【Match Preview】リーグ後半戦ホーム初戦。アウェイのリベンジを果たし、ホーム4連勝を目指す

今季初のリーグ3連勝を懸けて臨んだ前節のサンフレッチェ広島戦。前半、セレッソ大阪は素晴らしい内容のプレーを披露した。しっかりとボールを動かし、パスをつないで相手に付け入る隙を与えずにいると、19分、水沼宏太の直接FKが決まり、先制点も奪った。

一転して、後半に入ると、相手の圧力を受け、全体が下がると、相手ボランチへのチェックもかからずサイドチェンジも自由に許し、両サイドから押し込まれる展開に。警戒していたサイドからのクロスをパトリックに叩き込まれ、同点に追いつかれた。

スタッフによる相手チームに対する的確な分析に加え、実際にピッチでプレーする選手たちの対応力もあり、リーグ前半戦の17試合、セレッソは、前半に喫した失点がわずかに『1』。入りで崩れ、試合を壊してしまう展開は、1試合もない。常に勝利の可能性を残した上で後半に臨むことができていることは素晴らしいことだ。それだけに、相手の修正、疲労蓄積、選手交代、様々な要素が絡んでくる後半、試合終了までの試合運びを改善していくことができれば、チームの完成度はさらに上がっていく。リーグ後半戦、チームとして積み上げていくべき課題の一つになる。

もっとも、ホームにおいては安定した試合運びができていることも確か。チームが軌道に乗り切らない序盤戦はホーム3連敗を喫した時期もあったが、現在は、ホームでは3連勝中であり、4試合連続で無失点。これはクラブ史上初の快挙だ。ただし、「そのことが次の試合を約束してくれるわけではない」とロティーナ監督も冷静に語るように、“1戦1戦”の姿勢は必要になる。ましてや、今節の相手、名古屋グランパスは攻撃力に優れた得点力が高いチーム。セレッソとしては、相手にボールを持たれても、粘り強い守備の中から勝機を見出したい。

その上で、守から攻へ移る瞬間、手数を掛け過ぎずにスペースを突くことができれば、得点への道筋も描けるはず。リーグ戦では7試合未勝利の名古屋がメンバーやシステムを含めて戦い方を修正してくる可能性もあるが、セレッソとしては、相手のハイラインに生じる隙は、的確に突いていきたい。

「上位ともまだそんなに離されていないし、夏場にどのくらい勝点を積み重ねることができるかが大事になる。7月、8月は勝負」。キャプテン清武弘嗣のこの言葉が、ここからのセレッソが歩むべき道のりを示している。ここ2年、セレッソは夏場に失速し、上位から離されてしまった。今季こそ、その壁を乗り越え、上位に食い込んでいきたい。まずは、リーグ後半戦ホーム初戦となる今節。敵地で喫した敗戦のリベンジを果たし、ホーム4連勝を目指す。


■ロティーナ監督
「名古屋グランパスはタレントのある選手が前線に揃っていて、クオリティーの高いプレーを仕掛けてくる。攻撃的で、危険なチームです。我々にとっては天皇杯2回戦から中2日での一戦になりますが、しっかりとリカバリーして、コンディションを整えて試合に臨みたいと思います」
Q:現在、ホームではリーグ戦4試合連続で無失点だが?
「ホームでもアウェイでも、失点は少なくやれています。それはチーム全体で仕事ができているからだと思います。最近は守備のエラーも少なくなり、それによって、失点は減っています。基本的に、失点が少ないことはチームにとってポジティブな要素ですが、そのことが、次の試合を約束してくれるわけではありません。毎試合、しっかりと相手をリスペクトし、試合に臨むことが大切になります」

■清武弘嗣
「上位ともまだそんなに離されていないし、夏場にどのくらい勝点を積み重ねることができるかが大事になる。7月、8月は勝負。前節は、前半はトータルとして良くて、後半に動きが落ちてしまった。前半は安定した戦い方ができているので、後半の課題をクリアしていけば、チームとしてさらに良くなる。天皇杯2回戦では延長まで戦っているメンバーもいるけど、気持ちの面でみんな戦ってくれると思うので、そこは心配していない」


■マテイ ヨニッチ
「名古屋にはアウェイで負けてしまったので、今節、ホームでリベンジしたい。(名古屋は)強いオフェンス力を持つチームなので、勝つために、やらないといけないことは多い。いいFWが揃っている、ゲームメーカーもいい仕事をする相手に対し、守備陣としては仕事の多い試合になるかも知れないが、しっかりと抑えたい。ホームではずっと勝ち続けたい。アウェイでは難しい試合も増える分、ホームでは毎試合、勝点3を取りたい」

2019明治安田生命J1リーグ 第19節 名古屋グランパス 3 - 0 2019明治安田生命J1リーグ 第19節