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【9/9 湘南戦】Match Review

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高木のゴールで幸先よく先制も、大量得点での勝利はならず。連覇の夢が準々決勝で潰える ■試合データー(選手・監督コメント) https://www.cerezo.jp/matches/2018-09-09-19/ 今季のルヴァンカップ初戦、敵地で迎えた湘南ベルマーレとのJリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦に0-3で敗れたセレッソ大阪にとって、ホームでの第2戦は準決勝進出へ向けて、まず90分の中で最低でも3点が必要であり、1失点すれば5点を取らなければならない厳しい条件での一戦となった。 第1戦での完敗を受け、尹晶煥監督は第1戦から先発をテコ入れ。キーワードは「運動量と攻撃的」。前線では、前からプレスをかけることができる山村和也と福満隆貴を配置。その下に2シャドーとして清武弘嗣とソウザが並び、ケガから復帰した山口蛍がアンカーで構える攻撃的なシステムを採用した。また、左ウイングバックには高木俊幸を先発させ、より攻撃的な姿勢を鮮明にした。 第1戦とは打って変わり、試合開始からトップギアで臨んだセレッソは、主に高木のサイドからチャンスを作り、CKを立て続けに獲得するなど攻勢に出る。もっとも、最初の決定機は湘南。13分、山﨑凌吾のクロスに合わせた松田天馬のシュートはGK丹野研太が手で弾き、クロスバーを直撃した。事なきを得たセレッソは、25分、欲しかった先制点を手にする。 高木が山村にボールを入れると、収めた山村がスペースに走り出した高木へリターンパス。これを受けた高木が右足で巻いたシュートを放つとファーサイドのポストに当たってゴールイン。意気上がるセレッソは続く26分にも清武のクロスから山村がヘディングで狙うもGK正面に飛ぶ。29分には、ソウザがDFに囲まれながらもゴール前へボールを運ぶと、競り合いからこぼれたボールが松田陸の足下へ渡り、ビッグチャンスになりかけたが、松田陸はDFのプレスを受けてシュートは打てず。ゴールに押し込むことはできなかった。 すると、31分、セレッソにとって痛恨のアウェイゴールを湘南に献上してしまう。中盤での横パスを金子大毅にインターセプトされると、そのままドリブルで持ち運ばれ、シュートを決められてしまった。試合後にセレッソの選手が「痛かった」と語り、湘南の選手が「気持ちが楽になった」と振り返った、勝負を大きく左右した得点となった。 アウェイゴールのルール上、これで勝ち上がりには5点が必要になったセレッソは、35分、ソウザが敵陣中央から30メートル超の無回転ロングシュートを突き刺して、再びリードを奪う。41分にもソウザが思い切りよくミドルシュートを狙うなど、追加点を奪いにいったセレッソだったが、44分に落とし穴。自陣ペナルティーエリア内で山﨑を倒してしまいPKを与えると、これを山﨑に決められ、再び同点に追いつかれた。 準決勝進出へはあと4点が必要なセレッソ。51分、清武の浮き球でのパスを前線で収めた山村が右足でシュートを打つも、湘南GK秋元陽太に阻まれる。この流れから山口蛍もコースを狙ったシュートを放ったが、ここは威力が弱くGKに止められた。57分にはソウザのドリブルからのスルーパスを受けた福満が左足でシュートを狙うも、枠を外れた。追加点が奪えず、焦りの色も見え始めるセレッソ。カウンターから湘南に何度か決定的な場面も作られたが、失点は何とか防いで望みをつなげる。 刻一刻とタイムアップへ向けて時間が進んでいく中、83分、セレッソはカウンターから高木が裏を取ってドリブルで運び、最後は途中出場のヤン ドンヒョンがシュートを放つも、GKのファインセーブに防がれた。その後も、この試合、驚異的な運動量で最後まで走り切った高木を中心に最後までゴールを目指したセレッソだったが、湘南の守備を崩すことはできず、試合終了。今季のルヴァンカップは準々決勝で敗退することが決定し、連覇の夢が潰えた。

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