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【Match Preview】リーグ前半戦ラストの一戦。湘南のプレスに屈せず、後半戦に弾みの付く勝利を掴みたい

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2019JリーグYBCルヴァンカップは惜しくもプレーオフステージで敗退となったが、シーズンは勝負の夏場に入り、ここから一戦一戦の結果が、収穫の秋にどのような立ち位置で迎えることになるかが決まる。 前節、セレッソ大阪はホームでジュビロ磐田と対戦し、2-0の快勝を収めた。立ち上がりからボール支配で相手を上回ると、決定機を立て続けに作り、20分、丸橋祐介のロングフィードからブルーノ メンデスが決めて、先制に成功。前々節の鹿島アントラーズ戦では前半に作ったチャンスを決め切れずに試合を難しくしただけに、この先制点がチームに与えた勇気は大きかった。今節の湘南ベルマーレ戦も、「作ったチャンスを決め切ることが大事」(丸橋)。ゴール前でのフィニッシュの精度は、引き続き求めていきたい。 その上で、今節、問われるのが、ボールの動かし方と状況判断か。湘南はリーグでも屈指のプレスの強度を誇るチーム。狙いを定めてボールを奪いに出る時の勢いと迫力は、昨季、セレッソも身をもって体感している。チームが成熟していく過程でビルドアップの向上も見て取れるセレッソだが、相手が激しく奪いに来た時、つなぐのか、回避して前に蹴り、ポイントを作るのか。その状況判断はピッチで共有したい。また、リーグ戦4連敗中の湘南が、ホームで闘志をむき出しに向かってくることは明白なだけに、生半可な気持ちで挑めば飲まれてしまう恐れもある。「ハードワークの勝負でも負けてはいけない」(木本恭生)。球際の激しい一戦にもなるだろう。 セレッソのアカデミーで育った鈴木冬一がプレーするかどうかも、今節の見どころの一つ。今季、主にプレーしている右ウィングバックで出てきた場合、マッチアップの機会が多くなる丸橋としては、当然、アカデミーの後輩には負けられない。「湘南で試合に出て、点も取っているのは知っている。アグレッシブに来るので、気を付けたい。やらせないようにしたい」と対戦を見据える。 今節は、リーグ前半戦、最後の一戦。「前節もしっかり勝っているので、アウェイでも勝ちを重ねていきたい。次の試合でシーズン前半戦も終わる。勝って終わりたい」(清武弘嗣)。ここまで7勝2分7敗と五分の成績のセレッソ。勝ち越しが懸かる今節の結果次第では、最大で6位までジャンプアップも可能。後半戦に向けて弾みの付く勝点3を獲得したい。
■ロティーナ監督 Q:ルヴァンカップは敗退したが、切り替える? 「敗退したのは残念です。ただ、カップ戦全体を振り返ると、満足いく内容でした。リーグ戦に出ていない選手たちが挑戦する機会になりましたし、そういった選手たちの調子を確かめる機会にもなりました。プレーオフステージのFC東京戦も、我々にとっては勝ち上がれるチャンスもありましたし、内容も良かった。敗退してしまったとは言え、全体的に、カップ戦の出来には満足しています」 Q:今節の湘南ベルマーレ戦について 「湘南は強いプレッシャーをかけてくるチームです。ただ、全ての試合が難しいことに変わりはありません。我々は、まず自分たちのことを考えて、そして、次に相手のことも考えながら、自分たちのプレーをしていくことが重要だと思います」 Q:相手のプレスに対しても、ボールを動かしながらチャンスを作れる手応えもあるのでは? 「そうですね。ただ、より強いプレッシャーをかけてくるチームなので、いつも以上にうまくやっていく必要はあります」 ■藤田直之 「(湘南は)前からプレッシャーに来るチーム。僕らがつなぐことを阻止してくるというか、ボールを持たせないようなプレーをしてくると思う。そこで喰われるようだと、相手が勢いに乗る。(湘南は)プレスの仕方も、ただ勢いだけで来るのではなく、勢いがある中でも、チームとしてまとまりを持ってプレスに来る。はがすのは簡単ではないけど、しっかりはがすところと、裏返してマイボールにする使い分けをしていきたい。うまく回せば、相手も来られなくなると思うので、そうすれば、僕らがしっかり握ってサッカーできる。最後の精度は引き続き上げていかないといけない。最初に点を取ることが大事」 ■木本恭生 「湘南は、最近は結果が出ていない状況だけど、チームとして常にハードワークしてくるし、サッカーで一番、大事なことを知っているチーム。自分たちは、前節、勝って、内容も良かったけど、そこで油断なり、気持ちに甘さが出ると、やられてしまう。もう一度、気を引き締めて臨みたい。(相手のプレスに対して)自分たちもつなぐところはつないで、ハードワークの勝負でも負けてはいけない」

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