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【Match Review】ブルーノ メンデス、渾身の一撃で首位を撃破。攻守に躍動した会心の勝利を収める

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■試合データー(選手・監督コメント/トラッキングデーター/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2019-05-25-15/ ルヴァンカップ第6節・大分トリニータ戦から中2日。ここまでリーグ戦無敗で首位を走るFC東京をホームに迎えたセレッソ大阪は、78分、松田陸のクロスにブルーノ メンデスが頭で合わせ、決勝点。攻守に狙いを持った戦いを貫徹し、会心の勝利を収めた。 先発は、直近のリーグ戦、第12節のガンバ大阪戦から一人変更。高木俊幸に代わってレアンドロ デサバトが入り、奥埜博亮が2トップの一角でプレーする4-4-2で臨んだ。試合開始時の気温が30℃。強烈な日差しがピッチを照りつける中、両チーム、気持ちの入ったプレーを披露。随所に激しい球際でのぶつかり合いが見られた一戦となったが、序盤から主導権を握ったのはセレッソ。 4分、奥埜のサイドチェンジから、レアンドロ デサバトのクロスをブルーノ メンデスがそらし、奥埜がこの試合最初のシュートを放つと、10分にも、ブルーノ メンデスのサイドチェンジから、松田、水沼宏太とつなぎ、水沼のクロスから、最後は丸橋祐介がシュート。DFに当たってわずかに枠を外れたが、FC東京ディフェンスを左右に揺さぶってのクロスから、ゴールを脅かした。 その後もFC東京のカウンターをケアしつつ、出足よくセカンドボールを拾うセレッソがペースをつかむ。ただし、ここまでのリーグ戦12試合で5失点のFC東京のディフェンスも固く、セレッソは最後の部分を破れない。43分には、鋭いカウンターから最後は丸橋がクロスを上げたが、クリアされた。得点こそ奪えなかったセレッソだが、守備ではしっかりとラインを上げつつ、全体をコンパクトに保ち、FC東京に決定機を作らせずに守った。 後半は、FC東京の攻撃に縦への速さが増し、49分、59分とチャンスを作られるも、ここをしのぐと、「いいボールの動かし方ができて、相手のエリアに入っていくことができた」とロティーナ監督も話したように、ボール回しのリズムがテンポアップし、FC東京ゴールに迫る。すると、78分。待望の瞬間が訪れた。前半から狙い続けてきたクロス攻撃が結実。藤田直之のサイドチェンジを受けた松田の狙い澄ましたクロスに合わせたのはブルーノ メンデス。相手ディフェンスのマークを外してニアでヘディングを叩き込み、セレッソが先制に成功した。 その後も途中出場した田中亜土夢が効果的に時間を使いつつ、追加点を狙うセレッソ。85分には、ブルーノ メンデスのシュートをFC東京GK林彰洋が弾いたところを水沼が詰めて、あと一歩でゴールというシーンも作り出す。表示された6分という後半アディショナルタイムも着実に経過し、勝利に瞬間が近づいていったセレッソだったが、ラストワンプレー、ヒヤリとする場面が訪れる。相手のゴールキックに対し、CBが対応を誤ると、ディエゴ オリヴェイラに抜け出され、GKと1対1のシーンを作られた。この絶体絶命のピンチに立ちはだかったのが、キム ジンヒョン。「飛び込まず、我慢して、うまく対応できた」と駆け引きで焦れることなく、相手のシュートを見事セーブした。 試合はこのまま1-0でセレッソが勝利。試合前、「僕たちがいい試合は、セカンドボールを拾える。ハードワークすることが重要」と決意を込めていたのはキャプテンの清武弘嗣だが、ピッチに立った選手全員が規律を伴ったハードワークを実行し、球際でも一歩も引かずに対応。見事、負けなしの首位チームを撃破し、スタジアムに詰めかけた多くのサポーターと喜びを分かち合った。

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