【Match Preview】サポーターに届ける開幕3連勝を懸けて、ホームでのリモートマッチに挑む


約4ヶ月ぶりの再開となった前節の明治安田生命J1リーグ第2節。セレッソ大阪は、敵地パナソニックスタジアム吹田に乗り込み、ガンバ大阪との“大阪ダービー”に挑んだ。

無観客のリモートマッチ。普段とは様子が異なる一戦に、前半は探り合いのような展開で推移したが、次第にセレッソがボールを握って攻め込む時間を増やすと、前半終了間際、左サイドを崩した丸橋祐介のクロスに奥埜博亮が合わせて先制点。後半も、丸橋が豪快なミドルシュートを突き刺して追加点。その後、PKによる1失点こそ喫したが、“敵地での大阪ダービー撃破”という、これ以上ない弾みの付く形でリーグを再開させることに成功した。

ただし、余韻に浸っている暇はない。コロナ禍で長期中断があった今季、日程は過密であり、前節から中3日、息つく間もなく今節がやってくる。試合前日の7日、リモート取材に応じたロティーナ監督も、前節について「選手のプレーは期待以上で満足している」と振り返りつつ、「前節のパフォーマンスが次の結果を約束してくれるモノではない」と話し、“一戦一戦”の姿勢を強調。今節の対戦相手、清水エスパルスに対しても、「監督が新しくなったチームは適応するのに時間はかかるもの。今の順位が彼らの力を示しているわけではない」と話し、手綱を締めた。

前節のアウェイでのリモートマッチに続き、今節はホームでのリモートマッチ。「気持ちの入ったいい試合をして、より応援したくなるような、スタジアムに行きたいと思ってもらえるような試合をしたい」と藤田直之が今節に臨む意気込みを話せば、木本恭生も「今節も結果を残して、いい順位でサポーターを迎えられる状態にしたい」とチームの思いを代弁する。


昨季まで横浜F・マリノスでヘッドコーチを務めていたピーター クラモフスキー監督を招き、新たなチームスタイルを構築している途上にある清水は、攻撃力に磨きをかけており、開幕2戦でいずれも先制点を奪っている。その一方で、2試合で5失点を喫するなど、守備に不安は残している。記録的な雨が降り続く日々により、ピッチに影響があるかも知れない今節だが、セレッソとしては、落ち着いて試合を運び、勝利への可能性を高めていきたい。

前節、久しぶりの公式戦を戦った選手たちは、再びサッカーができる喜びや心地良さを感じたことだろう。同時に疲労も感じたはず。夏場の連戦ということを考えても、今節に向けて、いかにコンディションを整えられるかもカギを握る。「出場時間が短い中でも結果を残すことだけを考えている」と話す豊川雄太など、豊富な戦力をどう生かしていくか、指揮官の選手起用にも注目したい。開幕3連勝を懸けて、ホームでのリモートマッチに挑む。
■ロティーナ監督

Q:再開初戦となった前節について
「選手のパフォーマンスは期待以上で満足しています。ただ、試合はすぐに来ます。前節のパフォーマンスが、次の試合の結果を約束してくれるモノではありません。(前節は)要求度の高い試合だったので、選手に疲れがあることは自然なことですが、全体的に、チームのコンディションはよく、大きな問題はありません」

Q:今節の相手、清水エスパルスについて
「清水について、何か評価を下すのは早いと思っています。監督が新しくなったチームというのは、適応するのに時間はかかるもの。彼らのここまでの対戦相手も強い相手ばかりでした。今の順位が彼らの力を示しているわけではありません」

Q:ホームでのリモートマッチとなる今節に向けて
「サポーターの皆さんには、大阪ダービーの勝利に喜んでもらえたと思います。今節も勝利を捧げられるように、一歩一歩、着実に進んでいきたいと思っています」

■藤田直之

Q:再開初戦となった前節を振り返って
「長い中断期間を経て、ようやく試合をできたことが嬉しかったですし、再開に携わってくれた方々に感謝したいです。その中で、大阪ダービーでの再開ということで、ただの一試合ではない重みもありました。ダービーに勝ってスタートできたことは、これからに向けて勢い付いたと思います」

Q:実際にリモートマッチを戦った感想について
「独特の雰囲気の中でプレーする難しさを感じながらプレーしていましたし、素直に、サポーターがいてくれたらなと思いました。特にダービーは、いつも素晴らしい雰囲気を作り出してくれるので、(無観客は)残念でした。サポーターとともにダービー勝利を味わいたかった、ということは選手もみんな話していました」

Q:ホームでのリモートマッチとなる今節に向けて
「やっぱり、サポーターの前で試合をしたいですし、サポーターも早く応援したいと思ってくれていると思います。次もリモートマッチですが、気持ちの入った、いい試合をして、より応援したくなるような、スタジアムに行きたいと思ってもらえるような試合をしたいと思います」

■木本恭生

Q:再開初戦となった前節を振り返って
「再開初戦が大阪ダービーということもあって、個人的には硬くなり、プレー自体も、思い切りが足りなかったと思いますが、勝てて良かったです。チームとしてコンセプトをしっかりと表現できたことが、勝てた要因だと思います」

Q:実際にリモートマッチを戦った感想について
「始まってみて、サポーターが入っていない分、やはりどこか練習試合っぽい雰囲気も感じました。その中でも、いつもの公式戦と同じように、個人、個人が集中しないといけないですし、個人が集中することがより大事だと改めて感じました」

Q:ホームでのリモートマッチとなる今節に向けて
「ホームでサポーターの前でプレーできないのは寂しいですが、映像を通して応援してもらえると力になります。今節も結果を残して、いい順位でサポーターを迎えられる状態にしたいと思います」



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