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【Match Preview】5月のリーグ戦は3勝1敗と好調なチーム同士の一戦。球際、試合運び、その両面で相手を上回りたい

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先週、セレッソ大阪は、グループステージ突破が懸かったルヴァンカップ第6節・大分トリニータ戦に続き、リーグ戦では、無敗で首位を走るFC東京をホームに迎え撃った。大一番が立て続けに訪れたわけだが、見事、連勝を飾り、ルヴァンカップではグループステージ首位通過を果たし、リーグ戦では、“12戦負けなしの首位撃破”という、最高の週末となった。 「(前節は)チームとして、いいプレーをした。最近の試合では、攻撃、守備と全ての局面において、成長している」とロティーナ監督がチームを称えれば、キャプテンの清武弘嗣も、「前節はまとまりのある試合ができた。チームとして、いい戦いができたと思う。球際で戦うところは(前々節の)ガンバ戦より強く行けていた」と前節の戦いを振り返る。 その両者が口を揃えるのが、さらなる発展の重要性。「ここから連勝して、下を離していきたいし、上を狙っていきたい。前節の勝利に満足することなく、みんなでやっていきたい」と清武が上を見据えれば、ロティーナ監督も、「大事なことは、継続することではなく、さらに発展していくこと」だと語る。 公式戦4勝1分1敗と安定した成績を収めた5月を経て、さらに勝利を重ねて上位争いに食い込んでいきたい6月。その初戦となるのが今節のアウェイでのサガン鳥栖戦だ。ただし、鳥栖も監督交代後、リーグ3連勝を果たしており、昨季終盤の就任時も含め、金明輝体制では8戦負けなし(6勝2分)という強さを誇る。 「一つになって同じ方向を向いているチームは強い。それが今の鳥栖」(水沼宏太) 「完全に復調している。結果もついてきているので、気持ちも充実している」(藤田直之) かつて鳥栖でプレーし、チームとしての長所を知り尽くす2人もこのように現在の鳥栖を見るなど、今節は、前節のFC東京戦に負けず劣らず、激しい戦いが待ち受けているだろう。 「戦える鳥栖が戻ってきている。アウェイの雰囲気に飲まれないようにしたい」(清武)「球際やハードワークなど戦うところが良くなって、今の結果が付いてきていると思う。そこで負けないようにしたい」(奥埜博亮)と選手たちも気を引き締めるように、セレッソとしては、セカンドボール争いも含めた局面、局面で行われる肉弾戦で怯まず戦うことが重要だ。 その上で、「うまくボールを握って試合を進めていきたい」(藤田)「試合に向けて準備してきたことをしっかり出したい」(奥埜)と質の部分でも相手を上回ることが理想。ハードワークをベースに手堅く試合を運びつつ、ボールをうまく握ることを目指しているところも今季の両チームに共通するスタイル。スタジアム全体が圧倒的なアウェイの空気になることは想像されるが、その中でもセレッソとしては、「プレーの判断はしっかりしたい」(藤田)。 豊田陽平に金崎夢生、イサック クエンカにフェルナンド トーレス、そして、前節、復帰を果たした小野裕二といった強力なタレントが居並ぶ鳥栖の攻撃陣をしっかりと抑えつつ、冷静にゲームを組み立て、先制点をもぎ取り、勝点3を持ち帰りたい一戦となる。
■ロティーナ監督 Q:前節の勝利について 「勝利によって、より嬉しい気持ちも沸いてきますし、自信も生まれます。(前節は)チームとして、いいプレーをしました。90分間、真面目にプレーできました。満足しています。大事なことは、継続することではなく、さらに発展していくことです」 Q:今節について 「鳥栖のことはリスペクトしています。直近の3試合を勝っていますし、難しい試合を相手に強いてくるチームです。自分たちにとっても、難しい試合になるでしょう。(鳥栖は)試合の終盤にゴールを決めているだけではなく、90分間を通じても、いい仕事ができているチームだと思います。ただし、我々も、最近の試合では、攻撃、守備と全ての局面において、成長しています。これからも、日々、成長していくことが大事になります」 ■水沼宏太 Q:今節について 「鳥栖は、前節も劇的なゴールで勝って、その前の広島戦も含めて、最後まで戦う姿勢や粘り強さが出てきています。シンプルに、戦う姿勢を出してきています。3連勝は、そう簡単にできることではありません。どのチームもそうですが、一つになって同じ方向を向いているチームは強い。それが今の鳥栖だと思う。危機的状況から落ちていくチームもあるけど、上がってきているのは、団結力がある証拠。そういう強さが、今の鳥栖にはあると思います。僕らも、いまは堅く、相手の良さも消しながら、自分たちが準備したことをやろうとしています。前節のFC東京戦も、そういった試合ができました。今節も、戦う部分は当然のこととして継続して、鳥栖の特長も頭に入れながら、より自分たちの精度も求めていきたいと思います。上に上がっていくためには1試合1試合が大事だし、相手の状態に関係なく、勝利を目指して戦います」 ■藤田直之 Q:今節について 「鳥栖は完全に復調していると思います。ハードワークできるメンバーが出ているし、結果もついてきているので、気持ちとしても充実しているでしょう。自分たちにとっても、難しい試合になると思います。お互い、守備をサボらずやるチームなので、球際の戦いも増えてくると思うし、攻守の切り替えの質や走力も求められます。そういった中でも、どっちがうまくボールを握れるか。こちらが奪った後、相手が守備に切り替えてきたときにどううまく逃げられるか。裏をうまく使えるか。裏を消してくるならつなぐべきだし、うまくボールを触れたチームが、より優勢に試合を進められると思います。激しく戦う中でも、そういったプレーの判断はしっかりしたいです。前節、鳥栖はトヨさん(豊田陽平)が後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決めて、盛り上がっていると思う。スタジアムの盛り上がりも含め、難しさもある中でのアウェイ戦になりますが、僕たちもしっかりとやるべきことをやれば、勝点3を持ち帰れると思うので、試合に向けて、しっかり準備したいと思います」

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