【Match Preview】新生セレッソ船出の一戦。注目度の高い神戸を倒し、開幕戦勝利を掴み取る

27年目のJリーグが始まる。日本中のサッカーファンの注目が集まるオープニングを飾るのは、セレッソ大阪とヴィッセル神戸。今季のJは、“関西ダービー”でスタートする。

世間の注目は、まずは神戸に注がれるだろう。ルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタに続く3人目の大物として、今季からダビド・ビジャが加入。その一挙手一投足に視線は集まることは間違いない。

もっとも、ホームで迎え撃つセレッソとしては、引き立て役に終わるつもりは毛頭ない。

「強いことは分かっているけど、同じ関西のチーム同士、負けてはいけない。相手に有名選手がいるからと言って、勝負に関して譲る気持ちはない」と柿谷曜一朗は不敵に笑う。

今季、セレッソはロティーナ監督を新たに迎え入れてシーズンをスタートさせた。「全員が同じところからのスタートになり、誰にもチャンスがある。いい競争ができているし、監督の求めるサッカーを意識して、ここまで練習や練習試合をやってきた」と柿谷。

始動直後、「監督が求めていることをイチ早く吸収して、体現して、みんなに示していけるようにしたい」と話した水沼宏太や、「監督の目指すサッカーに自分の武器であるビルドアップはハマっていけると思う。もっともっと戦術理解度を高めて、監督の狙いを体現していきたい」と意欲を覗かせた舩木翔など、チーム全体がフレッシュな空気に包まれた中、ここまで準備を重ねてきた。

もちろん、新たな監督の元、新たなスタイル構築を目指す過程において、「まだまだ完成には遠い」(木本恭生)ことも事実。それでも、「始動からここまでやってきた積み上げはあるので、そこを出したい」(木本)と選手たちは開幕戦に向けて意欲に溢れている。

「今年は新しい監督、新しい選手が入ってきて、新しいセレッソの始まり。一人ひとりが責任感を持つことが大事だと思っていたので、キャプテンは誰がなってもいいと思っていたけど、任せてもらったことで、より強い気持ちを持ちたいと思う」と意気込む新キャプテンの清武弘嗣を筆頭に、桜のイレブンは、いま出せる最大限の力を発揮するつもりだ。

前売りチケットは完売間近であり、懸念された天候も回復傾向にある。“史上最上級”の開幕戦とも銘打たれた一戦はワクワク感に満ちており、大いに盛り上がるだろう。期待と不安が半ばする開幕戦。ホームで迎えることができる利を存分に生かし、スタンドを埋め尽くす多くのセレッソサポーターとともに、勝利を掴みたい。










■ロティーナ監督
Q:開幕が明日に迫る中、チームの状態については?

「とても満足しています。早く試合をしたいという意欲に溢れています。自分自身、セレッソ大阪で指揮を執ることへの責任も感じながら、開幕戦を迎えたいと思います。(プレシーズンで)何人かケガ人が出てしまい、見たいモノすべてが見られたわけではないですが、全体的にはいい準備ができました。コンセプトも明確になっていますし、選手たちも意欲的に取り組んでくれています」

Q:試合当日は4万人近い大観衆が見込まれています。スタジアムへ足を運んでくださるサポーター、セレッソを応援してくださるサポーターへメッセージをお願いします。

「今シーズンの開幕戦であり、金曜日に行われる唯一の試合ということで、多くの方が楽しみにしてくれていること、注目度が高いことは分かっています。我々は、観に来てくれる皆さんに満足してもらえるように、日々、努力して仕事をしています。そして、我々にとってもサポーターの皆さんが近くでサポートしてくれることが重要です。試合当日はぜひ、我々と一緒に戦ってください。応援よろしくお願いします」

■清武弘嗣
「ロティーナ監督になって、最初の公式戦。ここまで積み上げてきたモノをどれだけ初戦にぶつけられるか分からないけど、まず初戦、開幕戦に勝つためにチームとしてやってきた。ホームでもあるし、やってきたことをしっかりと出して、勝ちたい」

Q:今季からキャプテンにも就任したが?

「今年は新しい監督になり、新しい選手が入ってきて、新しいセレッソの始まり。一人ひとりが責任感を持つことが大事だと思っていたけど、キャプテンを任せてもらったことで、より強い気持ちを持ちたいと思う。昨季の主力は抜けたけど、セレッソにも新しい選手が入ってきて、皆ひたむきに真面目にサッカーに取り組んでいる。そういった選手たちがチームにもたらしてくれるモノは多いと思うし、(副キャプテンの水沼)宏太も(柿谷)曜一朗も(キム)ジンヒョンも頼もしいので、そういった選手たちと一緒に新たなセレッソを作っていきたい」

■柿谷曜一朗
「始動からここまで、自分たちがボールを握ることにチャレンジしてきた。ボールを大事にしながら、相手の嫌なところを突いていくことを狙いとして、練習でもいい場面は増えてきている。あとは試合を重ねて、自分たちの形や精度、90分を通しての質を高めていきたい。最初からどこまでうまくいくかは分からないけど、開幕戦で神戸を倒す準備はしてきた。全員が試合に向けていい準備ができている。開幕戦はホームでもあるし、勝利を掴みたい」

Q:自身としては、どういった役割を果たしたい?

「チームとして積極性を開幕から見せていきたいし、チャレンジして、内容も良くしていきたい。その中で、自分は最後の仕事をキッチリとこなせたらいいと思う。ゴールを取って、チームを勝たせたい」

2019明治安田生命J1リーグ 第1節 ヴィッセル神戸 1 - 0 2019明治安田生命J1リーグ 第1節