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【Match Preview】シーズン開幕へ。新戦力の組み込みと、攻撃の質を高めたい一戦

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9日、セレッソ大阪が京都サンガF.C.とのプレシーズンマッチに挑む。この試合は、1月に竣工式を終えたばかりの新スタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」のこけら落としでもあり、セレッソとしては、京都の“新たな庭”に招かれる形で、この一戦を迎える。

ロティーナ監督2年目となる今シーズン。チームは、昨季リーグ最少失点を記録した組織的守備を磨くことに加え、攻撃の上積み、さらには新戦力の組み込みを主なテーマとして、宮崎キャンプを行ってきた。

注目は、横浜F・マリノスに移籍した水沼宏太の抜けた右サイドハーフ。キャンプでの練習試合では、新加入の坂元達裕と西川潤が起用された中、横浜FM戦、サンフレッチェ広島戦と、昨季の主力選手たちが中心となったゲームでは2試合とも坂元がプレー。開幕スタメンに向けて一歩リードする形となった。もっとも、キャンプ最後の練習試合、V・ファーレン長崎戦では西川もゴールを決めており、競争は熾烈だ。

また、得点力アップのカギを握るFW陣も熱を帯びている。ベルギーリーグのKASオイペンから加入した新戦力、豊川雄太は、裏への抜け出しで好機に絡み、前線からの献身的な守備でも貢献するなど、宮崎キャンプで一定のアピールに成功。8日に行われたジュビロ磐田との練習試合では得点も決めた。ブルーノ・メンデス、柿谷曜一朗、完全復活が待たれる都倉賢ら既存選手との切磋琢磨により、得点力を向上させていきたい。

新戦力を加え、新たな攻撃を構築していく過程にある攻撃陣に対し、守備陣は昨季の主力が健在。今季、新たに副将を任されたマテイ・ヨニッチを中心とした堅守は、今季もロティーナ・セレッソの基盤となりそうだ。

あくまで練習試合とは言え、宮崎キャンプはJクラブ相手に1分3敗と未勝利。JリーグYBCルヴァンカップ第1節・松本山雅FC戦を1週間後に控え、セレッソとしては結果にもこだわっていきたい一戦となる。チケットは完売、注目のプレシーズンマッチは9日14時キックオフ。セレッソ大阪、京都サンガF.C.、両クラブの公式YouTubeチャンネルでライブ配信されることも決まっている。
※セレッソ大阪YouTubeチャンネルでのライブ配信はこちら


��ロティーナ監督
Q:明日のプレシーズンマッチについて、セレッソ大阪としての位置付けは?
「来週からカップ戦が始まるので、そこへ向けて、高いレベルで準備を進めていくための試合になります。我々にとっても、明日の試合はとても意義のある試合だと思っています」

Q:明日は新スタジアムのこけら落としでもあり、チケットも完売。満員が予想されています。プレシーズンマッチとは言え、本番さながらの試合になりそうだが?
「それもすごくいいことだと思います。公式戦が近付いているということを肌で実感できると思いますし、そういう環境で試合ができることは、いい準備の一環になると思います」

■清武弘嗣選手

「京都は新スタジアムのこけら落としになるので、特別な思いはあると思うけど、僕たちとしても、いいプレシーズンマッチにしたい。ここまでやってきたこと、積み上げてきたことを一回、そこで試せる場なので、いいチャレンジをしたい」

■木本恭生選手

「新しいスタジアムで試合ができることは楽しみだし、雰囲気のある中で試合ができることは、開幕に向けていいこと。新加入選手とも実戦ですり合わせていきたい。結果にもこだわって戦いたい。まず守備で無失点を意識しつつ。攻撃でも、後ろの選手も貢献していきたい」

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