【Match Preview】相手は2位・鹿島。難関を乗り越え、リーグ戦6連勝で、さらなる上昇気流へ



リーグ戦7年半ぶりの勝利となった前節の大阪ダービーから1週間。再び舞台はヤンマースタジアム長居にて、今節、迎える相手は2位の鹿島アントラーズ。

リーグ戦5連勝と波に乗るセレッソの前に現れた、最大の難関と言っていいだろう。今季、鹿島はAFCチャンピオンズリーグ、J1リーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯と4つの大会を並行して戦い、ACLこそアウェイゴールの差により準々決勝で敗退したが、国内3冠の可能性を残している。昨季は同じ立場でシーズンに挑んだセレッソとしては、その大変さは十分に理解しているだけに、素直にリスペクトの気持ちが湧くことは確か。

ただし、そういった誰もが認める強敵だからこそ、「勝ったときのメリットも大きい」(ロティーナ監督)。ここで鹿島を破ってリーグ戦6連勝を達成できれば、残りのシーズン、より弾みが付くことは間違いない。そして、そのための準備も着々と進めている。今週は、5日間の練習の内、3日間が非公開。公開日の2日間は戦術的なメニューはほぼなく、手の内を明かさず、鹿島対策を進めてきた。

選手たちの表情からは、今節に臨む上での特別な高揚感というよりも、地に足の付いた自信、落ち着きが感じられる。宿敵・ガンバ大阪を破っての5連勝にも、浮かれた様子は見られない。前節、試合を決定付ける3点目を決めた水沼宏太は、「いまは、勝つために何ができるか選手一人ひとりが考えながらプレーできている。いつもどおり、自分たちが準備したことをピッチで表現することが一番」と話し、“継続”する大切さを説く。

チームをオーガナイズする藤田直之も、「いま、僕たちは、やっていることが形になってきているので、それをしっかり出せれば、十分に勝機はある。決めるべきところで決めて、体を張るところで張って、無駄なファウルはしない、という、いままでやってきたことをしっかりできれば、勝てると思う」と今節を見据える。

9月は、前回対戦時は勝てなかった川崎フロンターレ、浦和レッズ 、ガンバ大阪を立て続けに破り、チームの成長を結果で示してみせた。もっとも、ここで歩みを止めるつもりはない。前節、リーグ戦では第8節の清水エスパルス戦以来の先発となったソウザは話す。「仲間がケガしたことは悲しいけど、サッカーにケガは付きモノ。自分も試合に出るための準備はしていた。彼(レアンドロ デサバト)のためにも戦う。チームの調子はいいので、さらに上位を目指していきたい」。

前半は素晴らしい内容を披露した一方で得点が奪えず、後半、PKと自分たちのミスから2失点を喫して敗れた鹿島との前回対戦時は、今季これまでの敗戦の中でも、最も悔しかった試合の一つ。今節も1点を争う競った展開になると思われるが、チーム状態が上がってきたいまこそ、ホームで鹿島の壁を乗り越え、リーグ戦6連勝を果たし、さらなる上昇気流に乗っていきたい。



■ロティーナ監督
(今節に向けて)

「毎試合、一戦、一戦が大切なことに変わりありませんが、今節はすごく重要な試合です。直近の試合で5連勝したことで、より重要性は増しています。(鹿島アントラーズは)誰もが知っている強豪。アジアでもチャンピオンになったチームで、今季も優勝争いをしています。彼らはこちらに困難を強いてくると思いますが、我々も自信を持って試合に挑みます。鹿島は強敵ですが、だからこそ、勝ったときのメリットも大きい。我々は相手をリスペクトしていますが、同時に、自分たちに対しての強い自信も持っています」

■水沼宏太
(今節に向けて。勝てばさらに大きな目標も見えてくる大一番になったが?)

「そういった高い目標は持ちつつも、いつもどおり、自分たちが準備したことをピッチで表現することが一番。その時間帯を、90分の中でいかに長くできるかが大事。いまは、勝つために何ができるか選手一人ひとりが考えながらプレーできている。慢心せず、普段どおりのプレーをすることが大事で、試合に向けて準備してきたことを全うしたいです」

(鹿島との前回対戦時について。前後半で内容が変わったが?)

「あの試合から、自分たちが成長している部分はたくさんあります。あの試合では、前半と後半で相手がやり方を変えてきた時に、僕らがうまく対応できなかった。いまは、試合の中で修正できているので、前回とは違った(展開の)試合になると思います。でも、鹿島には勝負強さがあるし、少ないチャンスでも決めてくる力がある。僕らとしては、隙を見せないことが大事。失点しなければ、いまは得点できている自信もあります。うまく相手の出方を見ながら、試合を進めることができればと思います」

■ソウザ
(前節について)

「(リーグ戦で)先発で出るのは久しぶりでしたが、チームに貢献できたとは思います。試合勘や連係は高めていかないといけませんが、それは試合を重ねていくごとに良くなっていくと思います。監督はポジションを守ることへの要求が高いので、まずはそこをしっかりやることが大事。その上で、前に出て行けるチャンスがあれば、攻撃でも貢献したいです。試合に出られない間も練習はしっかりやっていましたし、いい準備をして、チャンスを待っていました。トレーニングもしっかりやっていたので、フィジカル的にそこまで落ちているとは思いません。チームの調子もいいので、さらに上位を目指していきたいです」




2019明治安田生命J1リーグ 第28節 鹿島アントラーズ 0 - 1 2019明治安田生命J1リーグ 第28節