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【9/5 湘南戦】Match Review

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湘南との準々決勝第1戦は、走攻守で相手を下回る完敗。ホームでの第2戦で逆襲せよ ■試合データー(選手・監督コメント) https://www.cerezo.jp/matches/2018-09-05-19/ 敵地で逆転勝ちを収めたJ1第25節・浦和レッズ戦から中3日。セレッソ大阪が、湘南ベルマーレとのJリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦に挑んだ。スタメンは浦和戦から2人変更。日本代表の杉本健勇に代わりヤン ドンヒョンが1トップに入り、韓国代表のキム ジンヒョンに代わって丹野研太がゴールを守った。浦和戦を欠場した丸橋祐介はこの試合でもメンバー入りできず、左ウィングバックには浦和戦に引き続き、片山瑛一が入った。 試合は、開始から湘南の守備から攻撃への切り替えの速さに後手を踏むと、13分、16分と連続してピンチを招く。攻撃でもパスがつながらず、形を作れない。それでも、20分、柿谷曜一朗がドリブルで運んで最後はヤン ドンヒョンが際どいシュートを放つと、22分にも柿谷のドリブルからチャンスを作る。盛り返しかけたセレッソだが、この日はパスを取られてカウンターを受ける回数が多く、リズムに乗り切れない。湘南のフィニッシュの精度に助けられる展開が続いていたが、28分、ゴールを割られた。 前からのプレスが弱く、相手に中盤からの縦パスをいとも簡単に許すと、マテイ ヨニッチが寄せるも奪い切れずに展開され、最後は中央の空いたスペースでボールを受けた松田天馬に強烈なシュートを決められた。34分にはオスマルのロングシュートが湘南ゴールを脅かす場面もあったが、3分後、オスマルが裏を取られてマテイ ヨニッチがカバーに入るも、空いたスペースを使われ、決定機を与えてしまう。攻撃では湘南のプレスを回避できずにボールを運べず、守備でも前からの連動性を欠いて後手に回ったセレッソ。湘南ペースのまま前半は終わった。 後半に入ると、柿谷とヤン ドンヒョンがポジションを入れ替え、柿谷が1トップに入る。すると、52分、54分、55分と立て続けに清武弘嗣から柿谷へパスが通りかけ、チャンスになりかける。58分には、ソウザのパスを受けた松田陸のクロスに柿谷がヘディングで合わせたが、惜しくも枠を捉えることができなかった。58分、山下達也に代わり高木俊幸がピッチに投入される。片山が3バックの左に下がり、高木が左ウィングバックに入る攻撃的な布陣となるも、守備力が低下したところを湘南に狙われてしまう。 70分、左サイドの裏を突かれ、岡本拓也のクロスを梅崎司に決められ湘南に追加点を与えると、5分後には、湘南の3バックの右サイド、山根視来に深い位置からドリブルを許し、誰も止めることができずにゴール前までボールを運ばれると、最後は山根のクロスを受けた金子大毅にシュートを決められた。 この時点で、この試合に関しては勝負が決まった感もあったが、準々決勝はホーム&アウェイの2試合を通したスコアで決着が付くルール。第2戦に希望をつなげるためにも求められたアウェイゴールを目指し、終盤はセレッソが猛攻を続ける。最後は木本恭生を前線に上げてパワープレーを仕掛けると、試合終了間際、清武の放ったCKの流れから、最後は田中裕介が決定的なシュートを放ったが、ここは惜しくも湘南GK秋元陽太に防がれた。 試合はこのまま終了。攻守において、終始、湘南のペースで進んだと言わざるを得ない敗戦に、試合後の選手たちは肩を落とした。それでも、「サポーターもブーイングをせず、ああいう(励ましの)声をかけてくれた。その人たちのためにも頑張らないといけない」と話した木本の言葉どおり、ホームで行われる9日の第2戦は、必ずや、やり返さなければいけない。前回王者として、セレッソ大阪の誇りに懸けても、このまま終わるわけにはいかない。

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