【Match Preview】好調のいま、持てる力を発揮し、リーグ戦5連勝となる大阪ダービー撃破を目指す!



迎えるリーグ戦38回目の大阪ダービー。これまで幾多の歴史を紡いできた大阪の覇権を懸けた戦いが、今節、ヤンマースタジアム長居にて行われる。

現在、セレッソはリーグ戦4連勝中。9月に入り、前回対戦時は勝てなかった川崎フロンターレと浦和レッズからも勝利。「日を追うごとに選手たちは快適にプレーできている」とロティーナ監督も話すように、日々のトレーニングの成果が実になり始め、チームに確かな力が備わってきた。さらに、この2試合は、先制後、一度は追いつかれながらも突き放す底力を発揮しており、決勝点は、いずれも途中出場の鈴木孝司に田中亜土夢。控え選手も含めた総力で勝利したことで、“チーム一丸”の雰囲気は増している。

もっとも、ガンバ大阪との戦いが一筋縄ではいかないことは、過去の対戦成績が物語っており、セレッソの選手たちに“慢心”の二文字が入り込む隙はない。柿谷曜一朗、丸橋祐介、キム ジンヒョンら、セレッソ在籍歴が長い選手たちほど、慎重に言葉を選び、努めて冷静に、今回の一戦を迎えようとしている。

「34分の1試合であることに変わりはないので、目の前の試合に全力で戦うスタンスは変わらないけど、やっぱり、サポーターのために、クラブのために、という思いは自然と入る一戦。そういう意味での楽しさや難しさは、いつもとは違う」。大阪ダービーについて、そう言葉を紡いだのは、今季からセレッソに加入した藤田直之。大阪ダービー初体験となった前回対戦時を振り返り、「スタジアムのバス入りから、サポーターがとてもいい雰囲気を作ってくれた。今回は、そういったサポーターのためにも勝ちたい」とリベンジを誓う。

その前回対戦時は、[3-5-2]とシステムを変えて臨んできた相手の前に後手を踏み、後半、対策を取るも、逆に隙を作る結果となった。「終始、自分たちのペースで試合ができなかった」(藤田)反省も踏まえて臨む今節は、これまで積み重ねてきたロティーナ監督のサッカーをしっかりと発揮し、試合をコントロールしていくことが肝要だ。

攻撃では、数的優位の局面も作りつつボールを保持し、相手の守備を動かし、隙を突いていきたい。守備では、遠藤保仁に気持ちよく配球させないこと、そして、パトリックや宇佐美貴史ら1発がある選手が並ぶガンバの攻撃陣をできるだけ自陣ペナルティーエリアから遠ざけることが大事になる。前回は、後半に入り、倉田秋に中央のスペースを突かれたが、展開がオープンになりがちな後半の戦いは、今節も勝負を分けるポイントになりそうだ。

リーグ戦では8試合未勝利が続くガンバとの一戦。これは事実として認めざるを得ない。ただし、セレッソがJ1に復帰した17年と18年、そして今季、リーグ全体の順位としては、常にセレッソがガンバを上回っていることも事実。臆することはない。現状の持てる力をぶつけ、さらなる上位進出へ向け、リーグ戦5連勝を達成したい一戦だ。



■ロティーナ監督
(今節について)
「普段のリーグ戦と同じ勝点3が懸かった試合ですが、サポーターにとっては特別な試合であり、我々にとっても、スペシャルな部分はある試合だと思っています。アウェイでの対戦時と同じく、試合自体は拮抗した展開になると思いますが、ダービーという試合は、観客が特別な感情を移入してきます。それが選手にも届き、変わったことも起こり得るのが特長です。ただし、我々も、日を追うごとに選手たちは快適にプレーできていますし、より自然にプレーすることができると思っています」

(ガンバ大阪について)
「夏に多くの選手を補強されましたが、どちらにしても、その前から素晴らしい選手たちを擁している、素晴らしいチームであることに変わりはありません。彼らより1点でも多く取ることを目指し、勝利を掴みたいと思っています」

■柿谷曜一朗
(今節について)
「大阪ダービーに臨む気持ちは毎回、変わらず、楽しみな一戦ですが、リーグ戦では負けが続いています。試合前に多くを話す必要はないと思っています。とにかく、勝利だけを目指して戦います。個人的には、ホームで昼の時間に試合ができるので、ようやく娘も見に来ることができます。まだ何のことか分かっていないと思いますが、いい姿を見せられるよう、プレーしたいと思います」

(前々節から2試合連続、先発を果たしているが?)
「今節、出場すれば、左サイドハーフで出始めて3試合目。まだまだチームが作り上げてきた、調子を上げてきたサッカーには追いつけていませんが、監督にも信頼してもらえるよう、守備や組み立てなど要求されていることも頭を使ってこなしつつ、最後の質のところでも、見ているサポーターの皆さんに楽しんでもらえるプレーを出したいと思っています」

■瀬古歩夢
(今節について)
「めっちゃ楽しみです!ガンバとは小さい頃から対戦していますが、戦う時の気持ちはずっと変わりません。負けてはいけない相手なので、勝つためにいい準備をしたいと思います。試合当日は大勢のサポーターが来てくれると思うので、声援を力に変えて、頑張ります。チームの状態や雰囲気はいいです。リーグ戦も終盤に向かっていますが、この試合を機に、さらに上の順位を目指していける、そういった大阪ダービーにしたいと思います」




2019明治安田生命J1リーグ 第27節 ガンバ大阪 3 - 1 2019明治安田生命J1リーグ 第27節