで攻守にバランスの取れたチームであり、組織としての成熟度も高い。ロティーナ監督、選手が口を揃えて「難しい試合になる」と話すように、セレッソにとってタフな90分になるだろう。前節の反省を踏まえ、まずは先に失点しないことが大事。その上で、相手の堅守を打ち破っていくために、攻撃の工夫も凝らしていきたい。この3試合を振り返って、「いい攻撃はできている」(丸橋)実感もあるだけに、「フィニッシュの精度を高めて、チャンスをモノにしていくこと」(丸橋)が重要だ。

また、互いに試合の流れを変えることができる選手も多く揃えているだけに、途中出場の選手が果たす役割も大きい。セレッソとしても、勝利を掴むためには、変化を付けてくる広島の途中出場の選手にもしっかりと対応する必要があり、試合終了の笛が鳴るまで気が抜けない展開になるだろう。

今季の目標を高いところに置くチームにとって、連敗は避けたい今節は、シーズン序盤の大一番。開幕3連勝の勢いを再び加速させていくためにも、勝利を追い求め、上位に食らい付いていきたい一戦となる。
■ロティーナ監督
Q:今季初の敗戦となった前節を振り返って、学びになった部分は?
「勝った試合からも、負けた試合からも、全ての試合から学ぶことができます。より再確認したことは、このリーグは、どのチームも我々に勝つことができる、ということ。逆に、我々がやるべきことをやれば、どの相手にも勝つことができる、ということです」

Q:今節のサンフレッチェ広島戦へ向けて
「広島は、近年、常に上位にいる素晴らしいチームです。どのような試合になるかは、実際、始まってみないと分からない部分もありますが、難しい試合、拮抗した試合になるのではないかと思います」

■松田陸

Q:フル出場した再開後の3連戦を振り返って
「最初の2試合は、自分たちが思うようにサッカーができました。(前節の)名古屋戦は、入りは良かったですが、相手のプレスが速くなってきた時に、自分たちのミスが増えて、苦しい展開になりました。(プレスを受けた時は)もう一回、自分たちの立ち位置を明確にしながらやることが大事。(連戦中は)体をいかにいい状態で保つか。常にいい状態を保てるように、ケアしていくことが大事だと感じました」

Q:今節のサンフレッチェ広島戦に向けて
「相手もサイド攻撃に特長があるので、サイドの攻防はカギを握ると思います。そこで負けないように、僕たちが1個、2個、いいアイディアを持ちたい。チームが勝てるように、自分もいいポジション、いい立ち位置を取って戦いたいです」

■丸橋祐介

Q:フル出場した再開後の3連戦を振り返って
「そこまで疲れることもなく、乗り切れたと思います。(連戦は)大変というより、試合ができることは嬉しいことなので、そこまで気にはなりませんでした。(前節の)名古屋戦は残念な結果になりましたが、試合はどんどん続くので、負けた試合を引きずっていても良くない。今週、しっかり切り替えて、いい練習ができたと思います」

Q:今節のサンフレッチェ広島戦に向けて
「広島は堅いチームで、攻守のバランスもいいので、難しい試合になるとは思いますが、自分たちのプレーをしっかり発揮していきたいです。ここ3試合も、攻撃ではシュートまで行けていますし、感触もいいので、フィニッシュの精度をさらに高めて、チャンスをモノにしていきたいです」

2020明治安田生命J1リーグ 第5節 サンフレッチェ広島 2 - 1 2020明治安田生命J1リーグ 第5節