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【Match Preview】リーグ戦4試合ぶりの勝利へ、カギは先制点。ルヴァンカップの勝利も追い風にしたい

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直近のリーグ戦2試合、セレッソ大阪はともに0-1で敗れ、今季2度目の連敗を喫した。 この2試合、「多くの側面で我々が試合をコントロールできていた」とロティーナ監督も話すように、ボール支配率こそ相手を上回るも、思うように相手のペナルティーエリア内に入っていけず、シュートはペナルティーエリア外からのソウザのミドルシュートが目立つのみ。いずれも無得点に終わった。 守備でも、相手に与えるチャンスの数こそ少ないが、前々節の北海道コンサドーレ札幌戦では80分にCKから、前節の清水エスパルス戦では82分に相手GKのキックから、それぞれ一瞬のスキを突かれて失点。「崩されてはいないが、予期せぬ形から失点している。得点を奪うことができないことで、ペナルティを受けている印象だ」とロティーナ監督は語る。 どちらも勝点を獲得してもおかしくない試合を演じていたことは確かだが、攻守の歯車がかみ合わず、結果は2連敗。現在は最下位と勝点3差の14位まで順位を下げている。今節の大分トリニータ戦、負の連鎖を断ち切り、勝利を挙げるために何より必要なのが、先制点だろう。 前節の試合後、「僕らが前で点を取れていないことが、守備での判断ミスを生んでいる。点を取れれば、みんなもっと冷静に判断できると思う」と話したのは柿谷曜一朗だが、無用な焦りを取り除き、落ち着いて試合を運ぶためにも、先制し、試合を優位に進めていきたい。 ロティーナ監督就任1年目の今季。ここまでチームは内容面での成長にも目を向けて、土台となるコンセプトを積み上げることも大切にしてきたが、14位に沈む現状、今節、求めるモノは結果のみ。古巣戦となるキャプテンの清武弘嗣も、「ここで勝たないと状況が厳しくなる。とにかく結果が欲しい。本当に勝ちたい」と語気を強める。 24日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ 第4節では、ヴィッセル神戸に1-0で勝利。リーグ戦では出場機会の少ない選手たちが、チームに勢いを付けた。翌25日の練習後、「ルヴァンカップの試合を見て、いろんなモノを感じた。リーグ戦で結果が出ていない流れを変えようという強い気持ちが伝わってきた。今節、出ることができたら、そういった選手たちの気持ちも胸に戦いたい」と話したのは木本恭生だが、今節、リーグ戦での勝利を求める選手たちとの相乗効果に期待したい。 リーグ戦ではホーム3連敗で迎える今節。これ以上、自分たちの庭で悔しさを味わうことは、あってはならない。現状を打破し、未来につなげていく勝点3を、必ずや掴み取りたい。
■ロティーナ監督 「大分は昇格した後も素晴らしい戦いをしています。何年も同じアイディアのサッカーを続けているチームで、東京V時代、J2でも対戦していますが、彼らがJ1でも好結果を出していることは驚きではありません。チームとして明確なアイディアを持ち、選手たちは何をすべきかハッキリと理解しています。そういった相手に対し、勝つためには、我々自身がいい試合をすることが重要になります。相手をリスペクトすることは、毎試合、変わりませんが、自分たち自身が良いプレーをすれば、勝つ可能性は高まります」 ■清武弘嗣選手 Q:古巣である大分との対戦について 「今の大分に(直接)知っている選手は少ないし、僕と(在籍が)重なっていた選手も少ないけど、対戦はすごく楽しみです。(大分U-18の)同期でコテ(小手川宏基)がいるので、コテが来るなら楽しみだし、アカデミーの時のGKコーチが今のトップチームのGKコーチなので、会えるのは楽しみ。セビージャに行く前に片野坂さんに連絡して、大分で練習参加もさせてもらいましたし、そういう意味でも感謝しています」 Q:今節に向けて 「ルヴァンカップに出た選手たちがいい戦いをしてくれて、今節のメンバーは正直、どうなるか分かりません。自分も代えられてもおかしくない立ち位置だと思っているし、みんながそういう危機感を持っています。誰が出たとしても、チームとして一つになって戦うことが大事。大分は素晴らしいサッカーをしているけど、僕らは勝たないと状況が厳しくなります。とにかく結果が欲しい。引き分けもいらない。本当に勝ちたいです」 ■柿谷曜一朗選手 Q:今節に向けて 「きっかけを待つのではなく、自分たちがやることをしっかりやって、勝利を引き寄せたい。練習でやってきたことを試合でしっかり出したい。ルヴァンカップでの勝利でチームのモチベーションは高く維持したまま頑張れているし、ここで一緒になって戦っていければ、いい状態になれると思う。いい方向にチームは向くと思います」 Q:チームについて 「つなぐ意識は持ててやれているし、崩せそうな形もできています。1試合を通してのミスは、僕ら前の選手もディフェンスもどうしてもあるけど、ディフェンスは1回のミスが失点につながってしまう。僕らが前でチャンスを作って、ゴールを決める、そういうことをしないと、チームは上がっていきません。練習からみんなやろうとしていますが、結果で見せるしかない。僕らが点を取れば、後ろももっと落ち着いてプレーできると思います」

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