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【Match Preview】上位進出へ。清武キャプテンに勝利を届けるため。チーム、サポーターが一体となって挑む“必勝戦”

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公式戦3連勝と意気上がるセレッソ大阪。前節のジュビロ磐田戦では、リーグ戦4試合ぶりに無失点も達成。無失点は、今季のリーグ戦の半分にあたる12度目であり、守備の安定感はリーグ随一だ。攻撃陣も、2試合連続で2得点。奥埜博亮、丸橋祐介、水沼宏太と様々なところから点が取れていることはプラス材料であり、ブルーノ メンデスや鈴木孝司といったFW陣のゴールも待たれるところだ。 そんな攻守ともに好調な一方、今週は、28日の練習中に清武弘嗣が負傷離脱するアクシデントが発生。試合前日の31日、「右ハムストリング筋損傷による全治8〜10週間」という診断結果が公式に発表された。攻撃にアクセントを付ける存在として唯一無二の存在感を放ってきた選手なだけに、その離脱はあまりにも大きい。今季はここまで、練習での負荷も調整し、フィジカルコーチやトレーナーとともに細心の注意を払って自らの体と向き合ってきただけに、清武本人はもちろん、チームにとってもショックは大きいだろう。それでも、柿谷曜一朗や田中亜土夢、鈴木ら攻撃陣の選手たちは、いつ出番が来てもいいように、日々の練習に励んでおり、今こそチーム一丸で戦いに挑むとき。今節、誰がどのように清武の穴を埋めるか。ロティーナ監督の采配が注目される。 現在、チームはリーグ戦2連勝で勝点を37まで伸ばしてきた。今節、対戦する川崎フロンターレとの勝点差はわずかに『4』。勝てばさらに上位に肉薄でき、目標とするACL出場圏内にも近づく。「上位に食らい付くためにも、残り10試合、最終節まで勢いを持って戦うためにも、大事な試合。この試合の結果次第で最終的な順位が決まると言っても過言ではない。そういう(位置付けの)試合だと思う」と水沼宏太は今節の持つ重要性を語る。 J1に復帰した17年以降、セレッソは“鬼木フロンターレ”に対して公式戦5勝1分1敗と相性は良い。相手のストロングポイントを熟知した上で、守備でしっかりとブロックを作り、カウンターを効果的に決めて得点を重ねる戦い方が“必勝パターン”にもなってきた。ただし、過去の成績が今節の結果を約束してくれるものではない。「クオリティーの高いチーム」(ロティーナ監督)を相手に、今節も、「注意深く、アラートに対応し続けないといけない」(レアンドロ デサバト)ことは間違いない。 その上で、今季は安定したボール保持にも取り組み、試合を重ねるごとに、意図した攻撃が形になって表れる場面も増えてきた。だからこそ、「自分たちが取り組んできたことを出していきたいし、自分たちがどれだけボールを握れるかも大事」と水沼は、リアクションだけではない、能動的に相手に立ち向かう姿勢の大切さも強調する。 ロティーナ監督が就任した今季。緻密さが増した守備で試合を作ることは当然、大事になる。その上で、セレッソが試合を支配する時間帯も作れるはず。そうした攻守における自分たちの強みを発揮すれば、リーグ連覇中の相手とは言え、セレッソにも十分、勝機はあるだろう。さらなる上位進出へ。そして、「今季初の3連勝へ」誰よりも今節に懸けていた清武キャプテンに勝利を届けるため。チーム、サポーターが一体となって挑む、“必勝戦”となる。
■ロティーナ監督 Q:今季初の3連勝も懸かる今節について 「我々にとってすごく重要な試合になります。大変、強い相手と戦う。いい試合をするために、観客の皆さんには、我々の近くにいて下さる事をお願いしたいと思っています。いつも我々の目標は、次の試合に勝つこと。一番重要なのは、常に次の試合です」 Q:対戦相手の川崎フロンターレについて 「この拮抗したリーグで連覇するのはすごく難しいですが、川崎Fはそれを成し遂げた。連覇というのは、誰か一人か二人の力で成し遂げられるものではありません。全員がいい仕事をしたからこそ、成し得たものだと思います。クオリティーの高いチームです」 Q:戦い方について。セレッソがボールを持つのか?相手に持たせるのか? 「基本的には、常にボールを持つことを目指して戦います。ただし、それは簡単なことではありません。川崎Fはクオリティーの高いチームであり、我々にとっては、重要な挑戦になります。我々の強みがより出て、フロンターレの強みが出ないようにしていく。それが重要になると思います」 ■松田陸 Q:連勝した直近のリーグ戦2試合について 「前半はいい戦いができているのに、後半はトーンダウンしてしまうもどかしさはあるけど、その中でも、後半、耐えて勝点3を掴めていることはポジティブに捉えたい。後半ももっとゲームを支配できれば、もっと優位に試合を進められると思います」 Q:今節について 「相手は(攻撃力の高い)川崎Fなので、我慢することも大事ですが、自分たちが今季やろうとしているサッカーをどこまで出せるかも楽しみ。ここで勝てば上位と勝点差を詰めることができる。勝ちたいと思います」 Q:出場すれば、J1通算100試合目となるが? 「もうそんなに出たんだ、という感じ(笑)使ってもらえることはありがたいですし、100で満足せず、150、200と積み重ねていきたい。ポジション争いにも勝っていきたいし、結果も出しつつ、安定したプレーを続けていきたいです」 ■水沼宏太 Q:連勝した直近のリーグ戦2試合について 「前半は、今季、自分たちが取り組んできたことをピッチで出せている。(押し込まれた)後半は課題もあるけど、耐えて勝点3を取れていることは、この2年間、学んできたこと。守っても勝点を拾える姿は、自分たちに染み付いています。傍から見れば、前後半で違うチームになっているかも知れないけど、途中から出てくる選手も含めて、勝利のために戦えているのが今のチームの強みです」 Q:今節について 「自分たちが取り組んできたことを出したい。準備してきたことを、どんな相手にでもやる、ということは大前提。連勝している勢いをホームで見せつけたい。選手たちも、この試合が大事だということは分かっています。上位に食らい付くためにも、残り10試合、最終節まで勢いを持って戦うためにも、大事な試合。この試合の結果次第で最終的な順位が決まると言っても過言ではない。そういう(位置付けの)試合だと思います。川崎Fもボールを回すのがうまいチームなので、忍耐力が問われるし、我慢強く戦うことが勝つためには必要。ただ、ボールを握るのがうまい相手に対しても、自分たちが取り組んできたことを出していきたいし、自分たちがどれだけボールを握れるかも大事。いかに自分たちが準備してきたことを発揮できるか。時間帯によっていろんなことが起きる90分だと思うけど、チーム一丸で戦いたい」

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