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【Match Review】柿谷曜一朗が決勝点。ホーム最終戦で逆転勝ちを飾り、引退を発表した藤本康太を笑顔で送り出す

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■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2019-11-30-14/ 2月に開幕したJ1リーグ戦もラスト2試合。セレッソ大阪にとって今季のホーム最終戦となった第33節、清水エスパルスをヤンマースタジアム長居に迎えての一戦が行われた。先発は、前節のヴィッセル神戸戦から2人変更。清武弘嗣がリーグ戦9試合ぶりの先発復帰を果たすと、CBでは、瀬古歩夢がリーグ戦8試合ぶりに先発を飾った。 立ち上がり、左サイドを中心に試合を優位に進めたセレッソは、2分、この試合は2トップの一角に入った柿谷曜一朗が左サイドを突破し、クロス。中で水沼宏太が詰めたが、ゴールならず。5分には、水沼が清武とのワンツーで抜け出してファウルを受けると、丸橋の鋭い直接FKが枠を捉えたが、GKに防がれた。右サイドの松田陸も積極的に攻撃参加するなど果敢に攻めたセレッソだが、18分、CKの流れからエウシーニョに押し込まれて失点。 主導権を握りながら先制される嫌な流れになりかけたセレッソだが、「良いゲームができている、扉を自分たちで開けにいこう」とハーフタイムにロティーナ監督のゲキを受けて後半に臨むと、70分過ぎから怒涛の攻撃を仕掛ける。74分、ショートコーナーの流れから、ゴール前で鈴木孝司のパスを受けた丸橋のシュートはクロスバーを直撃。75分にも、松田のクロスに合わせた水沼のヘディングが枠を捉えたが、GKに弾かれてクロスバーに当たった。押し込みながらもゴールが遠いセレッソだったが、ここで得たCKから同点に追いつく。藤田直之のキックはDFにクリアされるも、拾った水沼が思い切り良くシュート。これが相手に当たってコースが変わり、ドライブ回転のシュートがネットに突き刺さった。 4分後、ショートコーナーから途中出場の田中亜土夢がシュート。DFに当たってこぼれたボールにいち早く反応した柿谷が足に当てて押し込み、逆転ゴールを決めた。その後も攻撃の手を緩めないセレッソは、86分、柿谷のパスから水沼に決定機。GKに防がれ3点目こそ奪えなかったが、失点以外は清水に決定機を作らせず、今季初の逆転勝ち。ホーム最終戦を白星で飾った。 試合後は、ホーム最終戦セレモニーとしてキャプテンの清武とロティーナ監督が挨拶。それぞれ今季の感謝と来季のさらなる飛躍を誓った。その後、今季限りでの現役引退を発表した藤本康太のセレモニーも行われた。これまでの活躍を称える映像が流れた後、かつてのチームメート、古橋達弥選手に濱田武スクールコーチ、現在は欧州で活躍している香川真司選手に乾貴士選手、南野拓実選手によるメッセージも映像で寄せられた。 感謝の思いが込められた藤本のスピーチにスタジアム全体に感傷的なムードが広がるも、歴代、ディフェンスラインでコンビを組んだ茂庭照幸選手、酒本憲幸選手、山下達也選手が花束を持って登場するサプライズには、藤本の顔にも笑みがこぼれた。選手全員による4回の胴上げで送り出された背番号4。これまでのクラブに対する多大な貢献への感謝とともに、第二のサッカー人生の門出を誰もが祝福していた。

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