【10/20 FC東京戦】Match Preview

ACL出場圏内を目指す上で、正念場の一戦。攻守における集中力を研ぎ澄ませ、リーグ戦4試合ぶりの勝点3を掴み取りにいく

前節はガンバ大阪との大阪ダービーに敗れ、悔しさにまみれたセレッソ大阪。リーグ戦での未勝利は3試合に伸び、順位も暫定ながら8位に落ちてしまった。もっとも、引き分けに終わった第26節のジュビロ磐田戦、第27節の湘南ベルマーレ戦はもちろん、敗れた前節のガンバ戦にしても、セレッソに勝機はあった。チャンスを作り、相手を上回る時間帯も多かっただけに、必要以上に下を向くことなく、今節のFC東京戦に臨むことが大事になる。

そういった中、リーグ戦4試合ぶりの勝利を掴むために高めていきたいポイントは、攻撃、守備、両方のゴール前だろう。今季のセレッソは、特に後半に入り、ポゼッション率やシュート数では高い数字を残すものの、シュートの枠内率や決定率に課題を抱えている。日々の練習からシュート練習はバリエーション豊富に行っており、チームとして精度向上には努めているが、それが結果に結び付いていないのが現状だ。試合における数字として現れていくまで続けていくしかない。今節は、ここまで28失点とリーグで3番目に少ない失点数を誇るFC東京が相手なだけに、より訪れた決定機での集中力を研ぎ澄ませていきたい。

直近のリーグ戦10試合で複数失点がなく、比較的安定している守備にしても、「毎試合、ハッキリしたプレーができずに失点する場面を作っている。裏を取られることも多いので、満足はしていない」とGKキム ジンヒョンが話すように、改善の余地はありそうだ。前節の名古屋グランパス戦、FC東京は、前線からのプレスに永井謙佑とディエゴ オリベイラの2トップを生かしたショートカウンターという、シーズン序盤に結果を出していた頃のやり方が機能しているだけに、セレッソとしては、パスの出どころとなる高萩洋次郎への警戒を強めるとともに、2トップに対するケアを怠ってはいけない。

今季のリーグ戦も残り6試合。勝点5差で追いかける4位・FC東京との今節は、ACL圏内を目指す上で、正念場の一戦となる。「ここで踏ん張らないといけないし、勝たないとACLも遠ざかる。ここで勝って、最後まで望みがあるシーズンにしたい」(清武弘嗣)「ここで勝てれば3位も射程圏内に入る。ここで勝つと負けるでは、残り5試合の見え方も変わってくる」(田中裕介)。選手たちはそれぞれに、今節の持つ重要性を語る。

息を吹き返しつつある4位・FC東京と、敵地での“ガチンコバトル”。非常にタフな一戦になることは明らかだが、選手個々のポテンシャル、チーム力ともに、十分に相手と渡り合い、凌駕できる力はある。尹晶煥体制になり、昨季、今季とリーグ戦でFC東京に3連勝中という好データもある。ラストスパートをかけたいシーズン終盤、その転機にすべく、セレッソは全力で勝点3を掴み取りにいく。









■尹晶煥監督
Q:今節に向けての意気込みをお願いします。

「1試合1試合をしっかり戦うしかないという気持ちですが、選手たちも気合いが入っています。紅白戦でも、いい姿勢を見せてくれました。あとは試合でどれだけ出せるか。リーグ戦の残り6試合、(ACL出場権内の)3位以内の可能性もあります。ただし、簡単に達成できるとは思いません。ですので、1試合1試合が大事だと思っているのです。FC東京もACL出場を狙っているチーム。そういった相手に僕たちも負けず、しっかりと戦います」

Q:攻撃における決定力がカギを握るのでは?

「今季はそこが足りません。昨季よりゲームは作れているけど、点が入らず、逆にカウンターでやられる場面が多い。昨季は先制して、相手が来たところをカウンターで追加点が取れていました。特に先制点はサッカーでは非常に大事。前節も、先に決めていれば、流れは違ったと思います。今節も、チャンスが来たときに決め切ることが大事になります」

■柿谷曜一朗
「残り6試合、負けたらACL(出場)も数字的に難しくなる。どの試合も必ず勝つ気持ちで戦うけど、結果はどうあれ、来季へ向けて、この2年で積み重ねてきたモノは残したまま、もっともっと自分たちで磨いていかないといけない。そういう意味では、自分たちにとっては今節も非常に大事な試合になります。みんなでいい準備をして試合に臨みたいと思います。自分自身、今季は出場時間も少なく不甲斐ないシーズンになっているので、残りの試合はしっかりと調整して、チームを勝たせたい」

■マテイ ヨニッチ
Q:前節の大阪ダービーの敗戦から切り替えはできましたか?

「リーグ戦で3試合未勝利になってしまい、悔しいことは悔しいけど、引きずらずに、前向きな気持ちで次の試合に臨むことが大事。シーズンが終わった段階でもっと上の順位を狙っていきたいので、目の前にある1試合1試合に集中して、勝てるように努力したい」

Q:今節の対戦相手であるFC東京について

「第8節でも対戦しているので、どういったチームかは分かっています。前線だけではなく、守備も堅い。全体的にバランスが良いチームだというイメージ。前回はホームで勝てたけど、僅差の試合でした。アウェイでも同じような試合になると思うけど、結果を掴みたい」

2018明治安田生命J1リーグ 第30節 FC東京 1 - 0 2018明治安田生命J1リーグ 第30節